二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


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株式の名言など。

目黒の

2016年12月21日 02時43分28秒 | ニ言瓦版
12月17日、ブラタモリは、目黒。
秋刀魚の話が出た。
落語の目黒の秋刀魚。
徳川家光の話。

落語の目黒の秋刀魚。
調べた。


「天高く馬肥ゆる秋。
青い空には、いわし雲がひろがり、のどかな初秋の田舎道。
ジュウジュウ焼かれている秋刀魚にお目が留まったお殿様。
そのなんとも美味しそうな匂い。う~ん。こりゃ、どうしても食べたくなる。
お殿様は、初めて食べた秋刀魚の味が忘れられなくなってしまう。
「さんまは目黒にかぎる」でお馴染みの江戸落語『目黒の秋刀魚』。

                   * * * * *

昔の御身分の高い方々は、下々の庶民の生活はご存じありません。ですから常々少しでも知りたいと思っております。
天候に恵まれた初秋の日。お殿様がご家来を連れて、
目黒不動参詣をかねての遠乗りにでかけました。目黒(その頃、江戸の郊外だった)に着かれたのはお昼近くのことでした。
近くの農家から、秋刀魚を焼くいい匂いが漂っております。その時、ご家来が「かような腹ぺこの折りには、秋刀魚で一膳茶漬けを食したい」といったのを聞きつけたお殿様、「自分もぜひ秋刀魚というものを食してみたい」とご家来に所望した。
さあ困ったご家来衆。「秋刀魚とは下魚でございますゆえ、お上のお口にはいりますような魚ではございません」
といったものの、お殿様のお言いつけではしかたがない。
何とか農家のおじいさんに頼んで焼いた秋刀魚を譲ってもらうことにした。
お殿様は、生まれてはじめての秋刀魚がすっかり気にいられた。
お腹が空いていたことも合わさって忘れられない味になってしまった。
ところが屋敷に帰っても、食卓に秋刀魚のような下魚は出てこなかった。
ある日のこと、親戚のおよばれでお出掛けになりますと「なにかお好みのお料理はございませんでしょうか。なんなりとお申し付けくださいまし」というご家老の申し出に、すかさず秋刀魚を注文した。
親戚は驚いて、日本橋魚河岸から最上級の秋刀魚をとり寄せた。このように脂が多いものをさしあげて、もしもお体に触っては一大事と、十分に蒸したうえ、小骨を丁寧に抜いて、だしがらの様になった秋刀魚を出した。
「なに、これが秋刀魚と申すか。まちがいではないのか?
たしか、もっと黒く焦げておったはずじゃが・・・」
脂が抜けてぱさぱさの秋刀魚がおいしいはずがありません。
「この秋刀魚、いずれよりとりよせたのじゃ?」「日本橋魚河岸にござります」
「あっ、それはいかん。秋刀魚は目黒にかぎる」」


この落語は、いい。

昔、大岡越前で、将軍が、秋刀魚、食って、一両出して、事件なった、話がある。
お白洲で、一両が、問題になる話。

人は、庶民は、将軍は、秋刀魚を知らないと、
人を知らない。
ブラタモリの目黒は、再放送願いたい。
目黒は、江戸時代、一大観光地だった。

今年も、初詣は、賑わう観光地は、目黒。

三遊亭金馬
https://www.youtube.com/watch?v=t428i6rJnwc
古今亭志ん生
https://www.youtube.com/watch?v=I3rY4kwqQ1k

大岡越前の吉宗は、いい。
秋刀魚の話。
https://www.youtube.com/watch?v=9iHjMs7GMAM&t=37s
この物語は、考えさせられる。
医者と、無実の罪、裁定。
生活は、秋刀魚の食える生活。
名優が映像で、生きているのは、いい。
コメント
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