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選挙に強い「小池百合子神話」がついに崩壊? 学歴詐称疑惑と15区乙武氏の苦戦で外れた目論見

2024年04月16日 | ニュース

4/15(月) 18:32  AERA dot.

乙武氏の該当演説に小池百合子氏も駆けつけた(13日、東京都江東区)

4月16日に告示される衆院東京15区の補欠選挙。東京都の小池百合子知事は、この補選を足がかりに国政への影響力を増し、7月の知事選での地盤も固めることも視野に入れていたはずだ。だが、立候補予定者の過去のスキャンダルや、自らの「学歴詐称」疑惑が蒸し返されたこともあって、意外な苦戦が予想されている。

 

「こんな数字とはびっくりしたよ。断トツでトップだと誰もが思っていたからね」

そう暗い表情を見せるのは、自民党岸田派の国会議員だ。

 

 4月16日から始まる全国3つの衆院補選は、岸田文雄首相にとって正念場だ。3敗すれば政権運営すら危うくしかねない。

 

 自民党は島根1区で候補者を擁立したが、自民への逆風を受け、苦しい情勢が報じられている。長崎3区では裏金事件が直撃し候補を擁立できず不戦敗。東京15区も候補を擁立できなかったが、自民党には当初、小池知事が推す候補を支援して勝利することで、面目を保とうという目論見があった。

 

 その東京15区で、小池知事が自ら特別顧問を務める「都民ファーストの会」から擁立したのが乙武洋匡氏(48)だ。

 

 乙武氏は2016年の参議院選挙で自民党から立候補の調整を進めていたが、女性スキャンダルが報じられたことで自民党が擁立を見送った経緯がある。22年の参院選では東京選挙区から無所属で立候補したが、敗北している。

 

 自民党は4月6、7日、独自に補選の情勢調査を実施した。この調査の結果、東京15区の立候補予定者のうち、トップは立憲民主党公認の酒井菜摘氏で18%。2番手は維新の金沢結衣氏で15%。乙武氏は11%で3番手だった。冒頭の岸田派議員は、この調査結果に驚いていたのだ。

 

 乙武氏は4月8日に正式に立候補表明の会見を開いた。無所属での立候補としながらも、会見場には乙武氏と小池知事のポスターが並べてあちこちに貼られていた。

 

 この会見では過去に報じられた女性スキャンダルが蒸し返され、乙武氏は釈明に追われた。また、自民党の推薦について、「自民から推薦を受けることはおそらく逆風になるだろう」とも発言した。

 

 この発言に自民党都連は反発。12日に自民は小渕優子選対委員長が、乙武氏から要請がないこと、地元の支部から「推薦しないように」との申し入れがあったことを理由に推薦見送りを発表した。

 

 これによって、自民党は東京15区での不戦敗が確定したが、推薦見送りを決めた背景には、乙武氏の発言への反発だけでなく、情勢調査の結果もあったようだ。東京都選出の自民党衆院議員の一人がこう話す。

 

「乙武氏が立候補を表明し、小池知事が応援すると決めれば圧勝ムードになると思っていた。しかし、乙武氏の過去のスキャンダルも蒸し返され、そんなムードはない。『選挙に強い小池神話』が崩壊しようとしている」

同じタイミングで、小池知事自身もスキャンダルに見舞われた。

4月10日発売の月刊誌「文藝春秋」5月号に、小池知事の元側近で、かつて都民ファーストの会事務総長も務めた弁護士の小島敏郎氏による「爆弾告発」と題した記事が掲載された。

 

 小池氏が再選に挑む20年の都知事選の前に、小池知事の政治とその人生を検証する『女帝 小池百合子』(石井妙子著)という書籍が出版された。その中で、小池知事の「エジプト・国立カイロ大学主席卒業」というプロフィールは「虚偽である」という指摘があったため、小池知事の「学歴詐称」疑惑が一気に燃え広がった。

 

 だが、このときはカイロ大学学長による、「小池氏がカイロ大学を卒業したことを証明する」という声明がエジプト大使館のFacebookにアップされ、疑惑は急速に沈静化。小池知事は同年7月の都知事選で圧勝した。

 

 今回の文藝春秋の記事は次のような内容だ。

 

 20年6月、石井氏の『女帝』が出版された後、小島氏は小池氏から「カイロ大学の件で困っている」と相談を受けて、こう助言したという。

 

「カイロ大学から卒業したという声明文を出してもらえばいいのではないですか」

 

 これを受けてカイロ大学が声明を出したが、小島氏は後日、声明の文案は元ジャーナリストのA氏が書いたことを知ったという。小島氏は、「大学を卒業していない小池さんは、声明文を自ら作成し、疑惑を隠蔽しようとしたのです」 と結論づけている。

 

 この告発によって、再び小池知事の学歴詐称が取りざたされる事態になった。

 

 『女帝』の著者の石井氏は取材に対し、こう話した。

 

「私の著書をきっかけに、カイロ大学が声明を出したとき、きっと裏で何かからくりがあるのだろうと思っていました。小池知事は保身のため、小島さんや都民ファーストなど周囲の人を巻き込んでいることがわかる。側近であった小島さんがここまで告発しているのですから、誰もが納得できる説明をすべき。小池知事は進退を考えるべきではないか」

 

 小池知事は4月12日の定例記者会見で、この問題について、「そもそも大前提が違う。卒業し、大学が認めている。大学の声明文も、カイロ大学の当局が意思を持って出されたもの」「毎度毎度選挙のたびにこうした記事が出るということは、そもそも残念なことです」などと反論した。

 

 今年7月に都知事選を控える小池知事。東京15区で、自民党が乙武氏に乗ってくれれば自民党に貸しができ、都知事選では自民党は独自候補の擁立が難しくなる。都知事選も優位に展開できる、という算段があったはず。

 

 それだけに、都民ファースト幹部の表情はさえない。

 

「自民党と公明党の政権与党がバックにつけば東京15区は楽勝。7月の都知事選も自民党の候補がいなければ、敵なしと小池知事は計算していたはずです。乙武氏についても、炎上もある程度は予測しつつ、小池知事の人気があれば勝てると出馬に舵を切った。しかし、乙武氏の昔のスキャンダルへの反発が意外に強いのに加えて、小池知事本人の学歴詐称までが再燃した。しかも身内だった小島氏から出るとはびっくりでした。小島氏は都民ファーストのまさに参謀、指南役でしたから、信頼性が高く、よけいにダメージが大きい。東京15区を実際にまわっても、乙武氏への反発は強く、情勢調査の数字が悪いのもよくわかる。まさかのダブルスキャンダルに党内は暗い雰囲気です」

 

 16年の都知事選挙に圧勝した小池知事は、17年9月、「希望の党」を結党して、国政進出を図った。当初は、安倍政権を倒すのではと思えるほど勢いがあったが、小池知事の「排除発言」をきっかけに流れが変わり、10月の衆議院選挙では大敗した。

 

 今回、国政選挙のために「ファーストの会」を設立し、乙武氏の出馬で初の国会の議席獲得に挑んだが、スキャンダルが勃発した。

 

 小池知事はまたもや、国政選挙を前に失速するのだろうか? 

 

 

 

 

 

 

 

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