BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

元 力 士

2019年03月08日 | 古本
BOOK OFFの均一はいつの間にか200円で統一されてきている。以前は100円や108円もあったが
それから2倍への値上げだ。わずか数年で100パーセントの値上げなんて、どこかの世界のインフレだろう。
引き取り額は2倍にしたのか、売ったことが無いので分からんが誠にあくどい商売だ。しかしアタシの古本列伝
はBOOK OFFで成り立ってきたので文句は言えないのか。
2008年から「サンデー毎日」に連載したものを単行化したもの。まあ佐野さんなりの人物列伝だが、過去に
出した単行からの引用ダイジェストが多しだ。帯にはノンフィクション「人間喜劇」とある。
中に「田中角栄を介護した元力士」という項目がある。これも偶然だが10円でワゴンに在った「凡宰伝」に
載っていた中身に詳しい。読んだ直後に東京のTVディレクターから電話があり、その元力士を取材したいと。
その元力士さんは現在(取材時に)札幌にて働いているということだった。札幌の象徴的場面や元力士 凱皇さん
が勤める介護施設やインタビューなどを撮った。後日のオンエアーを見たがそれほど長い使われようではなかった。
まあそんなもんださ(笑)あの取材からもう13年近く経つ。凱皇(かいおう)さんはまだそこでお元気で働いて
いるのだろうか。

 「新忘れられた日本人」 著者 佐野 眞一  毎日新聞社 定価1500円+税
  ( 2009年7月20日 発行 )


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