BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

封 鎖

2009年08月13日 | 古本
 ここ4,5日の暑さですっかり夏バテじゃ。
30度を越えると、アタシは全く何もしたくない。(今日は25度以下)
そして本も読めなくなる。事情は次の事による。
 日中でも夜でも読書用蛍光灯スタンドを点ける。暗いと目が疲れ、気がうせる
からだ。すると灯の熱が、アタシの乏しい頭髪の頭皮に直に当たることになる。
数分で頭と顔全体とがヒリヒリして耐えられないのだ。したがってサウナも苦手
で、あれはアタシにとって拷問にちかい。どうやら人一倍ツラの皮が薄くできて
いるようだ(笑)。アタシの寒い北方志向は、暑さに極めて弱い体質にもよる。
札幌が気温30度の日でも稚内は20度なのだし。

 ゆえに、ここ何日かではこの1冊しか読んでいない。
 「愛してるって、どういうの?」ー生きる意味を探す旅の途中でー
   著者 高遠 菜穂子  文芸社  定価1000円+税
  (  2004年4月20日 初版第4刷発行 )
 映画「バッシング」 監督 小林 政広 主演 占部 房子2005年 82分
は、高遠さんを参考モデルにしているとも言える。アタシは映画の主舞台になっ
たあの苫小牧市営住宅を見に行った(一昨年夏に)。取り壊しの予定らしく、今
は数世帯が残るのみ。その荒廃した様子の古い建物は、高遠さんを〔自己責任〕
だと大バッシングしたマスメデェアと、日本人という世間様に似ている。
 ※(いまも残る数世帯の住人のことではなく。念のため。)