L1L2対策の取説

2015-09-26 12:43:54 | 司法試験関連

入門テキスト、論文問題集、完択、論証集などのテキストは、それこそもう数え切れないほど何度も何度も読み返すことになる。何のために何百何千回と読み返すのかといえば、それは内容を「暗記」するためである。あえて「暗記」と書いたが、理解しているのは当然の前提だからである。ただ読み返すだけでは合格というゴールから見た場合、なんの意味もない。それは試験対策としては「ノーカウント」である。

つまり唯一の目的は、「テキスト内容を記憶すること」であり、「何も見ないで」「内容を再現できるようにすること」である(もちろん一言一句、という意味ではない)。再現というのは「何も見ないで」内容を「言語化できる」ということである。

勉強時間の大半はこの作業に費やされると言って良い。1日の勉強時間の半分はこのような超単純作業であって、それが受験勉強である。だから受験勉強は「つまらない」し「苦しい」のである。調査官解説を読んで唸ったりするのは趣味であって、受験勉強ではない。

L1L2対策とは、結局はこのような作業のことなのである。

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