以下のような質問がありましたが、同じような悩みを抱えている人も多いかと思うので、こちらでお返事させて頂きます(来年の予備試験合格の為のプランです)。
・旧司論文マスターは全問必要か。(平成以降などに絞った方がよいか。)
→ 優先順位としては、「平成以降のものから」というのは言えると思います(40問強ですね)。昭和の問題は、出題当時としては「新規性」があっても、今となっては「基本事項」扱いになっているようなものが多いからです。そのためインプット教材に「論点」として取り込まれているものも多いのです。但し、民法はやる価値があると思っています。 もっとも、最新版の論文マスターテキストは、掲載問題が50問程度だと思うので、とりあえず全部やってもらっていいと思います。
・新司過去問題は、答案作成→参考解答チェック→出題趣旨等を読むという作業で十分か。
→ あくまでも予備試験合格の為、というのであれば、そもそも答案作成は不要な気がします(負担が大きいので)。ただ、予備試験から本試験まで間がないので、早い段階から本試験を視野に入れたい、というのであれば、本試験過去問題の「読み込み」や「答案構成」などはやる価値はあります。おすすめは、採点実感等・出題趣旨と問題文の読み合せです。予備試験の論文が終わるまでは、これで十分な気もします。
・答練の復習は熱心にやる必要があるか(私は、答練は答案を書く機会になればよいと思っており、問題をしっかり復習してストックしていこうとはあまり考えていません。ストックは過去問のみで十分と考えています。そのため解説講義なども聴いていません。このような方式で問題はないでしょうか。過去問はしっかり復習しています。)、などの答練の活用法を知りたい。
→ 答練の復習は、知らなかった論点や新判例を「知識として」押さえておけば十分です。あと、使えそうな論証の抜き取り、処理手順をまとめておけば十分です。解説や論述例を何度も見直すものではないですし、その時間もないと思います。あとは添削が返ってきた時に、自分が競り負けている部分や、この点に問題がある旨のコメントの有無を確認し、その部分を補強する、という作業の繰り返しになると思います。