ANGELS & DEMONS

2009-04-02 01:41:38 | 司法試験関連
「ダヴィンチ・コード」が1000万部、「天使と悪魔」が250万部と言うことで、「750万人のダヴィンチコード・ファンは損をしている」という趣旨の宣伝をしていますね。要するに「天使と悪魔」の方が面白いのに、と。映画公開も迫っているので文庫版を再度推して売り上げを上げる目算のようです。

ラングドン教授シリーズである両作品は、「天使と悪魔」が先で、「ダヴィンチコード」の方が後になります。私は、04年の6月に当時勤めていた予備校の仕事で山形の大学へ行くときに、羽田空港で「ダビンチ・コード」を買って読んだのを懐かしく想い出します(実は04年5月出版なので出版直後でした)。あれから5年経ったんだなぁ、と。で、その面白さに嵌り、「天使と悪魔」も一気に読みました。その後出た「ディセプション・ポイント」も面白いですよ(ラングドン・シリーズではないので注意)。

私も正直、「天使と悪魔」の方が面白いと思いました。ただラストがちょっと無理があるかな(というより、やや荒唐無稽)とは思いますが、個人的には「ダビンチコード」より面白いと思います。そういう意味では、「ダビンチコード」しか読んでいない「750万人の読者」は「損をしている」といっていいかもしれませんね。

しかし、ラングドン・シリーズ3作目の「The Solomon Key」のリリース遅いですね。タイミングを逸してきた感じがしますが(09年リリースの噂あり)。しかし、雨後の竹の子じゃないですが、ダビンチコードの後、本当に「テンプル騎士団」「聖杯伝説」「キリストの血脈」「ヴァチカンの秘密」「秘密結社・フリーメーソン」「マグダラのマリア」系モノが凄まじい勢いでリリースされましたねぇ。さすがの私も最近は「テンプル騎士団」「聖杯」は暫くノー・サンキューな感じがします(笑)「え、また」みたいな感じで。

私は7,8冊の本を同時に読む傾向があります。小説等は一気に読んでしまいますがその他は何冊も同時に読むのがデフォルトです。気に入ったらとにかく買うタイプなのと、「この本いいな」と思うと一気に読むのが惜しいというのもあります。読み切るのが楽しみな本が同時に何冊もあるとなんか嬉しくなります。昔から自己啓発系やビジネス書関係が多いですが。

歴史小説は大学時代に軽く100冊以上読んで実はピークアウトしています。直江兼継が最近人気になって驚いています。学生時代に、「一夢庵風流記」をベースにした「花の慶次-雲のかなたに-」が週刊少年ジャンプに連載されて、そのとき一気にメジャーになった武将の一人なんです。童門冬二 『直江兼続—北の王国』が面白いですよ。「傾奇者」と言う言葉を流行らせた隆慶一郎の「一夢庵風流記」は最高に男気のある時代小説です。天下人豊臣秀吉を向こうにまわした前田慶次郎の傾きぶりは痛快な見ものです。是非一読を薦めます!直江兼継も男気溢れる忠誠心ある武将として出てきます。

ちなみに私の好きな、かつ尊敬する戦国武将は今も昔も「織田信長」です。
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