67camper's Blog

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ペデルセンとOPの初顔合わせ,果たして軍配は?

2010-12-05 00:07:21 | jazz & vocal
Great Connection/Oscar Peterson
(MPS ULS-1709-P)

デンマーク出身のベースの巨人ニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセンとピアニスト、オスカー・ピーターソンの競演はパブロ時代には頻繁に見られますが自分の記憶に間違いがなければ,このMPS盤が初共演ではなかったかと思います。OPは長かったヴァーブ時代のあとライムライトやマーキュリーに録音しますが、続くドイツのMPSレーベルへのまとまった吹き込みはファンにとっては,決して見過ごすことが出来ないアルバム群だろうと思います。14枚のMPS録音の最後がこのGREAT CONNECTIONで、このあとのパブロ時代の親密な関係の引き金にもなった演奏です。

MPSと言えばクリアな録音が有名ですし,ここでも太くて固い(まずい表現かな?)ペデルセンのコントラバスが圧倒的で、いわゆるカクテルピアニストなどではとても太刀打ち出来ない,やはりスピード感,リリシズム,パワーをオールラウンドに備えたOPががっちり受け止めてインタープレイになっているのがさすがですね。タイトルに書いた勝ち負けはなしですね。A面の"Smile"や"Soft Winds"もよいですが,個人的にはエリントンナンバーの"Just Squeeze Me"、ケリーで有名な"On The Trail"、カナダ組曲でもやった"Wheatland"のB面がお気に入りです。忘れていましたがトリオフォーマットでドラムはルイ・ヘイズです。

所有盤はテイチクが出した1500円の廉価盤。意表をついたイラストジャケですが,MPS盤の中では結構秀逸かも???