67camper's Blog

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エラとエリントンの組み合わせも好きなんだよね!

2010-12-03 07:37:56 | jazz & vocal
Ella & Duke At The Côte D'Azur/Ella Fitzgerald
(Verve V6-4072-2)

エラの60年台のアルバムには円熟味を増して新ジャンルのボッサ等を加えた圧倒的なライブパフォーマンスを収録したものがいくつかありますよね。有名なベルリンのライブを筆頭にヨーロッパで収録されたライブものが多いのが特徴ですが、本日アップの南フランス・コートダジュールの66年のライブ録音もそんな一枚です。

このアルバムではレギュラーのジミー・ジョーンズ・トリオを従えた演奏と,エリントンのオケをバックにおいた圧倒的なパフォーマンスを聴くことができますし,エリントンオケ単独のインスト曲も含まれています。エリントンのオケはベイシーに比べるとややもすると難解な印象を持っていたのですが,エラのバックに回った時には完璧なサポート態勢を見せてくれていますね。A-1のマックザナイフ,挨拶代わりの一発です。聴いてて楽しくなる演奏/歌唱ってこういうのを言うんでしょうね。捨て難いのがA-3のバードランドの子守唄です。明快なディクションで唄うエラの歌唱は,名唱と言われたサラのボーカルとは好対照で面白いですよね。自分のアルバムだけかもしれないですが,GATEFOLD COVERのサイド1と4がカプリングとなっているのです。もう一枚ではサイド2と3、なんでこんなややこしいプレスにしたんでしょう・・・?。でここからはややこしくなりますので曲名だけで行きますね。エラのバラードが冴える"The More I See"や"Misty", ボサノバテイストのジャズサンバも聴きものですね。エリントンとエラなら絶対聴きたいのが”スイングしなければ意味がない”ですが、ここでのスキャットはエラならではという感じですし、多分レイ・ナンスだと思いますが男性ボーカル、ゴンザルベスのサックスのチェースは最高の盛り上がりですね。

ジャケットは古びたパブロみたいな感じのモノクロですが,中に写っているエラは明らかに若いし,絶対楽しめるライブですよ!所有盤はクレジット順が違っているし、間違いなくどこかの再発盤です。