Come Rain Or Come Shine/Fran Warren
(Venise 7019)
皆さんはジャケット違いのアルバムを全く気が付かず購入した経験はおありでしょうか?。自分は多分にジャケ買い(カバーが良ければ中味が良いだろうという先入観で内容も吟味せず購入する事)が多いもので、まさか同じレコードとは思わず購入してしまう事が恥ずかしながら良くあるのです。インストものではVERVE系、プレステッジ系のもので良く経験しますが、ボーカルでもたまにあります。本日アップのFran Warrenの2枚もそうです。恐らく原盤は下にあるTOPS盤(自分のは再発)でしょうが、Venise盤は再発でしょうが、原盤を上回る粋なカバーが魅力でついついこの事態に陥ってしまうのです。本日はこのFran Warren盤をアップいたします。
Franのボーカルは個性を前面に押し出すような唱法や声を持っているわけでなくノーマルで素直な語り口が魅力です。この盤ではミュージカルナンバーを中心に"Hey There", "Imagination", "I Can't Get Started", Don't Blame Me", "Exactly Like You", "They Can't Take That Awaty From Me", "You Don't Know What Love Is", "Come Rain Or Come Shine", "Bewitched"など良く知られたスタンダードが目白押しです。伴奏はMarty Paichのアレンジで、Bob Enevoldsen, Don Fagerquist, Mel Lewisなどすぐれたジャズメンの参加、ソロが、見逃せませんね。
Hey There/Fran Warren
(Tops L1585 reissue)
所有盤は上述のVenise盤ですがオリジナルカバーは上のTops盤のものです。原盤ジャケは良くボーカル本に掲載されてますが、ベンチに座った男女を捉えたVenise盤のカバーにはとても及ばないと感じているのは自分だけでしょうか・・・???