67camper's Blog

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こんなピアニストにも目を向けたいものです。

2010-02-03 00:51:46 | jazz & vocal

The John Williams Trio
(Emarcy MG36061reissue)

 ジャズ界では、たった一枚しかリーダーアルバムがないアーチストがたくさんいます。ボーカル界でもそうですよね。プレイヤーの方でピアニストに多い気がするのですがいかがでしょう???本日アップのジョン・ウィリアムスもそんなピアニストの一人です。

 てっきり西海岸のピアニストと思い込んでいたのですが、バーモント州Windsorの出身と言いますかられっきとしたイーストコースターです。ピアノスタイルはシングルトーンでキラキラしたフレーズを弾くピアニストではなく、ブロックコード主体で追い込んで行くようなスタイルはある意味独自のものかもしれません。フェイバライトピアニストとしてホレス・シルバー、ハンク・ジョーンズを挙げていますし、彼らからの影響も見逃せません。メンバーはピアノにウィリアムスは変わりませんがBill Anthony(b), Dick Edie(ds)のセットとErnie Farrow(b), Frank Isola(ds)のセットです。収録曲も"Baubles, Bangles And Beads", "Flamingo", "A Sleeping Bee", "Manteca", "Someday My Prince Will Come", "Like Someone In Love"とスタンダード揃いで効き易いですし、"Good Morning Blues"で聴かれるFarrowのウォーキングもすばらしいですね。たたみかけるようなウィリアムスのピアノが印象的ですね。

 所有盤はカバーはオリジナルそのものなんですが中のビニルのラベルはブルーのマーキュリーラベルです。オリジナルはEmarcyですよね。10インチもリリースされていたかと思います。コーティングが効いたEmarcyらしいカバーが美しいですね。