67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

69conv. Owner's Manual

2007-10-01 23:34:54 | Volkswagen

 今回,69VW convertibleの購入にあたりたくさんのコメントやメールを戴きました。なかでも、現在69westyに乗る秋田のちゅうさん(以前はSEA BLUE仲間でした)から、「こだわりのフルレストアを写真で紹介してよ!」みたいなメールを戴きました。
 
 ならばということで小出しにblogにアップして行きましょう!!!

 まずは,第一弾,これから行きましょう!古いマニュアルです。多分,自分が3RD OWNERぐらいになるかと思いますが,ラッキーなことに車内に当時のマニュアルが残されていました。Volkswagen Of America INC.と名前が入った英語版ですが、当時のマニュアルはオーナーレベルでの整備を念頭に置いたdescriptionが嬉しいですよね。自分の66bugや67タイプ2のマニュアルも年代が似通っていて同じ感じです。インクの滲みが残念ですが購入日が5.12’69と書かれていて,このconvのchasis No.が159660107と記載されているのが嬉しいですね。

 いろんな年式の特徴を書いた書物もありますが,オーナーズマニュアルに優る物はやっぱりありませんね。

ホンク,ムードばかりじゃないジャケーのテナー

2007-10-01 05:51:27 | jazz & vocal
Illinois Jacquet Flies Again/Illinois Jacquet
(Roulette R52035)


 この週末,blog仲間のNOTさんから本邦で特に人気の高いハーレムノクターンを収録したVERVEのSWING'S THE THING (VERVE MGV-8023)がアップされました。そのログに触発され本日はジャケーについて少し考えてみます。確かにこの曲,最初に聴くとNOTさんの言う”ストリップ小屋”の定番ソングとも思えるクネクネテナーで”ちょっとなあ~!”と言われるジャズファンも多いと思います。同じような定番ソングに"タブー"や”ベサメムーチョ”がありますがピアソンやペッパーにはこんなストリップ小屋の雰囲気はないですよね。ある意味こう言った臭さ、アクの強さはジャケーの本質なのでしょうね。

 一方,先日から話題になっているフリップの激しいブローが聴けるのが"PERDIDO"ならば、ジャケーをホンキング,ブローテナーの第一人者にのし上げたのはライオネル・ハンプトン楽団での"Flying Home"だと言われています。この演奏自体は音源を聴いたことがないですが,ジャケーがテキサステナーの草分けであることを証明した演奏らしいですね。当時のジャケーはこのハンプトン楽団,ベイシーバンド,そして自己のオケとビッグバンドでの活躍が目立ちます。本日のアップは、前記の"Flying Home"からかなりたった59年の録音でNOTさんが"SWING’S THE THING"で指摘したミディアムスウィングが聴ける好盤です。タイトルは"Flies Again"ですが以前みられたホンカーぶりはなりをひそめています。

 メンバーは詳細不明ですが、Russell Jacquet(tp), Budd Johnson(ts), Jimmy Jones(p), Bary Galbraith(g)等が含まれたビッグコンボないしはスモールオケ風の編成です。ここで聴かれる"Robbin's Nest"、 " Lean Baby"、お得意の"Bottoms Up"や”I Don't Stand a Ghost of a Chance”での演奏はジャケーのしなやかなメディアムスウィンガーへのメロディックなアプローチがきかれ好ましいですよね。そしてこのLeonard Slonevskyのカバーのイラストが最高です。NYの摩天楼の夜空をサックスを持って漂うジャケーのイラストがとても印象的ですね。

 所有盤はRouletteモノラル盤で、白地にマルチカラーバーのセンターラベルです。有名盤ではないですが秘かな愛聴盤と言ったところです。