67camper's Blog

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柔道着のブレイキー

2007-10-23 01:19:16 | jazz & vocal
Golden Boy/Art Blakey and the Jazz Messengers
(Colpix CP478)


 アートブレイキーのジャズメッセンジャーズはモダンジャズを代表する名コンボであるのはご承知の通りです。特に,ブレイキーの新人発掘能力は素晴らしく,彼らをリスペクトし、充分なソロスペースを与え、彼らのオリジナルを積極的に登用し、そのalmuniたちは一様にいわゆるイーストコーストスタイルの核としてシーンで活躍したことは誰もが認めるところです。本日のアップは、バンドの現役,alumniが入り乱れた11ピースのプレイヤーの共演でミュージカルの"Golden Boy"の曲を取り上げたコルピックス盤です。本日参加のミュージシャン以外でも,ブラウニー,シルバー,ゴルソン,マクリーン、D.バード,ティモンズ、ドーハム,モブレイなどもJMで確固たる地位を築いたと言えると思います。

 前述の11ピースとはLee Morgan, Freddie Hubbard(tp), Curtis Fuller(tb),
James Spaulding(as), Wayne Shorter(ts), Charlie Davis(bs), Julius Watkins(frh), Bill Barber(tuba), Cedar Walton(p), Reggie Workmann(b) Art Blakey(ds)の豪華なメンバーです。アレンジはShorter, Walton, Fullerという顔ぶれです。サイドAの"Theme From Golden Boy"はモーガンのショーケイスです。続く"Yes I Can"のコルトレーンマナーのShorterも素晴らしいですね。B面冒頭はブレイキーのドラムソロで始まる"This is a Boy"も印象的です。B-2は当時の3管JMを想起させるサウンドでハバード、ショーターの好プレイを楽しめます。B-3のI Want To Be With Yuouのバラードでのフレディも良いですね。

 所有盤はコルピックスのモノラル,オリジナルで両溝がみられます。何と言っても柔道着のブレイキーのカバーが印象的ですね。