『ソウルボート航海記』 by 遊田玉彦(ゆうでん・たまひこ)

私たちは、どこから来てどこへゆくのか?    ゆうでん流ブログ・マガジン(エッセイ・旅行記・小説etc)

2012年の手前

2010年04月17日 13時49分43秒 | 2012年説
       太陽光こそが神々の降臨

最近、2012年に宇宙的大変化が起こって、地球はどうなるのかといった不安を抱く人が増えているようだ。映画「2012年」の影響だろう。ノストラダムスのお次ということだが、さて。

結論からいえば、心配することはない、である。フォトンという光子帯に地球が突入するというのは、どうもSF話で、NASAも天文学者も認めていない。また、マヤの万年暦が2012年12月23日で終わっているという話も、フォトンうんぬんとは無関係に思える。

ただし、こうした一連の話を結びつけて、地球規模のカタルシスが起こる事を煽りたがる連中がいるようだ。そこには明らかに意図(シナリオ)が見え隠れする。キリスト教世界の「神の再臨」を真剣に待ち望んでいる信者が世界に何千万人いるだろうか。その人たちにとって、2012年は待ちに待った日だ。私は、ある欧米人ジャーナリストから、西洋人の思惑を、日本人には理解できないだろうとあからさまにいわれたことがあるが、この島国に居て知り得ない宗教感情や理念があるのだ。

だから、2012年には、何かが起こされる可能性を否定できない。中東域でのイスラエルとイランとの戦争かもしれない。日本ではニュースにされないので、その辺の緊張感というのもが伝わってこない。成層圏で核を炸裂させて地球を光り輝かせ、降臨をイメージングさせるのではと語るネット人もいる。地球規模のマインドコントロールだという。映画「天使と悪魔」のラストシーンだ。なにが起こるにせよ、人間が創作するものに違いない。みな平等に今生の一回こっきりの大事な人生だ。そんな詰まらないことを画策して、アホかいな、である。笑って2012年を迎えればいい。