『ソウルボート航海記』 by 遊田玉彦(ゆうでん・たまひこ)

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三斗小屋温泉

2010年04月16日 16時51分54秒 | 温泉へ行こう!
       大きな露天風呂が名物

那須・三斗小屋温泉(栃木県)

また、途端に寒くなりました。こんな日には、温泉に浸かりたくなりますね。目だけでも入ってください。ということで、那須の山中にある秘湯「三斗小屋温泉」を紹介します。那須岳の麓には、名湯が数ありますが、ロープウェイで山頂まであがり、そこから2時間ほど歩いて辿り着く温泉です。

昔は、福島からの脇街道沿いとして栄え、10軒あまりの宿があったそうですが、今は山中に道も隠れ、徒歩で行く好事家か登山者のみの秘湯として知られています。宿は、「煙草屋旅館」と「大黒屋旅館」の2軒だけ。私はパイプを吸うので、煙草屋旅館に泊まりました。大黒屋もタバコは吸えますけど。

煙草屋旅館の風呂(写真)は、最高です。ほんとうに自然風景しか見えません。自分がニホンザルになった気分。天気が良ければ燧ヶ岳や会津駒ヶ岳が遠望できます。昭和30年代までは、湯治客が長期滞在して身体を治したそうで、温泉名の由来は、米を三斗食べないうちに治るといった評判から付いたとか。皮膚、神経、胃腸病などに効能あり。文庫本と酒を担いで1週間は滞在したい温泉です。

【データ】
栃木県黒磯市三斗小屋温泉「煙草屋旅館」 ☎0287-69-0882   冬期休業(12月~4月、ただし年末年始4日間は営業) 料金/1泊2食8000円 交通/東北新幹線那須塩原駅から那須ロープウェイ行きバスで1時間15分、那須ロープウェイ下車、那須ロープウェイ山頂駅から徒歩2時間、鉱山事務所跡から登るルートもあり徒歩1時間40分