EMと名付けられた有用微生物の培養菌類は、開発からすでに30年が経ち、農業分野では知られた存在です。農薬・化学肥料を必要としない農法がおこなえるとして、各地で取り組みがなされ、世界各国へ普及しています。しかし、広く公には認知されていないようで、一般には「?」。
EM開発者の比嘉輝夫教授は、放射能を分解する能力があるとして、震災後、福島でEM散布の実験がなされているようです。すでにロシアのベラルーシでは、その効果が認められているといいます。福島でも半減期に30年かかるセシュウムが、EM散布した農地で半減しているようです。しかし、一般報道ではほとんど取り上げられることがありません。国が全面で採用していないからで、しかし農水省は黙認していて、ボランティアでの散布作業を展開しています。
菌類が放射能を消す? そんなことが起こるはずがない・・・学会が認めないものを、国が公に認めるわけにはいかない、といった事情があるようです。ここでも、それぞれの既得権の問題が内在しているのです。それが社会のすべての元凶といってもいいと思います。
理論確立はされていないが、現場で実証されているではないか! そんなことは関係ない! 消えたというデータがあるではないか。そんなことは認められない。では、われわれ独自で散布します。そういうことでEMチームが動いているようです。
果たして、このEMとはいかなる培養菌なのか・・・
EMについてもっと知るには、自分で試してみるしかないと、今日「わした日暮里店」へ行って、入門セット(たったの800円)を購入しました。EM1という原液に糖蜜を混ぜ、活性液を作ります。家庭では生ゴミ処理や、園芸などに利用。ゴミの匂いが消えるか、園芸では植物がどう生長するか、など、その結果を実感できます。
効用はさらに生活全般にあるようですが、まずは基本から試してみよう。本やネットで見聞きするだけでなく、実感を得ることが大事です。自分で試してみて、どうかはまたご報告します。