サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

雷よりも

2019年08月21日 22時41分45秒 | 今日のサキさん
サキさんの食事介助に向かう途中から、空が暗くなり、遠くかすかに雷の音が聞こえてきました。

サキさんの特養さんに着いた時には、はっきりとそれとわかる音になっていました。稲光も見え始めました。サキさんも私も、あんまり雷は得意じゃありません。

それでも、今日のサキさん(他の利用者さんも含めて)あまり気にならない様子です。スタッフさんたちの方が、そわそわしだします。
「雷、鳴り出したね」スタッフさんが声に出しても「そうかね」気のない返事。利用者さんは腹が座っているのか、それどころじゃないのか、我関せず・なのか。


食事前のサキさん。かろうじて目は開けてくれましたが、表情は冴えません。これが最近のいつもの表情。これが笑顔だと思って、やっていきましょう。

今日は、麦とろご飯。つるッとしていて食べやすいのか、いつもよりたくさん食べてくれました。

途中、思いっきり近くに雷が落ちた感じ(光ったと同時に轟音が)の時があったのですが、それでも皆さん、あまり反応はありませんでした。

食事もひと段落して、サキさんの耳をマッサージすると、思いっきり顔をゆがめて反応してくれました。耳を折りたたむような動作の時と、耳たぶを引っ張る時、とっても大きな反応で応えてくれます。サキさんには、雷より、こちらの方が強烈に響くのでしょうか?


食後のサキさんです。

今度は土曜日。それまで、待っててね、サキさん。

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