分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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気ままに綴っています

高たんぱく食で鬱!になる理由

2021年05月08日 | 分子栄養学ブログ

分子栄養学出会いたて
学びたての方がよく陥る、、、



『タンパク質が大事』

ということを小耳にはさみ👂👂👂

 

食生活と心を入れ替
高たんぱく食に走るパターン

 

これ、場合によっては逆に体調崩す人がいるので
ちょっと注意です🙌


高タンパクしすぎると、

メンタルトラブルを引き起こすパターン

 


本には📚📖

・タンパク質が大事
・高たんぱく食をしよう

 

と書かれていることが

よくあるかもしれませんが、


高たんぱく食をすると、
アンモニアが必ず発生します

 

アミノ酸の化学式はNH2
これ(NH2)は、アミノ基と言われるものです

 

NHのNは、
窒素のことなのですが、

アンモニアの化学式はNH3と表記されます

 

学生時代に化学を一切
勉強しなかったわたしにとって
なんだか難しくて
わけの分からん話になってきました(笑)

 

難しい化学の話はすっ飛ばして、
Nがついているものは、
アンモニアを発生させる!

と、単純に覚えましょう

 

わたしたちはN(窒素)を取り込むと、
必ずアンモニアを発生させてしまうのです



たんぱく質の化学式もCHONですので、
高タンパク食は、Nを沢山取り込む…

つまり、高タンパク食をするということは
アンモニアを沢山発生させるということです

 

アンモニアは毒なんですょ…🏴‍☠️


毒は身体に害ですから、
肝臓で解毒し、
腎臓でろ過して最終的には
おしっこの尿で排泄していきます🚽

 

これでめでたしめでたし…

となるのですが、

 

分子栄養学的に、

ちょっとまった



アンモニアを処理する時に、
尿素回路でビオプテリンという(BH4)補酵素を大量に使ってしまいます

 

実はこのビオプテリン、
幸せホルモンであるセロトニンを作る時の

補酵素でもあります

 

アンモニアの処理と、
セロトニン合成と、

BH4は引っ張りだこになるわけですょ

 

つまり、

尿素回路で行われるアンモニアの処理に

ビオプテリンが消費され過ぎると、
セロトニンで使う分までまわらなくなる恐れがあります😱

 

高たんぱく食のしすぎて
BH4がアンモニアの処理にばかり消費されてしまい、
セロトニン合成が低下

 

高たんぱく食をして
なんだかメンタルが悪くなった

という方は要注意ですね…

 

さらに言うと、
セロトニンが、

眠りに関係するホルモン・メラトニンを
合成していきますので、

 

セロトニン不足は
メラトニン不足に繋がり、

うつと不眠は、常に隣合わせのお悩みであると言えます

 

眠れない人は
メンタルが悪いし、

 

メンタルが悪い人は
眠りが悪いのです


これ↑古すぎて知っている人いないかもしれませんが

金色夜叉をイメージして
BH4が尿素回路に奪われる図を表してみました

(金色夜叉って、明治時代の超有名、人気小説なのですが…)
←知らんし!と突っ込まれそう

(笑)


寛一が、許嫁である自分を捨てて、
金に目がくらんで
デブでハゲの成金じじい(言いすぎ(笑))に
嫁いだお宮を、蹴り飛ばしています。

 

アンモニアの処理に追われるBH4を寛一に見立て、
セロトニン合成にまわる暇などない!と、
セロトニン子をBH4が蹴り飛ばしているところです

 

足りなきゃもっとBH4を
作れば良いと思うでしょうが、、、

 

ビオプテリン、体内で合成されるのですが、
(ハチミツのローヤルゼリーにも入っているとか)

ビオプテリンの合成を低下されてしまうものは
感染や炎症です


炎症・感染時、BH4の合成が
低下してしまうと言われています


腸内環境が悪い人
鼻炎やアトピー、アレルギー

自己免疫疾患がある方は
ビオプテリン合成がもともと低下している可能性があるのですね

 

より、過剰な高たんぱく食には要注意です

コメント
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