パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

宝蔵寺・伊藤若冲生誕300年法要

2016年02月10日 | 日記
伊藤家菩提寺である「宝蔵寺」で「伊藤若冲生誕300年法要」が厳修されました。
観光寺院のように有名な寺ではなく、普段は非公開ですが、
特別公開ということもあって、「若冲フアン」で本堂は満員でした。
法要の前に若冲の作品や「弟の伊藤宗厳(白歳)」、「弟子の若演、環冲」など、
若冲派の作品の寺宝が書院で公開されているのをを鑑賞してきました。
よく若冲の展覧会で見られる「雄鶏」の鮮やかな朱色の鶏冠のイメージと異なり、
「竹と雄鶏図」は墨一色の雄鶏がダイナミックな掛け軸は素晴らしかったし、
賛の添えられた石板画の「髑髏図」も、寺で見る掛け軸は趣が異なりました。
6月には、「細見美術館」で展覧会が開かれ、何点かは展示公開されるらしい。
法要は、住職を導師に二名の僧侶の読経、散華、焼香、参拝者全員の焼香で進み、
最後に小島英裕住職の娘さんによる、奉納演奏が行われました。帰宅後氏名検索すると、
クラリネット演奏をされた「小島奈々さん」は、
「第2回いかるが音楽コンクール」で、参加当時堀川高校2年の生徒さんで、
高校生管楽器部門一位」、「管楽器部門総合一位」に輝く若手のホープさんでした。

パンフレット(小さい画像をクリックすると拡大します。)
   


特別公開の寺宝一覧

宝蔵寺拝観の栞(小さい画像をクリックすると拡大します。)







記念の御朱印

法要で撒かれた散華


境内には、若冲の建てた親の墓や弟の墓がありますが、若冲の墓は他のお寺にあります。
今は、伊藤家は絶えており無縁さんになってしまっていますが、それを惜しんで
若冲応援団」が結成され、記念碑を建てたり、一族の墓石の破損修理や保存等に努められているそうです。
*若冲は、伏見の石峰寺門前の自宅で、寛政12年9月10日、85歳で,生涯を閉じ、
石峰寺に埋葬されています。




本堂には本尊の阿弥陀如来像が祀られているほか、毘沙門天、大日如来が祀られています。
 
八臂毘沙門           天道大日如来
 
 
鬼瓦と猪目懸魚           寺紋(五七の桐)の軒丸瓦


境内の椿


                   法要が終わってから、与謝町の谷口酒造さんからということで甘酒の振舞いを頂戴しました。










コメントを投稿