パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

寂光院 「厄除け かぼちゃ焚き」

2016年12月27日 | 日記
12月24日、歳末の供養シリーズ?の最後とばかりに、寂光院「かぼちゃ焚き」に行ってきました。
寂光院のおさらいから
宗派 天台宗 (尼寺)
山号 清香山
寺号 玉泉寺
本尊 地蔵尊 (六万体地蔵尊)
「寂光院」の正式名の山号、寺号は知りませんでした。
寂光院といえば、平成12年放火により本堂が焼失、5年後、復興再建されたことでも有名です。
平家物語、建礼門院で有名ですが、創建は、何と594年(推古2年)。
聖徳太子が父用明天皇の菩提をに弔うため創建と伝わる。
寂光院初代住持は聖徳太子の御乳人であった玉照姫(たまてるひめ)。
[敏達十三(五四八)年に出家した日本仏教最初の三比丘尼の御一人で、慧善比丘尼という]
本堂は、1603年には豊臣秀頼が片桐且元に命じて修理、更に
その後には豊臣秀頼や淀君、徳川家康らが再興に尽力したとされている。
聖徳太子の時代と大原の里。地域的には関係づけは難しい…。
タイムトリップがロマンを呼びます。また調べてみたい…。


行事の案内



拝観の手引き


ご本尊 地蔵菩薩立像
(パンフレットより)


拝観券


散華 表       裏


ご朱印     ご朱印の袋



寂光院入口       扉の菊の透かし彫り
            (左・菊に梶の葉 建礼門院のお印)


山門             本堂              書院   

   
鐘楼と姫小松        鐘楼       「諸行無常の鐘」    秀吉寄進の雪見燈籠

 
西門の向こうに建礼門院侍女の墳墓  階段を登らないとお参りできません(翠黛山)

 
                   四方正面の庭        三段の瀧「玉だれの泉」             


66段の紅葉坂      苔むした茶室入口      お茶室「狐曇」

 
御茶室「狐曇」


            客殿正面


冬至の日には「ん」の付く食べ物を食べると運が付くと言い、
かぼちゃ(なんきん)を食べるようになったと言われます。
また、冬至にかぼちゃを食べると無病息災の御利益があるとされています。
寒い冬にかぼちゃのあたたかな甘みで、皆様ほっとして頂ければ幸いです。
                         (寂光院歳時記より)
かぼちゃは、広い客殿で、ゆっくりと美味しくいただきました。


  床の間の掛け軸「寂光」    平家物語巻一の屏風と安徳天皇の人形


百足封じの護符
山科にある天台宗門跡寺院「毘沙門堂」の       
護符が柱に貼ってありました。            
百足(ムカデ)は毘沙門天の使者(眷属)とされており 
人間に危害を加えるムカデたちを           
 毘沙門天の力で封じ、厄や災難・害虫の侵入を防ぐと言う。

護符を開けると…こうなっているらしい
「毘沙門堂」を真ん中に、
右に「牛王」、左に「宝印」
百足が彼方此方に…百足文字?

(お参りされた方のブログ転用)
 

寂光院は、余りにも有名ですが通称です。
通常は寺院の塔頭として院があるのですが、「清香山 玉泉寺」の子院だそうです…?
「鳳智松殿」という名の宝物館&売店があります。
焼失を報じる、京都新聞が展示されていましたが、写真に立ち尽くす関係者…
天台声明の第一人者故天納傳中大僧正の姿もありました。
(客殿の「寂光」は大僧正の揮毫かも…)

京都・大原・寂光院・建礼門院

建礼門院徳子大原西陵(宮内庁管轄)
      
五輪の塔の仏教式御陵

コメントを投稿