パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

有楽椿(ウラクツバキ)

2018年03月09日 | 日記
新聞で紹介されていた「等持院の有楽椿」を鑑賞に行ってきました。
このお寺は高校時代の校区で良く知っていたものの「椿」まで興味は…。
近くの「龍安寺」が余りにも有名で観光客も少ないようです…
60年ぶりかな…場所は記憶にありましたが…車では初めて。
地元の方に教えて頂いて、山門を潜り抜けた奥に駐車場がありました。
改修工事中で、庭園のみの拝観でしたが、目的の「有楽椿」は観賞できました。

等持院…
足利尊氏が、1341年天龍寺の夢窓国師を開山に迎え創建されたのが由来。
足利将軍歴代の菩提所となっていたが、御多分にもれず、応仁の乱等で
市内の多くの寺社と共に衰退した。
しかし、豊臣秀吉、秀頼により再建され、足利15代、230余年の歴史的な
貴重な文化財が保存されているお寺です。

 

 


有楽椿…
織田信長の弟で茶人でもあった織田有楽斎長益が、茶の湯の席に好んで用いたと伝えられているところから
呼ばれるようになったとか。
有楽椿はツバキ科ツバキ属の常緑高木で、原産地は日本。
関東では太郎冠者(タロウカジャ)とも呼ばれているそうです。
室町時代の頃、中国から持ち込まれた椿(ツバキ)の原種である西南山茶(ピタールツバキ)と
日本の藪椿(ヤブツバキ)との交配ではないかと推定されているそうです。

樹高は5~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は12~4月である。
椿(ツバキ)と違って花がラッパ状に咲き、一重咲き。
その控えめな咲き姿が受けて、古くから茶人が愛した花。
花の色は濃い桃色である。



駒札による紹介
『有楽椿(通称 胡蝶侘助)
樹髙十数メートル。
根元の幹周「100センチ」
地上85センチで三つ又になり
現存の有楽椿中最大樹で
四百有余年の樹齢の珍しい銘樹で
織田有楽の時代豐公が秀頼に寺を
再建させたとき庭園の修復と共に
植えたものと傳えられる。
早春から四月まで
みごとな花が咲きます。』


 

  

 



庫裏の「火乃用心」の表札と奥から達磨様が見張っていました?


翌日、NHKのTV番組で「城南宮」の「枝垂れ梅・椿」の中継を見て、「有楽椿」を観に行ってきました。
 
「枝垂れ梅」

  
『有楽(太郎冠者)12〜3月紫を帯びた桃色 筒咲き』

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