パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

鼉太鼓

2015年10月31日 | 日記
読めないです…。「だ」「だいこ」と読むそうです。
この漢字が変換できることにも驚きました。
因みに、藤堂明保編「漢和大字典」によれば、25画です。
名詞で、「わにの一種。性格はおとなしい。長江わに。」とあります。
「鼉鼓」は、①鼉の皮をはった太鼓 ②太鼓の音。鼉の鳴き声に似ている
語源的には『長江に棲息するワニの皮を張った太鼓』と言うことのようです。
資料によっては、「大太鼓(鼉太鼓)」と表記されています。

万葉文化館には春日大社宝物殿の改修工事中につき、
春日大社の鼉太鼓が、展望ロビーに展示されています。

  

室内展示スペースの関係で、上部の日形、月形は外されていますが
高さ6.5mで巨大な鼉太鼓を、目の前で観ることができます。

因みに、2009.12.17若宮おん祭の御旅所で撮影した日、月形の付いた鼉太鼓も載せておきます。
 

万葉文化館の展示には、次の解説が付されていました。(クリックすると拡大します。)


説明にある、四天王寺所蔵の巨大な鼉太鼓ですが、
今年、四天王寺聖霊会舞楽大法要に行った際、撮った写真も併せて載せておきます。
鼉太鼓を打っている写真は貴重かも…。(自写自賛?)
  

  



木々に囲まれた春日大社境内の若宮おん祭の御旅所での鼉太鼓、
楽舎、石舞台など舞楽舞台伽藍の四天王寺境内、五重塔、ハルカスを背景にした鼉太鼓、
いずれもその巨大な鼉太鼓は、自然の中でも、都会のなかでも見事な姿をみせてくれます。
四天王寺で撮った動画に、鼉太鼓から打ち出されるシンプルな重低音?の音があるのですが…
未熟につき上手く動画をアップできず、「鼉鼓」を紹介できなくて残念です。


同じ画面に並べて初めて気が付いたのですが…
春日大社の鼉太鼓の鼓面中央の「巴紋・二つ巴と三つ巴」は同じ右巻き
四天王寺のは、二つ巴は春日と同じ右巻きですが、三つ巴は左巻き…
添付の宮本氏の解説では、『多くの場合、左方に右巻き(時計回り)の三つ巴、
右方に左巻き(反時計回り)の二つ巴である』と記されています…?。
「巴紋」については、諸説あるようですので、また調べてみようと思います。
コメント
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