知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『地球に住めなくなる日、「気候崩壊」の避けられない真実 1』 『アメリカのシンクタンクの副編集長が2017に発表、2019にベストセラーに』

2023-05-25 11:14:37 | 地球・火山・地震・津波

『地球に住めなくなる日、「気候崩壊」の避けられない真実 1』

『アメリカのシンクタンクの副編集長が2017に発表、2019にベストセラーに』

 

凄い本を、偶然、図書館で見つけました。 傘寿プラスの『昔からの悲観論者』には目次を見たときに『朧気ながら感じ、知っていたもの』の、この厳しい現状を知り、驚きました。

 

半世紀以上も昔、20代で香港に海外赴任しました。その頃から『悲観論者』になりました。理由は、当時はすでに引退されていた『経団連の会長時代「財界総理」と呼ばれた石坂泰三さんとの会食に末席参加の機会がありました。引退後でも名刺に書き込めないほど肩書をお持ちだったと記憶しています。その時の一言『人間は「業」持ちだから、・・・いろいろ難しい』と。『・・・』は、共産主義と資本主義についての話題でした。

 

人間は、なぜか無秩序・やりたい放題で、地球温暖化(むしろ気候激甚化)を起こさせ『奇跡の星・水の惑星・緑の地球』を、『難しい環境=自然火災を起こしやすい星、また永久凍土を融解させる星』にしつつあります。『全体最適』を実現できないこと、石坂泰三さんの言,『人間は「業」持ちだから、・・・いろいろ難しい』が理由でしょうか、半世紀前の元『財界総理』の一言を思い出しました。

 

余談が長くなりましたこと、ご容赦いただき、表題『地球に住めなくなる日、「気候崩壊」の避けられない真実』に戻ります。この本は、地球上のすべての人々に訴えるべく、2018年に装丁版に続いて、2019年のペーパーバック版が刊行されています。センセーショナルな目次が、『購買者引きつけ』だけでないことが解り愕然としました。

 ウエブ情報から引用

<目次>
第1部 気候崩壊の連鎖が起きている
第1章 いま何が起きているのか
第2章 隠されてきた「最悪のシナリオ」
第3章 気候崩壊はすでに進んでいる
第4章 グローバルな気候崩壊の連鎖
第5章 未来は変えられる

第2部 気候変動によるさまざまな影響
第6章 頻発する殺人熱波
第7章 飢餓が世界を襲う
第8章 水没する世界
第9章 史上最悪の山火事
第10章 自然災害が日常に
第11章 水不足の脅威
第12章 死にゆく海
第13章 大気汚染による生命の危機
第14章 グローバル化する感染症
第15章 経済崩壊が世界を揺るがす
第16章 気候戦争の勃発
第17章 大規模な気候難民


第3部 気候変動の見えない脅威
第18章 世界の終わりの始まり
第19章 資本主義の危機
第20章 テクノロジーは解決策となるのか?
第21章 政治の弱体化
第22章 進歩が終わったあとの歴史
第23章 終末思想への抵抗

第4部 これからの地球を変えるために
第24章 劇的な変化の時代が始まる

著者あとがき 残された時間で何をするべきか

 

内容

気候変動の実態は、思っているよりはるかに深刻だ。現状のままでは、2050年までに100都市以上が浸水し、数億人が貧困にあえぐことになる。温暖化がもたらすのは海面の上昇だけではない。殺人的な熱波、大洪水、大気汚染、経済破綻などさまざまな影響をあたえ、壊滅的な危機へと向かわせるのだ。いま何が起きているのか、気候変動により生活はどう変わるのか? 近い将来に訪れる衝撃の世界をリアルにあぶりだす、話題騒然の警告の書。

 

著者ウォレス・ウェルズ,デイビッド略歴

アメリカのシンクタンク“新米国研究機構”ナショナル・フェロー。ニューヨーク・マガジン副編集長。パリス・レヴュー元副編集長。2017年7月、気候変動の最悪の予測を明らかにした特集記事The Uninhabitable Earthをニューヨーク・マガジンに発表、同誌史上最高の閲覧数を獲得した。2019年、記事と同タイトルの書籍(本書)を上梓。ニューヨーク・タイムズ、サンデー・タイムズ両紙のベストセラーリストにランクインするなど世界で大反響を呼んだ。「ニューヨーク・タイムズ紙、2019年ベストブック100」選出。ニューヨーク在住

 

この本『地球に住めなくなる日、「気候崩壊」の避けられない真実』は、最終部の『著者あとがき』の中でこう言っていますので、その抜粋引用です。

 

この本を書き終えた2018年9月、私はまだ楽観的な未来を信じて、これまでの2年間、科学者たちは克明に未来像を描き出して、そして原稿を完成させる頃には、気候危機が解決しうるというお気楽な予測が、容赦ない現実の前で、あっけなく打ち砕かれることもわかってきた。

 

すでに地球は気候変動にむしばまれており、資源不足への危機感で、ひと握りの特権階級が快適に暮らしている。それでも少しだけ幸福な未来は実現する、それを阻むのは、ほかならぬ私たち自身だ。

 

だが、この1年間の最大のニュースは、科学ではなく政治の方から届いた。何十年も前から気候変動に注目してきた研究者や活動家は、深刻な状況が人類の可能性を狭めていくのを苦々しい思いで見てきた。 CO2の排出量が年々記録を塗り替えていく(最近は、人為的起因CO2増加は頭打ちだが、数値が十分に把握できていない自然起因「永久凍土融解や森林火災の急拡大?」)というのに、国や社会は、いっこうに重い腰を上げようとしないからだ。

 

2018年秋、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が特別報告書(1.5℃ の地球温暖化)を発表、このまま無策を続けた場合の今後数十年間の温暖化予測が身も蓋もない表現で記され、それを防ぐためには、第二次世界大戦と同じ規模の動員をかけ、足並みをそろえた行動が必要だと訴える。それも数か月以内に。(しかし2023年、現状は程遠い) しかし2023年、現状国際機関による報告書としては異例の強烈な警告だ。

 

同じころ、スウェーデンのグレタ・トゥーンベリという少女の存在を全く知られていなかった。彼女は自国が気候変動に対して手をこまねいていることに抗議して、毎週金曜日に学校ストライキを静かに始めていた。数か月もしないうちに、グレタは気候変動問題のジャンヌダルクとなる。

 

同じ2018年の秋、イギリスのエクスティンクション・レベりオンという団体が、ロンドン中心部の5つの橋を占拠した。彼らの要求の筆頭は『真実を語れ』というものだった。アメリカでも同じような動きが見られた。

 

2018年はじめ、グレタ・トゥーンベリは欧州委員会のエンケル委員長からEU総支出の4番の1を気候変動への適応や緩和に向ける約束を取り付けた。

 

この本の内容について、最近の現状を、これからも調査を続けます。

 

温室効果ガス、特に炭酸ガスとメタンガスの急増に起因する『温暖化問題』に収斂されますし、最近の環太平洋火山帯の頻発地震さえも海水面上昇(氷河の融解)重力分布の変化かとも言われます。 『温暖化問題』は2021年の予想でも厳しい状況になっています。 さらに厳しいのは最近、その数値が公表されていない『永久凍土の融解とCO2排出とメタンガス排出』問題。 2009年に発表された『地球温暖化によって永久凍土の融解が進むと、年間10.0億トン単位の温暖化ガスが大気中に放出』の情報です。

人類は、なぜか無秩序・やりたい放題で、地球温暖化(むしろ気候激甚化)を進め『奇跡の星・水の惑星・緑の地球』を、『難しい環境=自然火災を起こしやすい星』にしつつあります。 この現代を『人新生』と呼んでいますが、すでに、気候激甚化で地球の気温が、現在の大半の生物には住みにくいレベルに上昇してきています。 一部の先生方からは『火新世』なども聞こえてきます。

 

 

とにかく、間に合わせなければいけません、『温暖化・海水温上昇! 地球を冷やす術(すべ)はないが? 身近なこと「節電」「節水」「節食」「プラチック製品削減とプラチック改良」「木を植え、手入れ」をやろう』で、数十億人の一般の人々は頑張りますが、カバーできるのは小さな部分・ポーションです。 

 

偉い先生方やリーダーの、方々には、下記のCO2の排出の三大原因(日本の場合、全体の82%を占めるので根が深い)で頑張って頂きたいものです。

  • エネルギー転換部門(発電所などの)
  • 産業部門(工場など)
  • 運輸部門(自動車など)

(記事投稿日:2023/05/25、#659)


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