斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

スリランカ訪問2

2012年12月01日 12時04分56秒 | 水難・ういてまて
さて、今回の目的は水関係の調査研究です。同じ津波の経験を持つスリランカで、水に浮く素材、工業製品を利用して水難から生還できるのか、現地で実験しながら現地の人たちと情報を共有する予定です。スリランカは九州を一回りくらい大きくした島国で、西も東もインド洋です。ここに来て水の好きな私は、これで太平洋、大西洋、インド洋を制覇しました。


気温は30℃。空港についてからすっかり体が湯上がってしまったのでプールで少し体を冷やそうと入ったら、海水でした。男二人で仲良く背浮きをしています。インド洋に浮かぶひょっこりひょうたん島だ。


そこに、6月に日本に来てuitemate国際指導員資格を取得したHiranさんがやって来ました。スリランカの通信会社に勤めています。先日までオーストラリアに行っていてすっかり仕事がたまって忙しく、その間をぬってちょっとだけ顔を出してくれました。明日の調査研究の打ち合わせを行いました。



スリランカ訪問1

2012年12月01日 11時56分07秒 | 水難・ういてまて
コロンボ空港には、現地の水難救助活動で活躍しているAsankaさんが迎えに来てくれました。大きめの車での迎えでしたが、それでも荷物とわれわれの数が少し多めで、ぎゅうぎゅうづめになって乗り込みました。途中コロンボの旧市街を見学しました。
 

観光資源の開発が追いつかず、外国人の観光客がとても少なく思いました。その分、素顔のスリランカが見られたように思います。

まず、ホテルにチェックインしました。東洋一古いホテルで格式のある建物です。昭和天皇やタイ国王も宿泊されたホテルです。


格式あるホテルなので、スリランカの人々にとってここで結婚式を挙げるのが夢だそうです。この日は複数の結婚式が入っていました。われわれもなぜか紛れてしまいました。
  
ビデオ

格調高い建物で見る結婚式は、すばらしかった。

スリランカ到着

2012年12月01日 00時20分29秒 | 長岡技術科学大学の広報
実はスリランカにタイから出発する前日に、バンコク市内のスクンビットという繁華街で、この人Adisakにあっていました。Aisakさんはタイの水難救助の大御所です。日本で広がっている”ういてまて”講習会のタイ版を企画して広めています。この日、23日の夜ですが来年度の国際ワークショップと国外における水難学会指導員養成講習会のことについて打ち合わせをしていました。来年度はぜひバンコクにて実施したいということで一致しました。


スリランカでは、水難においてさまざまな浮力体を活用して生還することができるか、材料工学の観点で調査することを目的に実験を行ってきました。単に実験だけではもったいないので、uitemate指導員養成講習会も実施しました。津波を経験した国だけあって、このような実験、講習会にたいへん興味がある人が大勢集まりました。日本とは身に着けているものが異なり、体格も異なるので、われわれにも多くの発見がありました。

コロンボ空港に到着しました。、国際線の到着・出発ロビーを歩いています。なんとなく新潟空港を少し大きくしたくらいの感じです。


なぜか入国ラウンジに電化製品がいっぱい売っていました。帰国した人が買えるようになっています。家電にたいへん強い憧れがあるようです。日本の家電量販店が進出したら、大繁盛になるのではないでしょうか・


空港の玄関を出て、すぐに目の前を通りすぎたバンです。日本の会社名が入っていました。所在地も書いてあって、なんと新潟県長岡市水道町。いきなりびっくりしました。これは、空港にお客を送迎するバンのようです。

ビデオ

この投稿を行った後、株式会社大川防水工業の大川朋子社長と連絡が取れて、どうも会社の名前が知らない間に使われたとのこと。そういえばバンのピラー部分に怪しげな中国語?が縦に書いてあってなにか違和感がありました。社長曰く「スリランカで宣伝してくれて嬉しい!」と。長岡市でいち早くスリランカに進出した誉ある企業です。


高専機構在タイリエゾンオフィス

2012年12月01日 00時02分27秒 | 高専訪問記
11月23日に高専機構が協定校であるタイのキングモンクット工科大学ラカバン校(KMITL)のキャンパス内に同校との交流拠点として,リエゾンオフィスを設置しました。きちんとしたセレモニーなので朝からスーツを着てネクタイをしめて、いつものタイでは考えられない格好で開所式に臨みました。暑かった。でもたくさんの人が出席した中で、盛大なセレモニーになりました。


まず、木谷雅人高専機構理事(理事長代理)からKMITLへの謝辞がありました。屋外だったからたいへん暑かったと思います。


続いて、Tawil Paungma KMITL学長より祝辞をいただきました。いくらタイ人でもきっと暑かったと思います。


開所の記念はダルマ開眼でした。なかなかユニークなセレモニーで見ていてとても楽しかったのです。Tawil学長,木谷理事のふたりで目を入れました。


リエゾンオフィスの中の写真です。全国の高専のうち、KMITLの学生が訪れた高専にて日本の学生と交流している様子が写っていました。個人的には、もっと雪の写真を貼り付けて日本の涼しさをアピールしてもよいかと思いました。


その後、図書館などを見学して、Tawil Paungma KMITL学長室を表敬訪問しました。