Do-ragは、Doo-ragともDuragとも綴られ、頭の上に被せて後ろで結ぶ布です。1930年代から60年代にかけてアフリカ系アメリカ人の男性間でよく使われました。手をかけた髪形が崩れないように夜眠るときにこのDo-ragをかけて寝たのが始まりのようです。始まりはハンカチか、女性のストッキングを利用していたようですが、最近はポリエステル性のものが作られているようです。1970年代から90年代にかけては、都会の若者のファッションのトレンドとして復活しました。色は黒が典型的ですが、他の色もあります。よく使われるのは、あのチリチリに髪を細く長く編んだコーンローを維持するのに使われます。Do-ragの歴史は市民戦争時代に遡り、アフリカ系アメリカ人が母国アフリカから持ち込んだのではと言われています。ヒップホップ歌手達がそれを見にくる若い観客と共に今のような流行の流れを作るのに一役買ったとも言われています。
