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今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

一乗山 大法寺(長野県小県郡青木村当郷2052)

2025年03月29日 | 神社・仏閣
訪問日 令和6年9月26日

一乗山 大法寺
比叡山延暦寺を総本山とする天台宗の寺院
飛鳥時代の大宝年間(701年~704年)に、藤原鎌足の子の定恵によって開山
平安初期の大同年間(806年~810年)に、坂上田村麻呂の祈願から天台宗座主・義真により再興が図られた

観音堂
拝観料:300円 観音堂内部特別拝観:700円(予約)






予約をしていないため堂内には入ることできない



扁額には「開運大悲閣」
大悲閣とは、観世音菩薩の像を安置した仏堂(観音堂)を指す
慈悲深いという意味もある



本尊:十一面観音菩薩及び脇侍普賢菩薩立像 2躯(重要文化財)
   厨子及び須弥壇(重要文化財)



観音堂横にある観音像



とても美しい姿である



大法寺には「国宝の三重塔」があり、ここを訪れた目的でもある



三重塔(国宝)
坂を上がっていくと、日本一の美しさという「見返りの塔」が見えてくる



創建は、正慶2年(1333年)
この塔はその美しさから、近くを通る旅人がふり返りふり返り塔を眺めたことから「見返りの塔」の名でも親しまれれている



塔の初重(一階)が二重や三重に比べて大きいことで、塔全体の落ちついた感じや、優雅な印象を生んでいる
大法寺三重塔では、手先の数を初重と二・三重で変えることで、独特の変化をつけている
この技法は、三重塔としては極めて珍しく、奈良興福寺の三重塔だけにみられる工法である



国宝の三重塔は13基
長野県には2基あり、もう一つは「安楽寺」にある






少し高い場所に移動
このアングルで撮ることができる塔は少ない






塔を観るのが好きで国宝の塔(五重塔 9基、三重塔 13基、多宝塔 6基の計 28基)は既に全塔巡っている



大法寺の三重塔は今回が3度目の訪問になる
初回は午後に訪れたが光の関係でうまく撮れず、受付の方に聞くと午前中の早い時間がいいと
翌日の朝に再び訪れたのが2回目になる



観音堂の屋根



駐車場に戻る前に「見返りの塔」を観る
年齢的にも今回が最後になると思っている






撮影 令和6年9月26日
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