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今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

清津峡渓谷トンネル(新潟県十日町市小出癸2119-2)

2025年03月27日 | 名所・旧跡
訪問日 令和6年9月25日

前日の夕方、故障したポータブルバッテリーのメーカーとの連絡がやっとついた
指示された対策をやってみたが駄目で修理を依頼することになった
この日の朝、ポタ電に向かって罵声を浴びせ、拳で物理的刺激を与えてみたところ復活した

清津峡渓谷トンネル
「あいたの~愛犬と楽しくお出かけ~」というYouTubeを視聴し訪れた
人気の観光地ということで駐車場の心配もあったが、近くの第1駐車場に駐めることができた



駐車場から200m程歩くとトンネルの入口が見えてくる



清津峡は、「上信越高原国立公園内」にある、信濃川支流の清津川が形成した峡谷である
歩行者用の「清津峡渓谷トンネル」が掘られているが仕掛けが面白い



少し歩くと受付所がある
料金:大人1,000円 小中学生400円



トンネルの全長は750m緩やかな上り斜面になっている
トンネル内は5色の色により、各見晴所へ到達する気持ちを高める効果をもたらせている



音響効果も抜群で前を歩く若い女性の鼻歌も耳に入ってくる



現在の「清津峡渓谷トンネル」に至るまで経緯であるが
昭和63年(1988年) 7月に清津峡温泉から八木沢にぬける清津登山道で落石事故があり歩道の通行は一切禁止となった
①閉鎖した遊歩道の再開は不可能
②岩が崩れやすく安全な歩道の整備は困難
③国立公園内であり、外観を損なう大規模な人工物の建設は認められない
④国立公園とはひろく国民に利用されることが目的であり、観光資源としてもこのまま放置しておくことはできない
などのことから、国立公園としての外観を損なわずに峡谷美を安全に鑑賞することができる「歩道トンネル」の建設が決まった



第1見晴所
平成8年(1996年)10月 清津峡渓谷トンネルを開坑



開坑後、20年以上が経過するなかで入抗者数が年々減少していった
こうした状況を打破するために平成30年(2018年)トンネル施設をリニューアル化した



清津峡は、黒部峡谷(富山県)、大杉谷(三重県)とともに日本三大峡谷の一つに数えられている



清津峡の岩崖は柱状の岩の寄せ集めで一枚岩ではないため、岩は硬いが、もろく崩れやすい



第2見晴所
令和3年(2021年)の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の作品
古い話だが1960年後半の米国SFテレビドラマ「タイムトンネル」という番組を思い出した



近代的アート作品の正体は1人用トイレである
中央はマジックミラーになっていて用を足していると覗かれている気分になる



さて、渓谷と峡谷は、山と山の間に川が流れている谷を指し、谷の幅や深さによって使い分けられる
「峡谷」とは、「渓谷」の幅と比較すると、さらに狭くて、両岸が険しい崖になっている谷、深いV字の谷のことをいう






第3見晴所
テーブルが数個置かれているのが面白い効果をだしている






柱状節理とは、節理と呼ばれる両側にずれの見られない規則性のある割れ目を持つ地質構造
割れ目によって多角柱の規則的配列構造が形成される
柱状節理は多くの種類の火成岩で起こり、岩が冷えて収縮すると形成される









第3見晴所まで歩いてきた、残るは「パノラマステーション」となる



トンネルの色も何かが起こりそうな期待の色に……



パノラマステーション
ステンレス板貼りの壁と、沢の水を湛えた床面を用い、渓谷の景色の映り込みが美しい



国立公園内という制約があるなかで、このアイデアは素晴らしい



何組かに声を掛け写真を撮ってあげたが、ここはカップルだと楽しいと思う



両サイドの水深は1・2cmで歩くことができる



私も歩いて行き、そこから見える景色を撮ってみた



写真左はステンレスの壁に写った景色



この女性は長身でモデルのような人だった



湧き水の上を歩き中央でポーズ
見ているだけで楽しくなる



平成30年(2018年)にトンネル全体が中国出身の芸術家マ・ヤンソン(MADアーキテクツ)の作品として改修された
作品「トンネル オブ ライト」は話題を呼び、5万人台だった来訪者は、平成31年/令和元年度(2019年度)は中途で20万人に達した






撮影 令和6年9月25日
コメント
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