今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

一乗山 大伝法院 根來寺 その1(和歌山県岩出市根来)

2015年03月02日 | 神社・仏閣
一乗山 大伝法院 根來寺
平安時代後期の高野山の僧で空海以来の学僧といわれた覚鑁が大治5年(1130年)に高野山内に一堂を建て、伝法院と称したことに始まる
しかし大伝法院方は高野山の一部の人たちとの間に確執を生じ、結局、保延6年(1140)に根来に移ることとなった



根來寺の多宝塔は国内最大の規模と聞くが、その姿をこれまで見たことがなかった



大塔(国宝)
これほど大きくて堂々とした塔の姿に、驚きと感動でしばらく写真を撮らず眺めていた



高さ40メートル、幅15メートルの日本最大の多宝塔である



文明12年(1480年)頃から建築が始まり、半世紀以上経た天文16年(1547年)頃に竣工したと考えられている



根來寺大塔のすばらしいところは、その大きさや形ばかりではなく、内部を公開していることだ…



多宝塔はこれまで外から眺めるだけであったが、内部の様子を肉眼で確認することができるという貴重な体験をした
秀吉に攻められた際の火縄銃の弾痕が残されているが、次回紹介したい



大塔の奥に見えるのが大伝法堂である



大師堂(重要文化財)
大塔とともに秀吉の焼き討ちをまぬがれた建物



真言宗開祖弘法大師空海を祀っているお堂



根來寺で最も古い建物である



本尊の造立銘から明徳2年(1391年)頃の建立と推定されている






撮影 平成26年10月31日
コメント (2)
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