今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

那智山 青岸渡寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)

2015年03月18日 | 神社・仏閣
世界遺産 青岸渡寺

本堂(重要文化財)
熊野信仰の霊場として那智の滝を中心にした神仏習合の一大修験道場だったが、明治初期に青岸渡寺と那智大社に分離


 
明治時代に神仏習合が廃されたとき、熊野三山の他の2つ、熊野本宮大社、熊野速玉大社では仏堂は全て廃された



熊野那智大社では如意輪堂が破却を免れ、青岸渡寺として復興した
寺号は秀吉が大政所の菩提を弔うために建てた高野山の青巌寺に由来すると言われる
秀吉から寄進された日本一大きいという「鰐口」



西国三十三所第一番札所ということもあり堂内には沢山の参拝者で落ち着かず、静かな場所に移動することにした



伝承では仁徳天皇の時代(4世紀)、天竺(インド)から渡来した裸形上人による開基とされ、同上人が那智滝の滝壺で得た金製の如意輪観音を本尊として安置したという



宝篋印塔(重要文化財)
元亨二年(1322年)の銘がある






鐘楼



 


如法堂(大黒天堂)



 


堂内の提灯の赤が綺麗だったので撮ってみた



御本尊の大黒天



水子堂



宝篋印塔と水子堂



尊勝院(和歌山県指定文化財)
中世以降天皇皇族の熊野詣の宿泊所にあてられた



現在の建物は江戸初期の再建



檜皮葺唐破風の四脚門は熊野三山では珍しい建築






三重塔
ここを訪れる前に那智大滝を眼前で見てきたため、以前ほど心ときめくことはなかった



「円月島」で写真を撮ってあげた女性の一人に偶然出会い声をかけたがどうも私のことは覚えていなかったようである
 


本来なら石段の途中で「那智大社と青岸渡寺」に分かれる案内があり、そこから山門を目指すのだが上でつながっているため順番が前後してしまった



山門



前面にはガラス張りで護られているが仁王像を安置






このように寺を護っている像を薄いガラス一枚で護っている



後ろ側にはなんと狛犬が。これは初めて見たかも知れない



再び本堂に戻る







 

撮影 平成26年11月3日
コメント (2)
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