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今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

命の脈動 武石英孝 展  その4(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月18日 | 博物館・美術館・記念館
命の脈動 武石英孝 展

「④残したい風景」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*武石といえば人物像、女性像に定評がある
 風景に着手したのは今まで挑戦していない何かを描きたくなったからだという

17 「楼閣」 2015年 道展90周年企画展
*90周年道展企画展には、小樽オタモイ海岸の龍宮閣に題材とした「楼閣」を出品した
 昭和初期、オタモイの絶壁に沿って建てられた高級料亭、龍宮閣に着想をえたものだ



*1952年の大火で焼失するまで20年に満たない短い営業時間だが、その華やかさは今も語り継がれる
 武石が幼い頃、オタモイに遊びに行くと、焼失した龍宮閣の土台コンクリートがあった
 本作はその記憶をたどっての制作だった。色彩は武石の想像による



18「鎮守の杜」 2012年 
*鎮守の杜は岩見沢の自宅近くにある神社の森を描いた



この絵を見たとき、秋田県にかほ市にある「九十九島」の風景を思い出した
芭蕉が訪れた北限の地である



19「木 陰」 2013年 
50.0×72.7 作品が小さくなる。照明がガラスに反射して絵に縦線が入ったり、全体にくすんでしまった



20「地球岬2」 2015年 
100メートル前後の断崖絶壁が連なり、快晴の日には展望台から太平洋を一望できるという
この絵を観て行ってみたいと思った



21「積丹岬」 2013年 
2年前に積丹半島の岬巡りをしたことがある
そのなかでも、シャコタンブルーと呼ばれる、この積丹岬は本当に美しいところだった



市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料

撮影 平成30年3月14日
コメント (2)
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命の脈動 武石英孝 展  その3(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月17日 | 博物館・美術館・記念館
命の脈動 武石英孝 展

今週の予定 
3月17日(土)14:00~15:00 museum ダンスショー
3月18日(日) 9:30~12:30 モデルデッサン会 定員20名(講師:武石英孝)

「③ 娘の肖像」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*祖父をモデルとした制作が一段落し、2000年(平成19年)以降 集中的に描かれるのは「娘の肖像」であり、日展、光風会初入選作、受賞作は娘をモデルとした作品で占められている

8 「冬の花」 2008年 第40回日展
前年の日展初入選に続き、連続の入選である



「娘の肖像」では花によって季節感が表現されているそうだ
娘の顔ばかりみていたが、写真を見て窓ガラスに反射している冬景色を知った
絵を斜めからアップで撮っている



この絵を制作しているとき、職場では何かと慌ただしく忙しい時期であったと思う
いつ描いていたのだろう。時々、酷く疲れた顔で出勤してきたことを記憶しているが



9 「春を待つ」 2008年 第94回光風会展
「自分の娘であっても客観的存在としてみている」と解説文にあったが、どの絵も父親の愛情を感じるものばかりだ



武石氏は家では家族に愛情を注ぎ、職場では仲間や生徒との関係を大切にしてきた
絵にやさしさやぬくもりを感じるのは、彼の人柄か



10 「冬の日」 2007年 第39回日展(初入選)
*「冬の日」は家族で出かけた開拓の村で、小樽の緑町にかつてあった実家に似た家を見つけ心ひかれたことが制作動悸であった



*武石は娘の姿を通じて過去に向かい、自分が生まれた懐かしい家の前にたどり着いた
 過去と現在を行き来するなかで、娘に幼い頃の自分を、開拓の村の建造物に自分の生家のイメージをだぶらせた



「日展初入選」のニュースは職場でも披露され、特に仲間は酒が飲めると喜んだ
写真で知ってはいたが実物を観たのは今回が初めて。その写真を撮ることになるとは考えてもいなかった(とても嬉しかった…)
斜め右から撮ってみた。純真な心の少女から見つめられると、汚れた初老の私は萎縮してしまう



11 「冬の午後」 2007年 第82回道展
*「冬の午後」も「冬の日」と同じ題材のバリエーションである



北海道歴史村には何度も訪れている。建物には興味があるのだが、カメラを持っていたのは浴衣モデル撮影会のときだけ
同じ場所に立っていても、凡人には何もイメージが湧いてこない



12 「秋の日」 2010年 第42回日展
*娘を描きながらも、独立した独りの<少女>という対象をとして描いてきた
 完成した絵の少女の顔は、娘の顔立ちとあまり似ていない場合もある



小さかった女の子が急に成長したのに驚いた方もいたと思う
このブログでは「展示作品リスト」の順番で紹介しているので、年代が若干前後している



13 「雪の日」 2009年 第95回光風会展・奨励賞
*視覚的効果を与える道具立ては、柊、林檎、チューリップ、薔薇、ほおずきなどと変化し、娘の成長過程と重ねあわせることができる

*第95回光風会展「雪の日」は光風会奨励賞を受賞州、武石を同会会員に押し上げた



「娘の肖像」での多くは中央に娘さんが背筋を伸ばして立ち、正面を見ている
父親の愛娘にたいする将来への思いが強く表れていると私は感じている



14 「冬 日」 2011年 第86回道展
*娘も成長し、勉強や部活動など自分の世界を持ち始めると、父の制作に時間を合わせることも難しくなり、自然とモデルの役割から離れる時期がやってきた



*これらの連作は2012年(平成24年)までの5年間という限られた期間に制作され、娘が成長していく過程を絵で追うことができる



斜め左から撮っているのは照明の関係だ



15 「Memory」 2012年 第87回道展
旧校舎で私などの年代では懐かしさを感じる。



黒板の消えない文字、三角定規の輝き具合など、武石氏が教員だからこそ描けるものだ
カレンダーはフェルメールか



16 「日射し」 2012年 第6回北海道現代具象展
「娘の肖像」最後の一枚になった



この娘さんも現在は大学生になった。父親の背中を追い、同じ会場で「武石早代作品展」が開催される
日時 3月28日(水)~4月1日(日)<5日間>
会場 市立小樽美術館市民ギャラリー



市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料

撮影 平成30年3月14日
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命の脈動 武石英孝 展  その2(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月16日 | 博物館・美術館・記念館
命の脈動 武石英孝 展
現職時代に同僚だった武石氏の個展を紹介している
展示されている絵画のほとんどが日展や道展の受賞作品で、多くの人に市立小樽美術館に足を運んでもらいたい

「② 祖父の年輪」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*武石は結婚後、妻の実家のある岩見沢に居を構えた。岩見沢に住む妻の祖父は好奇心旺盛でユーモアがあり、努力家
 祖父から話しを聞くうちに、描き留めておきたいと思うようになった
 祖父をモデルにした制作がスタート。101歳で無くなるまで連作の数々が生み出された

4 「休 息」 2002年 第77回道展・会友賞
*自宅の庭先にある葡萄棚の前で、ポーズを取る祖父を描いている。暑い夏の日によそ行き顔で座る祖父
 好きなタバコを持ってもらうと表情が和らいだ



*以前飼っていたと聞いた白い雑種犬を同じ画面に描こうと思いつき、同じような犬を参考にしながら配置した
 完成作を見た祖父は、かつて家族同然だったあの犬が蘇ったととても驚き喜んだという
 武石は「休息」により道展会友賞を受賞し同会会員となった

照明の関係で斜めから撮ってみた
この絵を最初に観たとき、タイトルは「休息」だが、祖父と犬に何故か動きを感じていた



私の好きな写真家の土門拳が撮った仏像が動き出すといったような感じだ(褒めすぎたかな…)
視線の方向に何か強い意志をもって立ち上がり、歩み出そうとしている(違ったらどうしよう…)



5 「刻」 2003年 第78回道展・会員推挙
照明が絵の具に当たりゴミが浮いたよう白く光って写ってしまった
武石氏には大変申し訳なく思っている。実際には威厳ある祖父の姿が描かれた作品である



私のブログのタイトルは「今、出発の刻(たびだちのとき)」である
「刻」は、人生の終わりを十分意識した文字として選んだ。絵のタイトルに何故「刻」とつけたのか尋ねてみたい



6 「午 睡」 2003年 
私も数年後には車による旅もできなくなり、午後には気力も体力なくなり、眠りについてしまうのだろうなとつい想像してしまう



以前、武石氏に面白い爺さんの話を聞いたことがある
その話しの爺さんと祖父が同一人物なら親近感を覚える(笑える話しだったので…)



7 「ひととき」 2006年 第81回道展
*祖父をモデルに合計9点の100号作品を描き、道展、光風会、日展に出品している
 


*祖父の周辺を取り囲むモチーフは、現実をそのまま写生したものではなく、武石が絵画のために構成し創作した空間である



武石英孝(たけいしひでたか)
*1958年小樽市生まれ。北海道教育大学札幌分校特別教科教員養成課程美術工芸科卒業
 現在は道展会員、光風会会員、日本美術家連盟会員

私の知っている武石氏は、黒板にチョークで描かれた方だ
仕事では7年間のつきあいであったが、現在も年に数回杯を交わしている



市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料

撮影 平成30年3月14日
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命の脈動 武石英孝 展  その1(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月15日 | 博物館・美術館・記念館
「命の脈動」 武石英孝 展
1ヶ月前に、「武石氏日展入選のお祝い」と称して、いつもの仲間で酒を飲んだ
その時、絵の写真を撮ってブログで紹介してほしいと云われたので、本日、市立小樽美術館へ



酒飲み仲間からも花が贈られている
私はこのような事に頭が回らない男だということを痛感した(恥ずかしい…)



2Fの企画展示室に入る。大きな作品ばかりが展示されている



いつ描いていたんだろう
彼とは7年間、同じ職場で働き、毎日愉快な会話をしていたが、絵のことが話題になることはあまりなかった



「① 道展への再スタート」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*武石の公募展出品は北海道教育大学在学中(1978年)に第53回道展で「雨やどり」で初入選
 卒業後、斜里高校に美術教師として赴任、その後、札幌厚別高校に異動
 道展に「光る風」を出品し、再スタートを切る

1 「白 犀」 1997年 第72回 道展・佳作賞
*長沼ハイジ牧場の、誰も目に留めないような片隅の檻にいる白犀を丹念に描いたものである

写真では、絵の繊細な色彩や雰囲気を忠実に表現することはできないことを、本人にも伝えている(何故か弱気…)



2 「仮 面」 1999年 第74回 道展・佳作賞
*奥にはネコ科の猛獣、最前面には自身の娘を登場させている



照明の関係で、ネコ科の猛獣が光っているので角度を変えてみた



私は寺院で仁王像をよく撮る。その際、邪魔になるのが像の前にある金網なのだが…
この絵では、その金網の質感や光の濃淡まで丁寧に描かれている
主人公である仮面の少女の目、白く浮き出ている猛獣の目も印象に残る(語ってしまった…)



3 「馴 鹿」 2000年 第75回 道展・北海道美術協会賞
*家族で春の吹雪のなか幌延に取材旅行ののち制作したもの。絵のなかで娘が手にしているのが、魔除けとされる柊である
 道展最高賞の協会賞を受賞し、一気にその中心に躍り出ている



絵の写真を撮るのが目的で私自身ゆっくり絵を観ていないのだが、ファインダーから見えるこの少女の視線にはぎょっとさせられた
道展最高賞が素人の私にはどの程度のものか理解できないが、この絵の凄さはわかる
少女の方を見ている鹿のやさしい目や仕草もとてもいい。青色にも目がいく(この絵が好きになった…)



この絵の前には何度も足を運んだ。好きな作品ということもあるが、きちんと撮れているか心配になったからだ
結論を云えば、作品は美術館で観賞してほしいと思う
181.8×227.3 F150号 の大きさ、迫力は写真では限界がある(かなり弱気…)



市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料

撮影 平成30年3月14日
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高知県立美術館(高知県高知市高須)

2018年03月05日 | 博物館・美術館・記念館
高知県立美術館
朝からの雨も止む気配もなく、一層雨脚が強くなってきている感じがする
車旅では雨の日は美術館か博物館に行くようにしている
雨が強くなければ、屋外の彫刻もいいのだが…



美術館らしくない殺風景な建物と思っていたら、「土佐漆喰の土蔵」をモチーフとするデザインだそうだ



雨で増水してこのようになっているのではなく、水庭になっている



水庭沿いのアプローチ・エントランス



美術館入り口



1階の受付周辺。約1200点にのぼるマルク・シャガールのコレクションがあるということなので、展示室に向かうことにした



2階へ向かう階段に「絵師金蔵」こと絵金の「絵馬提灯と芝居絵屏風」が展示されていた



館内では唯一撮影ができる場所である



「シャガール展」会場へ。精神が破綻しそうな感じがしたので展示室から出た
次に向かったのは、写真家「石元 泰博」の展示室。「東京―山手線界隈」の写真が展示されていた



まったく知らない写真家で初めてその作品をみて、びっくりした
こんなにピントの合っている写真はこれまで見たことがない



シカゴのカメラメーカーの「ディアドルフ」という機種で撮っている。カメラの重さだけで6kgもあるそうだ



土門 拳の写真を見た後にも、いつも絞りは大切だと思うのだが、すぐ忘れてしまう



この写真を見ることができただけでも、この美術館を訪れた価値があった



撮影 平成29年10月17日
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海洋堂ホビー館 四万十 その3(高知県高岡郡四万十町打井川)

2018年03月01日 | 博物館・美術館・記念館
海洋堂ホビー館 四万十 その3
写真のデータを確認すると、この狭い空間に2時間以上も滞在していた
それほど懐かしく、時間を忘れ夢中になってしまった



このキャラクターは全くわからないが、可愛い






海洋堂のガチャガチャ



入館時に1個プレゼントされた。大人にも人気だそうだ



私は漫画やアニメは見ないが、パチンコ台ではルパン三世もよ~く知っている






海洋堂の作家と作品がこのように紹介されている












気に入った、可愛い作品を撮ってみた



平面の作品に立体感を持たせたり、ポーズなどかなり苦労して作られているそうだ






ここからは、艶めかしさが加わり、周囲の目を意識しながら…(汗)






しぐさがとても女性らしくいい



大胆なポーズがすばらしい



お楽しみください












北斗4兄弟。パチンコではいつもラオウを選択する












女性キャラクターが続く






モデルを撮っているような感覚で楽しい



20cm程度の距離で撮っているので、周囲からはどのように思われているのか気になる





















アスカの後ろに私の影が映っている



一番気に入っているキャラクターの「ああっ女神さまっ」



最後までご覧頂きありがとうございます

撮影 平成29年10月16日
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海洋堂ホビー館 四万十 その2(高知県高岡郡四万十町打井川)

2018年02月28日 | 博物館・美術館・記念館
海洋堂ホビー館 四万十 その2
「働き方改革」が国会で話題になっているが、この会社の作家は時代を先駆けている
奇才・天才にはそれに合った働き方がある…






「グレムリンのパペット・頭骸骨模型」を「なんでも鑑定団」では300万円の鑑定結果になったそうだ



ということは、この廃校となった体育館は宝箱のようなもの






「おまけフィギュア」の世界






何処かで見たことがあるが、思い出せない






ガラスに反射しているのが私の姿






「江戸職人 失われていく道具類」



「包丁」



体育館の窓際にに展示されている
一番写真の枚数が多い。気に入っている証拠だ






世界最大のソフビキットとして販売されている









「三国志」の登場人物



「仏像」と「高僧」 これには、かなり気持ちが動いて、財布に手がかかった



「大英博物館」をはじめ、数々のオフィシャルグッズも制作している






写真を撮りながら夢中になっている自分がいる






お気に入りの作品のタイトルがわかった



「ああっ女神さまっ」



撮影 平成29年10月16日
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海洋堂ホビー館 四万十 その1(高知県高岡郡四万十町打井川)

2018年02月27日 | 博物館・美術館・記念館
海洋堂ホビー館 四万十
雨の日は美術館か博物館が定番だが、たまにはオタクの世界へ
不安になるほど山奥に入る。道路も狭くなる場所もある



世界的なフィギュアメーカーとして知られる海洋堂の歴史とコレクションを廃校になった打井川小学校を改築して展示している



「北斗の拳」のケンシロウが迎えてくれる



入館料は800円だが、おまけもついてくるので高くはない






「シン・ゴジラ」 レプリカの価格には驚く






「ジャギ」のヘルメットのキズなど細かな部分まで作られている






阿修羅像もよくできていて、一時購入を考えたが、簡単に入手できる金額ではなかった
諦めるまでの心の動きを阿修羅の手が表現してくれている



小学生の時、このプラモデルを作り浴槽で遊んだことを鮮明に覚えている



不器用だったが戦車もよく作り、リモコン操作で走らせた






小学5年から親と離れて暮らしていたのでプラモデルとは離れていった



運命を決めた一本の木刀
職業を転転としていた創業者が、「うどん屋」か「プラモデル店」かを天井から吊した木刀の落ちた向きで決めたそうだ
人生ってこんなもんかも…。 それが、今は… である



ソフビとは思えないほどのリアルティ






プロレス好きの父がTVを視ていたような気もする



「レナ隊員」 この時代は空白になっている



「モーニング娘」



必殺仕事人「中村 主水」



『新世紀エヴァンゲリオン』 綾波 レイ



漫画は読まないが、パチンコ台では昔から馴染みになっている



惣流・アスカ・ラングレー



この漫画は知らないが魅力的な女性なのは良くわかる



撮影 平成29年10月16日
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愛媛県歴史文化博物館(愛媛県西予市宇和町)

2018年02月24日 | 博物館・美術館・記念館
愛媛県歴史文化博物館
この日は朝から強い雨が降り、道の駅「八幡浜みなっと」で行われようとしていた行事も屋内に変更
おかげで地元の子供たちによる伝統芸能を楽しむことができた
雨の日は美術館か博物館。愛媛県には初めて足を踏み入れたので博物館を選択した



このキャラクターは「はに坊」というらしい。私の世代にはどうも馴染まない



この開放的な空間は素晴らしい



4つある展示ゾーンに入る
撮影禁止場所も多く、差し支えのない部分だけの紹介になる










































真新しい仏像があったので撮ってみた









時宗の開祖「一遍」が伊予の出身とは知らなかった
南無阿弥陀仏を一遍(一度、一回)唱えるだけで悟りが証されるという教義












民族展示ゾーンに入る












特別展で「高虎と嘉明 ― 転換期の伊予と両雄 ―」が開催されていた
戦国乱世から天下太平に向かう時代、伊予を治めた武将に藤堂高虎と加藤嘉明
この両雄は、伊予の近世の礎を固めるうえで大きく貢献した存在である

撮影 平成29年10月15日
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今治市大三島美術館(愛媛県今治市大三島町宮浦)

2018年02月18日 | 博物館・美術館・記念館
今治市大三島美術館
大山祇神社参拝後、道の駅の駐車場に戻る
雨が降り止まず、購入した「みかん」を食べながら駐車場で待機
雨の日には美術館が私の定番で、駐車場から歩いて5分ほどの美術館に向かった



建物の外観も絵になる
昭和61年7月開館以来、日本画家と共に歩み共に成長することを目指していると云う



秋の企画展 「石原七生×村上佳苗 潮綯い合す処」
東京出身の石原七生(日本画)と大三島出身で大三島をテーマにした作品を描き続ける村上佳苗(油画)の作品























































































若手画家の二人展を見て、「横井忠則」の色彩感覚に衝撃を覚えた若い頃を思い出していた

開館10周年を記念して、田渕俊夫記念展示室を増設



一番印象に残っている作品を廊下から



ロビー内に展示してされていた作品
智内兄助 「雪の盆」 洋画・シルクスクリーン



彫刻も展示されている












館内は明るく開放的で居心地もよい



撮影 平成29年10月13日
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平山郁夫美術館(広島県尾道市瀬戸田町)

2018年02月16日 | 博物館・美術館・記念館
平山郁夫美術館
この日は「耕三寺・向上寺」を巡りヘトヘトになり駐車場に戻った
駐車場の目の前に「平山郁夫美術館」がある
美術館は雨の日と決めているが、入館することにした



「平山郁夫美術館」と書かれたこの字体はとても気に入っている



昭和5年(1930)6月15日、広島県瀬戸田町(現・尾道市)生まれ 東京美術学校日本画科卒業
昭和27年(1952)美術学校卒業と同時に東京芸術大学に奉職、平成7年(1995)学長で退官



三笠宮殿下御植樹記念



外観はシンプルなデザイン。私が美術館に行くようになったのは画を描く知人の影響もある
旅先では雨の日限定だが、近くに美術館があるか確認するようになった



受付所周辺
展示室以外は撮影が許可されている






「仏教伝来」のタイトル



これは廊下に置かれていたデッサン画
展示室にあった外国でのデッサン画は感動するほど素晴らしい



代表的作品となっているシルクロ-ド



館内にはおしゃれなカフェもある



美術館では写真もこのように加工したらよく見えるのではないかとのヒントを得たのだが、そのことさえ今日まで忘れていた
いつまで経っても進歩しない理由がわかった

撮影 平成29年10月12日
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島根県立古代出雲歴史博物館(島根県出雲市大社町杵築東)

2018年01月12日 | 博物館・美術館・記念館
島根県立古代出雲歴史博物館
疲労が激しく一番近い場所にある、道の駅「あらエッサ」に連泊
雨の朝を迎えた。終日雨の予報だったので移動を中心に美術館か博物館へと
博物館駐車場に着いたが雨が激しく、雨脚が弱まるまで車内で待機する
出雲大社の近くにあるこの博物館、今回が3回目の入館になる

宇豆柱(重要文化財)
平成12年、出雲大社境内遺跡からスギの大木3本を1組にし、直径が約3mにもなる巨大な柱が3カ所で発見された



棟を支える棟持柱で、古くから宇豆柱と呼ばれてきた



柱が発見された場所(模型)



古事記
出雲大社の創建を物語る神話<奈良時代712年成立、明治3年(1870)刊>



出雲大社の創建を物語る神話<奈良時代720年成立、江戸時代(17世紀)刊>



出雲大社模型



平安時代の出雲大社本殿1/10模型






全国有名神社の模型。手前の出雲大社の大きさが際立つ。



出雲大社境内模型(慶長期)



出雲大社境内模型(寛文期)



千木(実物)
神社の大棟の両端に載せたX字状の材。堅魚木とともに神社建築のシンボル。









出雲風土記



青銅器と金色の大刀(国宝)
荒神谷遺跡より出土した国宝を含む銅剣358本・銅矛16本、銅鐸6個、加茂岩倉遺跡より出土した国宝の銅鐸39個が公開されている

展示室に足を踏み入れるといつも圧倒される















この展示室の魅力は自由に写真を撮ることができることだ
この場所で係の人から声を掛けられ説明を受けた



ウミガメが描かれた銅鐸(国宝:弥生時代紀元前2-1世紀)



熱心な説明に普段なら撮らないのだが…






シカが描かれた銅鐸(国宝:弥生時代紀元前2-1世紀)






描かれた弥生絵画(国宝:弥生時代紀元前2-1世紀)



イノシシ、シカ、トンボなどが描かれている






銅鏡(重要文化財)
「卑弥呼の鏡か」の記載があり、俄然興味が湧いてくる。



「景初三年」銘三角縁神獣鏡(神原神社古墳)



馬上の大首長像(上塩冶築山古墳・復元品)



金銅装龍環頭大刀(重要文化財)



係の男性には長時間お世話になった
彼は、この博物館が松江市ではなく、この地に建てたことがすばらしいという
私も同じ思いでいる。最後は埴輪を…背景に写っているのが私である。年代物になってきた



撮影 平成29年10月2日
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2017 砂の美術館 その4(鳥取県鳥取市福部町)

2017年12月31日 | 博物館・美術館・記念館
砂の美術館
5年前に初めて美術館の砂像を見たとき、その完成度の高さに衝撃を覚え、感動した
私の住む北海道の雪祭りの雪像や氷像と同じように、展示後には壊される運命にある芸術作品でもある

マウントラシュモアとグランドキャニオン<レオナルド・ウゴリニ(イタリア)>
巨大な岩山にはアメリカの建国と発展に寄与した4人の歴代大統領が彫刻されている
左からワシントン、ルーズベルト、ジェファーソン、リンカーンで、民主主義の象徴として知られている



砂像の足元にはナイアガラをイメージした滝がある
この滝の設置案には水を大量に使用するということで、皆驚いたそうだ



館内の壁一面に設置された巨大な砂像。全作品のなかでも重要な存在である



ゴールドラッシュ<アンゲフォン・ディビット(ベルギー)>
カリフォルニアのアメリカン川でキラキラ輝く砂金が発見され、世界中から一攫千金を夢見る人々が殺到し「ゴールドラッシュ」がおきた
数年間で30万人もの移民が集結したカリフォルニアは都市となり州へと発展していった



この展示場所のみ一段低い場所にあり、照明が巧みに使われている



背景の木など、普段なら見過ごしてしまう場所まで丁寧に彫られている
彫る順番はどうなっているのかなど、よけいなことをつい考えてしまう






いたずら心で2階から作品を真横から撮ってみた
実際は薄い砂の板の塊を「光と影」を考えながら彫り、立体感を出している



屋外に現在のアメリカ大統領のトランプ。建国の精神とは……



以上が今年の9月末に訪れた時の18作品(1作品「ハワイ」を撮り忘れ)。

砂像彫刻の凄さを感じた作品の一部分を拡大したもの


















最後までご覧頂きありがとうございました

撮影 平成29年9月29日
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2017 砂の美術館 その3(鳥取県鳥取市福部町)

2017年12月30日 | 博物館・美術館・記念館
砂の美術館
南北戦争とリンカーン<スザンヌ・スセラ(オランダ)>
「人民の、人民による、人民のための政治」の演説で知られるリンカーンは奴隷解放の父といわれ、合衆国を分裂の危機から救った偉大な大統領






リンカーンは選挙戦の最中に11歳の少女グレース・ベデルに「ひげを生やしたほうが良い」とアドバイスされ、それに従ってあごひげを生やしたという



それにしてもこの女性彫刻家の技術は凄い



この親子が描かれている意味はわからないが、母親の表情が気になる






アメリカ独立宣言<ディビット・ドゥシャーム(カナダ)>
合衆国の歴史は1776年7月4日の独立宣言により始まる
その原案のほとんどはトーマス・ジェファーソンによって書かれた



「すべての人は平等につくられている」は建国の理念






第3代 アメリカ合衆国大統領となる






デラウェア川を渡るワシントン<イリア・フェリモンツェフ(ロシア)>
独立戦争初期ジョージ・ワシントン率いる独立軍は氷のように冷たいデラウェア川を渡りイギリス軍への奇襲に成功する
その後、8年にもわたる戦いの末、世界最強といわれたイギリス軍を破った






ワシントンは合衆国初代大統領にとなり大国の基礎をつくった






強い意志を感じさせる見事な作品



旗のようなものの模様をよく見ると、アメリカ国旗のデザインのようにも見える。だとしたら凄い



ネイティブアメリカン<マリエレ・エイゼルス(オランダ)>
北米大陸の先住民アメリカンインディアン
彼らの祖先は氷河期にベーリング海峡を経てアジアより渡ってきたと云われている






歴史の浅いアメリカのなかでは唯一歴史を感じる作品



アメリカの動物たち<カレン・フラリック(カナダ)>






西部開拓時代<ドミトリー・クリメンコ(ロシア)>
開拓した土地は開拓者のものとするといった政策で、人々は荒野を切り拓きたくましく生きる姿は西部劇の中で語り継がれている



日本では「一所懸命」と言葉があるが、アメリカでは「開拓者精神(フロンティアスピリット)」か…






撮影 平成29年9月29日
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2017 砂の美術館 その2(鳥取県鳥取市福部町)

2017年12月29日 | 博物館・美術館・記念館
砂の美術館
アメリカの音楽<アンドリュース・ペトクス(リトアニア)>
ブラックミュージックであるブルースから始まり、20世紀初頭にジャズが生まれた



ジャズは好きな音楽の一つだが、この女性歌手の名前がわからない
ビリー・ホリディかと思ったがこんなに豊満ではなかったはず…



サッチモは代表するアーチストなのでわかった



名前を当てるのも楽しい
ガレスビー、ミンガス、マイルスまでは何とか
眼鏡の人物はジャンルは違うがレイ・チャールズか…



砂像を横から見ると幅が薄いことがわかる
あの立体感は自然光や電灯によってつくられる影を計算してのものだという



ニューヨークの摩天楼<ジョン・ウッドワース(アメリカ)>
ニューヨークでは19世紀後半から高層ビルの建築が始まる
市内のマンハッタン島には超高層ビルが林立し、これらは摩天楼と呼ばれている



自由の女神像



米国の自由と民主主義の象徴であるとともに、世界各地からやってくる移民にとって新天地の象徴ともなっている



発明と工業の発展<スー・マクグリュー(アメリカ)>
南北戦争後、米国の産業は急激な発展を遂げる
ベルは電話を生み、一方、エジソンは白熱電球や蓄音機の実用化に成功させる
発明という言葉を人々の身近なものにした偉大な人物である



時代を経て、それぞれの技術は進歩し形も変化してきているが、その原点は発明当初のままというのが素晴らしい



何度目かに廻ってきた時に、窓から偶然自然光がこの場所だけに射した



「突然閃いた時の瞬間」を撮ることができたような感じがした



繁栄と世界進出<パベル・ミリニコフ(ロシア)>
19世紀後半イギリスをしのぐ世界一の工業大国となった米国は海外市場進出への機運が高まる



世界の檜舞台でセオドア・ルーズベルトの政策は、「穏やかに話し、大きな棒を運ぶ(大口を叩かず、必要なときだけ力を振るう)」から棍棒外交と呼ばれる
ルーズベルトはパナマ運河の完成の後ろ盾となった



宇宙開発<ヤン・リドン(中国)>
1958年、NASAが設立されると米国の宇宙開発が著しく成長
1969年、有人宇宙船アポロ11号が月面着陸に成功した






アンクルトムの小屋<メリネイジ・ビュリガード(カナダ)>
アメリカの小説「アンクルトムの小屋」は黒人奴隷であるトムの数奇な運命を描いた物語
奴隷制の非人道性が国内外に伝わり、時代は奴隷制廃止へと動き出した



小説の文字と挿絵が表現されている



主人公のトムだと想像するが表情がいい






過酷な生活の中でも楽しいことも…



いろいろ考えさせられ、想像させてくれた作品



撮影 平成29年9月29日
コメント (2)
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