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今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

2019 砂の美術館 その3(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2019年07月26日 | 博物館・美術館・記念館
砂の美術館 「砂で世界旅行・南アジア編」その3

*紹介文は配付資料から引用
作品 11 「ムガル帝国 皇帝シャー・ジャハーンと王妃の愛の物語」:イリヤ・フェリモンツェフ/ロシア
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーン
「世界の皇帝」の名にふさわしい豪奢な宮廷文化を開花させ、ムガル王朝の黄金時代を築いた



その繁栄の陰には最愛の妻ムムターズ・マハルの存在があった



深く愛し合っていた二人は遠征など宮中外でも行動を共にし14人もの子供に恵まれた



しかし后妃はデカン遠征中、産褥期に病に倒れ、36歳の若さで先だってしまった



悲哀に暮れる皇帝は深く愛妃をしのび、彼女の記憶を永遠に留めるため霊廟タージマハルの建設に没頭した






晩年、皇帝は白く輝く霊廟を眺め愛妃を思いながら生涯を終えた
二人の棺は霊廟のなかで寄り添うように並べられ、二人の愛は永く語り継がれている



作品 12 「ムガル帝国の行進Ⅰ・Ⅱ」:スザンヌ・ルセラ/オランダ
インド史上最大のイスラム国家、ムガル帝国
16世紀初頭から19世紀半ばまで300年以上も続いた大帝国で名前は先祖にあたるモンゴル帝国に由来している



第3代皇帝アクバルが基礎を築くと、宗教間の融和を図りながら領土を拡大し、第5代皇帝シャー・ジャハーンの時代に栄華を極めた



中央集権的な官僚機構を整え、禄位や給与、土地による税制を確立するなど種々の改革を行い安定した支配を実現した



軍事面では騎馬隊に加え-



神の乗り物・権力の象徴とされる象を使い兵力を増強した



作品 13 「霊廟タージマハル」:レオナルド・ウゴリニ/イタリア
世界一美しいとされるこの霊廟は、第5代皇帝シャー・ジャハーンの愛妃ムムターズ・マハルを埋葬するために建造された



総大理石で造られた白亜の霊廟
イスラムの建築家や世界中の技術者を招聘し22年の歳月をかけて完成した



ヒンドゥーとイスラムの互いの技術が融合して建てられたタージマハルはインド・イスラーム文化の象徴






作品 14 「小説 ジャングルブック」:シャーロット・コスター/オランダ
ラドヤード・キップリング作の小説「ジャングルブック」
南アジアに生息する動物達が登場する7つの短編で構成されている冒険物語



中でも狼に育てられた人間の男の子モーグリが主人公に話しが有名
熊のバルーからジャングルの掟を学び成長していく









撮影 令和元年5月23日
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2019 砂の美術館 その2(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2019年07月25日 | 博物館・美術館・記念館
砂の美術館 「砂で世界旅行・南アジア編」その2

*紹介文は配付資料から引用
作品 05 「スターモスクと都市のにぎわい」:メリネイジ・ビュリガード/カナダ
バングラデシュの首都ダッカにあるスターモスク



星形が描かれたタイルが壁面を覆い-



正面の庭には星形の噴水が配置されている



作品 06 「インダス文明 モヘンジョダロ」:オスカー・ロドリゲス/スペイン
インダス川流域で紀元前2500~1800年頃に発展した文明都市
パキスタンにある遺跡モヘンジョダロがよく知られている



上から見るとこのように壁面が傾斜していることがわかる



遠近法や影を利用することに全く違うものに見えてくるのも魅力の一つだ






文明は紀元前1800年以降突如歴史から姿を消した



作品 07 「ブルーモスク ハズラト・アリー廟」:ギー・オリヴィエ・ドゥヴォ/カナダ
アフガニスタン北部にあるイスラム教指導者の霊廟
アリーはスンニ派シーア派の両方から公認された唯一の指導者



作品 08 「カジュラホ ヴィシュワナータ寺院」:ダン・ベルチャー/アメリカ
インド中部にある世界遺産カジュラホ遺産群
10~12世紀にかけて建立されたヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院群



作品 09 「ヒンドゥー教神話」:ドミトリー・クリメンコ/ロシア



バラモン教と土着の信仰とが融合して発展したヒンドゥー教は多神教の宗教である



三大神ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァでそれぞれ宇宙の創造・維持・破壊を司るとされている
ヴィシュヌ神を最高神とする宗派においては、ヴィシュヌのへそからブラフマー神、ブラフマーの額からシヴァが生まれ世界が創造されたと考えられている



ヴィシュヌ神






ラクシュミーはヴィシュヌの妻で美と富と幸運の女神として知られている



作品 10 「ヒンドゥー彫刻 コナーラクの車輪」:スザサン・パタナイク/インド



インド東部コナーラクにあるスーリア寺院はヒンドゥーの太陽神スーリアを祀る石造寺院で13世紀頃に建築された
インド神話の中で「7頭の馬が引く戦車に乗り天空を駆けめぐる」とあり、寺院全体が大きな馬車に見立てられている









コナーラクの車輪の横にある「ガネーシャ像」






撮影 令和元年5月23日
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2019 砂の美術館 その1(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2019年07月24日 | 博物館・美術館・記念館
砂の美術館 「砂で世界旅行・南アジア編」その1
北海道からは少し遠いが毎年のように訪れているのが「砂の美術館」だ
鳥取県の人気観光スポットの一つになっている



砂像彫刻家一覧
唯一の日本人、茶圓勝彦が総合プロデューサー



展示室入口



展示室の様子



霊廟タージマハルと皇帝シャー・ハーンと王妃の愛の物語



*紹介文は配付資料から引用
作品 01 「幸運の神ガネーシャ」:アンゲフォン・ディビット/ベルギー



ヒンドゥー教三大神シヴァの妻パールヴァディが人形に魂を吹き込み誕生した



作品 02 「独立の父 マハトマ・ガンディー」:パペル・ミリニコフ/ロシア



インド独立の指導者ガンディー。インドの植民地支配を強めるイギリスに対抗する国民会議派に加わり独立運動を進めた



激しい弾圧や投獄に屈することなく、「悲暴力・不服従」による徹底した反英運動を続け1948年に独立を果たす



マハ-トマ-(偉大なる魂)と尊称がつくほど多くの偉業を成し遂げた
今年度生誕150周年を迎える



作品 03 「古都パタン ダルバール広場」:アンドリュース・ペトクス/リトアニア
かつて王都として栄え「美の都」とも称されるネパール中部カトマンズ盆地にあるパタン



斜め上から見るとあまり奥行きがない彫刻なのだが-



正面から見ると立体的に見える工夫がなされている






作品 04 「聖なる河ガンジス 沐浴と祈り」:ミケーラ・チャピーニ/イタリア



ヒンドゥー教においてガンジス河は女神ガンガーとして神格化されている



ガンジス河岸にはガートと呼ばれる階段状の沐浴場があり多くの巡礼者が穢れを洗い清め祈りを捧げている



その側には火葬場がいくつもあり遺灰はそのまま河に流される
ガンジス河では生と死の情調が感じられ、神聖な雰囲気に包まれている



撮影 令和元年5月23日
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荒川豊蔵資料館(岐阜県可児市久々利柿下入会)

2019年06月25日 | 博物館・美術館・記念館
荒川豊蔵資料館(岐阜県可児市久々利柿下入会)
道の駅「可児ッテ」の資料で、近くに荒川豊蔵の資料館があることを知った
道路沿いに駐車場があり、そこに車を駐めしばらく歩くことになる



この快適といえる道を歩いて行くが、普段車を利用し、歩くという習慣がないので長く感じてしまった



やっと建物が見えてきて、これだと喜んでいたら違っていた
この階段を上がって-



さらに上がり、息が切れてきた頃に-



資料館の建物が見えてくる。入館料は200円、写真撮影もできるというのも嬉しい
この場所にくるまでの間に、庭の整備をしていた男性と女性に、元気で心のこもった挨拶をされた
受付の女性の対応もすばらしく(歓迎されていると感じてしまい)来て良かったと思った



館内では企画展として「桃山と昭和にひらいた華」が開催されていた

荒川豊蔵が収集した作品
1 「総織部菖蒲刻文皿」(桃山 17C初 元屋敷窯)-当館が誇る逸品のひとつとの説明書き



2 「青花花鳥文皿(芙蓉手)」(明 17C 中国)



3 「織部葡萄文大鉢」(江戸 多治見)



4 「備前四耳壺」(桃山 16C後)



5 「青花山水文瓶」(李朝 韓国)



6 「志野織部笹透長角向付」(桃山 17C初 元屋敷窯)



7 「瀬戸黒茶碗」(桃山 美濃古窯出土)



荒川豊蔵の作品

8 「瀬戸黒茶碗」(昭和10年)



9 「志野茶碗 銘 里帰り」(昭和17年)



10 「志野茶碗 銘 瑞雲」(昭和35年)



11 「月照陶片歓触図」(昭和50年)



12 「黄瀬戸竹花入」(昭和28年頃)



13 「瀬戸黒金彩木葉文茶碗」(昭和40年)
旅先での茶を楽しめるようにと、妻・志づへ贈られたもの



陶芸作品を観る機会などまったくないが、この茶碗には魅了された



14 「染付山水図四方飾皿」(昭和46年)






陶房
戦後、住居から陶房機能を切り離した後に、新たに構えた陶房



昭和30年代以降のロクロ場に近い状態に復元



陶房内には、機械類は存在せず、昔ながらの手作業での制作工程であった



昭和40年代には西側に高床式の書斎部分を増築し、現在の姿となった






旧荒川豊蔵邸
牟田洞古窯跡での志野筍絵陶片発見を契機として、豊蔵は志野の再現を志し、ここ大萱牟田洞の地に移り住む



石柱には「うらぐち」と刻まれていて、茶目っ気のある人物と感じた
昭和7年には、入手した古民家を移築。戦後は陶房の機能を切り離し、居住空間として多くの来訪者を迎えている



歩いてくると奥の方にあるのが表玄関になる



荒川豊蔵の号である「斗出庵」の字が刻まれている












帰り際に気付いたが、陶房の門も周囲の景色に調和していていい雰囲気を出している



道沿いには石仏も置かれている






撮影 令和元年5月16日
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2018 鳥取砂丘 砂の美術館 その2(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2019年05月04日 | 博物館・美術館・記念館
鳥取砂丘 砂の美術館 その2

09 コペンハーゲンの象徴「人魚姫の像」
制作者:メリネイジ・ビュリガード(カナダ)



コペンハーゲンの海を見つめ波打ち際に静かに佇んでいる人魚姫の像






10 北欧の児童文学「人魚姫」ハンス・アンデルセン
制作者:メリネイジ・ビュリガード(カナダ)



人間の王子に恋をした人魚姫の報われない恋を描いた悲しい物語



愛する王子と結ばれるため魔女に会い、美しい声を差し出す代わりに二本の足をもらう…



11 サンタクロース
制作者:クリスツ・ザリンス(ラトビア)









12 アルフレッド・ノーベルとノーベル賞
制作者:アグネス・ラトジーテ(ラトビア)



ダイノマイトは高山の採掘等の発展に寄与したが、戦争中には兵器として使われ世間の批判を浴び心を痛めた



「人類にとって最も重要な貢献をした人物に自分の財産を分配して欲しい」という遺言がノーベル賞につながった



13 ブリッゲン…ノルウェー・ベンゲルの旧市街地
制作者:ケビン・クロフォード(オーストラリア)






14 音楽 グリーグと作品「ペール・ギュント」
制作者:カレン・フラリック(カナダ)



この曲は昔よく聴いた。彫刻は「山の魔王の宮殿にて」を表現している。



私は「ソルヴェイグの歌」が好きだ



15 冬のスポーツ
制作者:スザンヌ・ルセラ(オランダ)



北欧神話で「麗しの花嫁」と呼ばれるほど美しい冬の神「スカジ」



スカジが勝利の女神となり力を送る様子を五輪のマークになぞらえて表現している



16 トロルと北欧の森
制作者:アンゲフォン・ディビット(ベルギー)



北欧の深い森に暮らす妖精トロル…



森と妖精に敬意を払う者には幸運と富を与え、無碍にすれば災いをもたらすと語り継がれている



17 北欧の原風景 サーミ族
制作者:パベル・ミリニコフ(ロシア)



オーロラが輝く空の下で暮らす先住民サーミ族。独自の言語・文化を持ち、数千年の歴史を築いてきた



トナカイを遊牧し肉は食糧に、骨や角は道具や装飾品として、毛皮は衣服として寒冷気候に順応してきた



18 ヴァイキング
制作者:ダン・ベルチャー(アメリカ)



スカンジナビア半島の「入江(ヴィーグ)に住む人々」という意味からその名がついたと云われている



19 北欧神話
制作者:ドミトリー・クリメンコ(ロシア)



北ヨーロッパの国々に伝わる「北欧神話」。民族独自の信仰や伝説が口承で伝わってきた物語






オーディンは北欧神話の中で最高神として語り継がれている



この作品も印象に残っている



20 フィヨルドの風景
制作者:レオナルド・ウゴリニ(イタリア)
屋内最後の作品は、展示会場正面の上部を占める作品



切り立つ絶壁の間に海面が広がる。この水は前年度も効果的に使われていた



氷河が形成したU字の谷、海面を進む帆船






作品を上から見ると下とは違ったものが見える。肉厚に見える作品は遠近法と照明の陰を巧に使っていることがわかる



真上から見ると上部ほど薄くなっている。砂なので重量があると崩れてしまう



屋外に出る

「フィンたん」
駐日フィンランド大使館のキャラクター。砂の美術館スタッフの制作



グリーンランド~北極圏の生き物~
制作者:ギー・オリヴィエ・ドゥヴォ(カナダ)



福祉国家「北欧」
制作者:茶圓 勝彦



撮影 平成30年10月26日
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2018 鳥取砂丘 砂の美術館 その1(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2019年05月03日 | 博物館・美術館・記念館
鳥取砂丘 砂の美術館 その1
世界初の砂像を専門に展示する美術館
車で旅に出ると北海道から離れた場所にあるが立ち寄るようにしている



駐車場は満車状態、年々人気が増しているような感じがする
ここが美術館の入口になる



第11期展示 砂で世界旅行・北欧編
~美しい大自然と幻想的な物語の世界へ~

20名の砂像彫刻家。総合プロデューサーは日本の茶圓勝彦



01 美術 ムンクの「叫び」
制作者:ギー・オリヴィエ・ドゥヴォ(カナダ)






02 北欧の動物たち
制作者:トーマス・クォート(アメリカ)









03 ドールハウスと北欧家具
制作者:スー・マクギュー(アメリカ)

1階では普通の作品に思えたが…… 2階から見たときにある発見をした。



また1階に戻り、その部分を望遠レンズで撮る



そして2階へ行き、正面から



横からも。このような工夫がなされていたことに心底驚くと同時に、制作過程にも興味を持った



04 文学「マッチ売りの少女」「羊飼いの娘と煙突掃除人」ハンス・アンデルセン
制作者:マリエレ・ヒーセルス(オランダ)



命が尽きて初めて幸せになてるという悲しい物語と…






恋を叶えるため部屋から逃げ出し、様々な困難を乗り越えて結ばれるという人形の物語



誰もいなくなった瞬間に撮った写真。凄い作品に感動



05 北欧神話より ニーベルングの伝説(1)アイスランド女王への謁見
制作者:イリヤ・フェリモンツェフ(ロシア)

この場所に展示される作品はいつも凄いものばかりだが、今回も圧倒されてしまった



この作品を見ることができただけでも、ここへ来た価値はあったと思った



ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」でも知られる物語









06 北欧神話より ニーベルングの伝説(2)鍛冶職人とシグルズ
制作者:ディビッド・ドゥシャーム(カナダ)



北欧神話最高神オーディンの血を引く王子シグルス
国は滅ぼされ幼いシグルスは鍛冶職人に救われる






07 北欧神話より ニーベルングの伝説(3)シグルズのドラゴン退治
制作者:ディビッド・ドゥシャーム(カナダ)



女王にふさわしい王となるためシグルズは、伝説の財宝を隠し持つドラゴンを退治したが、呪いにかけられてしまった…



08 北欧の児童文学「ニルスの不思議な旅」セルマ・ラーゲルレーブ
制作者:ジル・ハリス(アメリカ)

セルマ・ラーゲルレーブは女性初のノーベル文学賞受賞者



魔法によりこびとにされてしまったニルスがガチョウのモルデンの背中に乗り旅をし、立派な少年へと成長する冒険物語



2階から会場を眺める。ここで前述したような新しい発見もある



外国人観光客が増えている。鳥取県で一番の観光スポットになっているようだ






撮影 平成30年10月26日
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美ヶ原高原美術館 その6(長野県上田市武石上本入美ヶ原高原)

2019年02月07日 | 博物館・美術館・記念館
美ヶ原高原美術館 最終回
美術館には、およそ350点の現代彫刻が常設展示されている
写真を整理していて、まだ200点も撮っていないことがわかった

142 伊東 傀:「マントの女」1980年






143 中農 美枝子:「Tanha」1983年



144 柳原 義達:「犬の唄」1971年



145 浦山 一雄:「Gパン」1972年









146 中垣 克久:「山上のソロ」1986年



BS1で放映されている「駅・空港ピアノ」などを好んで視聴しているが、「高原ピアノ」も面白い



147 土田 隆生:「表象-<中間距離>」1986年






148



109で紹介した エヴゲーニ・ビクロビッチ・ブチェ-チッチ(ソ連):「剣を鍬にやきなおそう」1957年を角度を変えて



149 堀口 泰造:「捕虜」1980年



150 金 水鉉(韓国):「女人像」1971年



151 淀井 敏夫:「海辺の女」



152 圓鍔 元規:「みぎわ(汀)」1972年






153 山県 寿夫:「安楽椅子」1976年



154 桜井 祐一:「まどか」1967年



155 橋本 二郎:「翔」1981年



156 雨宮 敬子:「佇立」1982年



157 佐藤 助雄:「個の時」1980年






158 矢崎 虎夫:「サリーを着た娘」1979年



159 マリオ・アゴスティネッリ(ブラジル):「ドン・キホーテ」1985年



美術館の出入り口。入館から3時間40分も要した



愛車が待っている駐車場へ。遠くに見えるのが美術館のゲートである



撮影 平成30年10月15日
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美ヶ原高原美術館 その5(長野県上田市武石上本入美ヶ原高原)

2019年02月06日 | 博物館・美術館・記念館
美ヶ原高原美術館 その5
美術館の敷地の右半分の作品を鑑賞
所要時間は約2時間、寒さに加え歩くのにも疲れ、気力も萎えてきている
もう二度と訪れることはないということも考えられ、覚悟を決め、左側にある作品観賞に向かう

110



111 ラスト・R・ラヴィーナ(チェコーカナダ):「メロディー」1986年



112



113 市村 緑郎:「雲」1986年



114 吉田 隆:「プシケを運ぶ弓」1986年



115 山崎 猛:「沐浴」1986年



116 トム・C・オー(アメリカ):「ボート」1995年



117 藤原 吉志子:「迷宮(ラビリンス)-出口をお探し、グレーテル」」1998年



118 山崎 猛:「女の方舟・曙」1988年



119 井上 武吉:「マイ・スカイ・ホール(天をのぞく箱)1981-82年






中央に写っているのが私である



120 中村 義孝:「夢絵巻」1988年






121 綿引 道郎:「詩人-自然を讃え、生を詩う」1988年



122 佐藤 幸子:「五月の風」1995年



123 鈴木 久雄:「風化儀式Ⅱ さようなら! ガリバー!」1988年






124 松本 秋則:「風の奏でる音楽」1987年



125 池田 満寿夫:「犀」1995年



126 松本 光司:「風標・88」1988年



127 アンドリュー・メイソン(オーストラリア):「ボンディ・サーファー」1988年



128 ゴヤ・フリオ・エドワルド(アルゼンチン):「シンフォニア」1988年






129 佐脇 健一:「フライング・マン」1986年



130 池ケ谷 務:「皮膚のひと」1982年



131 辻畑 隆子:「多異風」1986年






132 藤原 吉志子:「羊の旅-この世には まだ知らない事が いっぱいある」1986年



133 桜田 祐一:「レダ」1980年






134 桑原 巨守:「太陽賛歌」1982年



135 山崎 猛:「ふれあい」1984年



136 斎藤 誠治:「思川」1978年






137 岩野 勇三:「始動」1980年



138 矢崎 虎夫:「阿修羅」1982年



139 黒川 晃彦:「柱にもたれてアルトを吹けば」1982年






140 雨宮 敬子:「憶」1972年



141 千野 茂:「裸婦」1980年



撮影 平成30年10月15日
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美ヶ原高原美術館 その4(長野県上田市武石上本入美ヶ原高原)

2019年02月05日 | 博物館・美術館・記念館
美ヶ原高原美術館 その4
広大な敷地の美術館の右端の高台に建物がある
寒風で体が冷えていたので暖をとるためにドアを開け室内に入った

ビーナスの城
何とそこには、あの有名な「ミロのヴィーナス」が展示されていた



模刻作品ではあるが、美しさで世界的に有名な彫刻だけに感動する









室内は自然光を利用している。曇天のこの日は写真よりも、かなり暗い












この建物は美術館の中で一番高所(標高1981m)にある
朝起きて違和感があったので、脈拍を測定すると、安静時で82回/分もあった。酸素不足か…



展望台からの眺め。目の前を雲が通りすぎていくという経験は日常ではできない



日本アルプスや八ヶ岳、浅間山、富士山まで360度の眺望が楽しめる



屋外に出た。少し空が明るくなってきている

83 小坂 圭二:「漁どる人」1982年



84 小坂 圭二:「人間 1980年」1982年



85 加藤 昭男:「鳩を放つ」1982年



86 ニシム・メルガド(フランス):「点」1989年



87 土田 隆生:「二人ぼっち」1980年



歩き進むと、いくつかの彫刻が展示されている場所がある



88 分部 順治:「想」1978年



89 雨宮 淳:「独」1984年



90 山本 稚彦:「首環」1974年



91 廣瀬 和子:「トルソ」1966年



92 植木 力:「立」1982年



93 伊藤 五百亀:「木陰の柵」1977年



94 斎藤 素厳:「行路」1928年



95 三坂 耿一郎:「抱と抗」1979年



96 富永 直樹:「砂漠に生きる男」1977年






97 桑原 巨守:「習作」1983年



98 圓鍔 元規:「モーつかれたヨー マダー」1978年



99 蛭田 二郎:「鳥のある長い髪のトルソ(B)」1977年



100 ゲオルギ・チャプカノフ(ブルガリア):「生態学的存在- セザール頌」



101 リック・ブース(アメリカ):「モト・ムーア - ヘンリーのオマージュ」1989年



102 大城 智:「嘘の雨」1993年



103 川原 竜三郎:「気(き)No.1」1986年



104 重岡 建治:「受胎告知」1980年



105 細川 宗英:「ウシュマルの男(廃墟の男)」1980年



106 細川 宗英:「王と王妃」1973年






107 ラスト(チェコーカナダ):「欲望(87/88)多角的彫刻」







ここまでの所要時間は入館から約2時間
美術館の左半分の入口にあたる橋に差し掛かった

108 清水 多嘉示:「のぞみ」1968年



109 エヴゲーニ・ビクロビッチ・ブチェ-チッチ(ソ連):「剣を鍬にやきなおそう」1957年



撮影 平成30年10月15日
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美ヶ原高原美術館 その3(長野県上田市武石上本入美ヶ原高原)

2019年02月04日 | 博物館・美術館・記念館
美ヶ原高原美術館 その3
広大な敷地に展示されている作品を観るには約3時間ほど要するということで、前日は駐車場で車中泊をした
約2000mの高地にある道の駅、夜間は照明もなく不安になる
軽装できていたため寒さで何度も目覚め、寝不足で作品を撮っていた

51 杉山 惣二:「暦(こよみ)」1990年






52 ガブリエル・ステルク(オランダ):「溺れる」1992年



53 アンドレス・ナヘール(スペイン):「煉瓦工場のブロンドⅢ」1991年






54 山本 雅彦:「ヨブ」1967年



55 パク・ヒョンウル(韓国):「木と天使 No.4」1992年



56 大城 智:「雲の墓標」1992年



57 鷹尾 俊一:「メタモルフォーゼ」1984年



58 ベルンハルト・ルジンブール:「スズメヲウツノニタイホーヲモチダス」



59 フランツェン(ベルギー):「失踪する文化」1992年



60 マーティーン・ヴォーゲル(アメリカ):「神の化身」
遠くから見ると、インド独立の父「マハトマ・ガンディー」かなと思った。



大好きな仏像を観ているような、穏やかな気持ちにさせてくれる作品だ。






61






62 松本 光司:「風の車」1990年



63 後藤 良二:「ダイアモンド構造」1977年



64 フォティス(ギリシア):「両性をそなえたトルソ」1989年



65 吉田 隆:「戦士」1988年






66 高橋 秀幸:「イカロ」1980年



67



68 佐々木 憲章:「脱衣(蕾から花へ)」1980年



69 山田 正好:「帽子をかぶって」1990年






70 掛井 五郎:「蝶」1982年



71 オチョア(メキシコ):「われらの海」1990年



72 エルネスト・アスカラテ(メキシコ):「女の習作」1990年



73 ベルント・アルテンシュタイン(ドイツ):「書斎机の人」



74 坂東 優:「無形の悟り」1980年



75



76 綿引 道郎:「憩う時」1990年



77 辻畑 隆子:「動いた夜」1990年



78 ハン・ジンソプ(韓国):「待つ」1990年



79 藤巻 秀正:「森の詩」1990年






80 アリヨス・イエルチチ(ユーゴスラビア):「希望の叫び」1980年



81 マイケル・サンドル(イギリス):「鼓笛手」1985年



82 本田 貴侶:「聖なるもののリビド - 空へ」1982年



撮影 平成30年10月15日
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美ヶ原高原美術館 その2(長野県上田市武石上本入美ヶ原高原)

2019年02月03日 | 博物館・美術館・記念館
美ヶ原高原美術館 その2
1981年6月に箱根町にある箱根 彫刻の森美術館の姉妹館として開館された
4万坪の屋外展示場に350点あまりの現代彫刻を常設展示している

21 スサーナ・ソラノ(スペイン):「空洞の丘 ♯8」1985年



22 横山 善一:「過去 現在 未来」1971年



23 フォティス(ギリシア):「210cm」1993年



24 サトル・タカダ:「Distillations」1989年



25 ジャン・スザンヌ(フランス):「間隙」1993年



26 安倍 定:「夢遙」1984年



27 安藤 泉:「逆転の確率」1988年



28 アレクサンダー・リーバーマン:「イヴ」



29
作者や作品名はカメラに記憶させるのだが、時々撮り忘れることがある。



30 パヴェル・クルバレク(スイス):「ニケ 1989」1989年



31 藤巻 秀正:「家路へ」1992年



32 関 正司:「アイアン・レディー」1982年



33 天野 裕夫:「進化親類」1984年






34 田辺 朗:「時の方舟」1991年



35 中岡 慎太郎:「セレナード」1992年



36 峯田 義郎:「風について」1982年






37 井上 なぎさ:「弧空の旋律」1992年






38 三木 俊治:「行列」1984年



39 イガエル・トゥマルキン(イスラエル):「仕事は自由をもたらすか?」1992年



40 ボアズ・ヴァディア(アメリカ):「モリア」1992年



41 竹屋 修:「時の残像Ⅲ」1992年






42 西巻 一彦:「宿借り(夢のマイホーム)」1992年



43 滝川 琢史:「原風景-道」1992年



44 二口 金一:「北の詩」1992年



45 ティモ・ソリン(フィンランド):「守護者」1992年



46 ルイス・アギラール・カスタネーダ(メキシコ):「記された日」1992年






47 佐々木 憲章:「第十三支の標 寄生木」1984年









48 靍田 清二:「この空を飛べたら」1984年






49 SAR(カナダ):「考案された空間」1991年



50 河崎 良行:「風のスイング」1991年






撮影 平成30年10月15日
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美ヶ原高原美術館 その1(長野県上田市武石上本入美ヶ原高原)

2019年02月02日 | 博物館・美術館・記念館
美ヶ原(うつくしがはら)高原美術館
別の目的地に向かっていたのだが、道路標識で「美ヶ原高原美術館」が目に入ってきた
比較的近い距離だったこともあり立ち寄ることにした



ところが… 標高2,000mもあると思わず、富士山の登山道を間違って走った過去の悪夢が甦っていた



日本一高い所にある美術館というのは知っていたが、屋外にあることも、観賞に3時間もかかることも知らなかった
到着したのが午後3時過ぎ、隣接する道の駅に車中泊し、翌日入館することにした

眼下に雲海を見たのも、目の前を雲が通り過ぎて行くのも初体験だ



入館料は1,000円。この日最初の入館者となった









屋内で数点の展示物を観賞して屋外に出る
番号は私の歩いた順路、作者、作品名、制作年を記載している

01 本田 貴侶:「雲海に立ちて」1988年



02 カゾ・エロール(カナダ):「禅-西洋’80」1980年



03 安藤 泉:「勢塊」1984年






04 安藤 泉:「天動説」1982年



05 石川 幸二:「球体人間(プラトンに捧ぐ)」1983年



06 渡辺 尋志:「遠響」1984年



07 柴田 美千里:「しまうま」1988年



08 ニコラ・ヒックス(イギリス):「わななき」1987年



09 中野 滋:「路上の楽隊」1986年






10 新関 八紘:「見牛・得牛」1984年









11 関 正司:「Wind Dancer」1980年









12 セザール・バルダッチーニ(フランス):「親指」1986-87年



13 ストレット ギッティング・ケルジー(アメリカ):「ヴァネッサ-ヘレナ-カタリーナ-ランデッガー」1988年






14 日高 頼子:「重奏」1976-77年



15 山本 信:「喜遊曲 イタリアーノ」1990年



16 ロザリナ・セルヴァンテス(メキシコ):「踊り」1988年



17 山田 信夫:「ロバと将軍」1980年



18 藤原 吉志子:「東のウサギが西のウサギに会いにゆく」1990年



19 菊池 一雄:「家族」1972年






20 新谷 琇紀:「愛のモニュメント」1972-80年









撮影 平成30年10月15日
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武石早代作品展(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月29日 | 博物館・美術館・記念館
武石早代作品展
武石早代さんは、私の元同僚武石英孝氏の娘さんである
幼い頃、彼女がモデルになった 武石英孝氏の絵が日展で初入選 (←押す)した

市立小樽美術館市民ギャラリーに作品が展示されている(無料です)



早代さんとご家族にご挨拶。本人の解説付きで作品を観賞する



私のカメラに興味をお持ちのようだったので、彼女に渡し撮ってもらった



作品を紹介していく。(写真左上の*印は早代さんが撮影したもの)

1「U・M・E」 2018年



2「made from」 2017年



有名絵画を参考に作成したという。制作過程をスマホでみせてもらったが実に面白い
自分でデザインして写真を撮るということなど考えたこともなかったのでその手法に驚いた



武石早代 Sayo Takeishi
1994年 北海道岩見沢市生まれ
2017年 筑波大学 芸術専門群 構成専攻 ビジュアルデザイン領域 卒業
現在 筑波大学 大学院 在籍

3「Strawberry Momennt」 2017年



いちごをヨーグルトドリンクに落とすところを連写したそうである
私も昔「連写男」と呼ばれていたが、経験上この瞬間を撮るのはかなり難しい
この後の作品にも共通するが根気強さに脱帽する



4「Languorous Summer」 2017年



いちごに続きアイスも大好物である
いつも溶ける前に口に入るのでまさか作品になるとは思ってもいなかった



しかもカラフルで美しい



5「Shortcake Girl」 2016年
モデルは筑波大学の女学生100名



背景が白で、全員に同じ白いシャツを着てもらっている。さらに口にはイチゴショート
初対面の女性にもお願いしているというのも彼女の人柄で凄い。なかなかできないことだ



中央の中国人留学生女性が一番印象に残っていると話してくれた
いろいろポーズをとってくれたり、モデルになる女性も連れてきてくれたそうだ



1人につき50枚ほど撮ってその一枚を掲載
若き100人の女性の透明感のある写真は壮観で元気がでる



6「naturally」 2017年
上段はストッキングを履いた足の動きと「光と影」、下段は写真では暗くなって判別できないが「しわ」をモチーフにしていると説明を受けた



7「Adrift」 2017年



8「noise」 2018年



武石早代さんの作品展は3月31日まで、間もなく終了します
是非、美術館市民ギャラリーで本物に接してください

早代さんが笑顔で対応してくれますよ~



2階では父親 武石英孝氏の個展が開催されています

撮影 平成30年3月29日
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命の脈動 武石英孝 展  その6(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月20日 | 博物館・美術館・記念館
命の脈動 武石英孝 展
かつての同僚の作品を撮り紹介してきた。今回が最終回となる
仕事をしながら、これだけの作品を残してきたことに敬意を表したい

「6 動物たち」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*武石は奇抜な絵をめざす画家ではないが、動物の絵はその意外性を楽しんでもらうサービス精神の現れでもある

30 「No.3」
*小さい頃から生き物が好きで、特に生命力のある大型の肉感的な生き物に魅力を感じるという



31 「フラミンゴ」 2016年 
*人間では及ばない大型獣の力強さ、フラミンゴの優雅さ、豚の貪欲さなどを感じたその一瞬を切りとって描いている
 金箔下地を採用して、日本画の表現法を取り入れている



32 「鰐」 2016年 
この絵を観て笑ってしまった。これが私の知っている武石氏である



33 「DIVE」 2011年 油彩・板
*旭山動物園のホッキョクグマに取材し、油彩でありながら屏風仕立てにしている

屏風に洋画、これには驚いた
とても新鮮な感じがしてじっと見入ってしまった



展示会場入口側奥の小部屋に展示されている作品

34 「草原」 2015年 変形



35 「夕暮れ」 2015年 変形
*岩見沢からの通勤で10数年間毎日のように通っているJR苗穂駅を描いている
 この駅は再開発で移転、橋上化され2018年に失われる。どうしても描き残しておきたいと手がけられた
 JRタワーを望む6番ホームを描いている



36 「OBJECT」 2018年



37 「菜の花畑」 2013年
最後の一枚となった。室内の照明ではなく、太陽光が作品の菜の花を照らしている



武石氏の作品を紹介してきたが、その芸術性は写真では表現できない
美術館で作品の前に立ち観賞することによって、作家の意図が理解できる
3月21日(水・祝日)14:00~15:00に武石氏から作品について説明がある
足を運んでいただければ彼の友人として最高の喜びである

市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料

撮影 平成30年3月14日
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命の脈動 武石英孝 展  その5(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月19日 | 博物館・美術館・記念館
命の脈動 武石英孝 展 その5
今週の予定
作家によるアーティストトーク
3月21日(水・祝日)14:00~15:00
出演:武石 英孝(本展美術家)

「5 現代の肖像画」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*道内で伝統的に美術の盛んな札幌東高校に赴任し、北海道高文連美術専門委員長、北海道高等学校文化蓮理事などを務めるなど、北海道の美術科教育を牽引していく立場を担っていた

22 「理科室」 2013年 第99回光風会展・会友賞
*作品の題材は、大部分の時間を過ごす学校生活のなかから選ばれるようになる



*モデルにしたのは、当時札幌東高校に在学していた理系の女子生徒だった



23 「放課後」 2014年 第100回光風会展
*理科室のさまざまな実験器具や骨格標本の並んだ冷たい空間を、武石は気に入り描いている



この時期、私も同じ職場に勤務していたので、モデルになった女子生徒を知っている



いつも笑顔で明るく人気者であった
運動部にも加入し体育館でボールを追いかけ走っている姿を何度もみたことがある



24 「Message」 2013年 第88回道展
現代の肖像画は、海外からの留学生の個性的な生徒を描くことからスタートしたという



欧州からの留学生だったと記憶している。日本の制服がよく似合っていた



25 「予 感」 2016年 第91回道展
制服を着たモデルも大学に進学した。別人と思われるほど大人になった気がする



一人の女性の成長していく姿を、絵によってみることができるのは楽しいことでもある
確かに美しい蝶に変身している



26 「うたたね」 2016年 第102回光風会展
武石氏の作品を撮っていて人物の視線にぎょっとさせられることが多い
この絵は穏やかな気持ちにさせる。祖父の「午睡」とは違い、若い女性の「うたたね」は実に可愛い



そよ風が部屋に吹き込みカーテンを揺らしている
色彩もこれまでにはない、明るく温かい色を多く使っているように感じる



27 「標 本」 2017年 改組第4回日展
武石氏が日展に入選したという連絡を、かつての同僚から知らせがあった
そのお祝いの会を、かなり遅くなったが1ヶ月前に行った



彼の人柄により20名弱の仲間が集まる。仲間の会合場所はいつも決まっている
絵に関心のある人間がいないので、この絵が入選したということは誰も知らないはずだ



28 「夜 光」 2015年 第102回光風会展
高校生の時の面影が一番残っている感じがする絵だ



作家もモデルも知っているだけに、絵を撮しているだけなのだが結構気を遣っている
今回もモデルを中心に。大きく撮ると作家の意図を感じることがたまにある



29 「きこえる」 2017年 第92回道展
*背景に描かれているのはキトラ古墳の漆喰壁に残された天文図である
 場の設定は、この女性が日常を過ごす大学構内の一角か



現実の空間に、キトラ古墳の壁画を重ねあわせている






私は車で国内を旅している。キリスト教信者ではないが教会を訪れマリア像を拝顔するのも楽しみの一つだ
この絵を遠くから見たときに何故かマリア像のような神々しさを感じた作品である



写真では作品の持つ芸術性を十分に伝えることができない
感動は美術館で… 武石氏は現職の教師なので話しが上手で面白い(ユーモアセンス抜群…)
3月21日のアーティストトークはお薦めだ。(絵画鑑賞が楽しくなる…)

市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料

撮影 平成30年3月14日
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