神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

昨年も佐藤愛子のことを書いている私

2018年03月28日 01時42分08秒 | 帰省
昨年の今頃はまだ母が生きていたが、
昨年の今頃も佐藤愛子のことを書いている。

母も彼女のことを好きだったようで、
一緒に泊まったホテルで亡くなった時、
その荷物の中に何冊か佐藤愛子の著書が入っていた。

私の夫は、私が佐藤愛子や田辺聖子を読むと軽蔑する。

そんな馬鹿話ばかり書いている作家のどこがいいと。

夫には、彼女たちの巧まざるユーモアがわからないのだ。

かわいそうな人だ。

と私は逆に憐れんでしまう。

なにも七面倒くさい話を書く作家が偉いのではない。

こういうふうにユーモアを交えて書ける作家のほうが賢いのだ。

だいたい面白みのない人は駄目だ。

いえ、夫には夫のよさがある。

夫の小学校時代の女友達などは、
私の夫がいかに秀才で女生徒たちの憧れの的だったを言う。

世間的には、そんな人と結婚できた私は果報者ということになるのだろう。

が、しかし、こういうユーモアを解さないところが最大の欠点なのである。
と私は思う。



「屁をひって おかしくも無し 独り者」
今日は図書館に予約してあった本の順番が回ってきたと連絡があったので、行ってきた。借りてきたのは売れっ子医師の長尾和宏氏の『痛くない死に方』であるが、行ったついでに佐藤愛子氏のエ......


・昨年も佐藤愛子を書いている私はどれだけ彼女を好きか

・亡くなりし母の荷物の中からも出てきた佐藤愛子のエッセー

・亡くなりし兄の蔵書の中からも出でこし佐藤愛子のエッセー

・亡くなりし兄の話は面白しさう言ひくるる人多かりき

・ユーモアのなき夫とまでは言はねどももつとユーモア解してほしい

・息つまるときは取り出し読まむかな佐藤愛子や田辺聖子を

・屁をひつておかしうもなし独りもの相手がゐれば相手が怒る

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