上の写真は手元がぶれて狙った写真がとれていないが、
一枚目の写真はブログの設定上、外せないようなのでそのままにする。
本当は、穴に収めた母の骨壺を写したつもりだった。
私達が墓地に行くと、既に、お墓を除けて、数人の人が大きな穴を掘ってくれてあった。
むかし父の納骨のときは、田舎の近所の人たちが穴を掘ってくれたと聞いたが、
近年は、こういうふうに業者の人に頼むようになったようだ。
↓近年は、こういう作業も機械の力を借りるようだ。
↓また元の位置にお墓を戻して。
お坊さんが長いお経を丁寧にあげてくださった。
その後、私と兄嫁と父方従姉も拝んだ。
この従姉は、父方の一番年かさの従姉で、78歳になる。
われわれ一族いとこの筆頭のせいか、昔から責任感が強く、こういうときには馳せ参じてくれる。
そして彼女の覚えている昔の我が家の家系のこととか話してくれる。
現在本家のお墓はまとめられているが、以前は44個もお墓があって、
あまり行き来をしていない県外在住の親戚のお墓も全部墓守をしていたとか。
私のおぼろに覚えている記憶でも、夏になる前に一族で墓参りに行くのが恒例行事で、
その折、膨大な量の墓花を準備していた。
8歳上の従姉の話には知らなかった昔のことがいっぱい出てくる。
今回も25日の四十九日の法要時に納骨すれば皆に拝んでもらえたのにと思っているところに
車を運転してきてくれた。
昔は車の運転をしていなかったのにと思って聞くと、50歳ごろに運転免許を取得して、
まだ運転していると。
○○ちゃん、わざわざ来てくれてありがとう。
三人で拝んだあと、お墓の背中?から撮影。
写真ではわかりにくいと思うが、見晴るかす限り太平洋の大海原の広がった絶景である。
家を建てたらいいと思うくらいよい眺めの墓地だ。
*
・骨壺を納めし墓地は丘の上これからずつとこの丘の上
・父母(ちちはは)の眠る丘から見ゆる海水平線が遠く見えるよ
・ちちははも父方祖父母も伯父伯母も並び眠れる丘の上(へ)の墓地
・今頃は父にも兄にも会ひてゐむ梅の花咲く地上の上で
・梅の花咲くころ母は丘の上(へ)の墓に入りて拝まれてゐる
・母に会ふためにまた来む丘のうへ花を手向けて手を合はすため
*
従姉は喪服で来てくれたのに、兄嫁と私は話し合って普段着のままで行った。
というのが、
納骨が終わったら、そのまま着かえず帰途につかなければならないという事情だったから。
だから喪服は朝ホテルでキャリーケースに入れて宅急便で送ってしまっていた。