ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』

2006-01-29 23:05:08 | 映画
TOHOシネマズ南大沢にて。

数学者の父親ロバートを亡くしたキャサリン。自らも数学を学んでいた者として、拠り所を無くし呆然としていた。この5年間、ロバートは精神を病み、キャサリン一人で面倒を見ていたのだが、葬儀のあと、彼の部屋で誰も解けなかった問題の証明が発見される。キャサリンは、私が解いたのだと主張し始める。

父の精神病の芽が自分の中にも存在するのではないかと葛藤するグウィネス・パルトロウと、ヒゲを蓄えふっくらとしたアンソニー・ホプキンスの芸達者二人のやりとりは、とてもいいんだけどね。後半、数学の問題の証明と彼女自身の存在の証明とを重ね合わせ、過去と現在を行き来する映像を観ていて、ちょっとミステリーチックになるのかなーって思ってたら、特段そんなこともなく。『ER』アビーの躁鬱病の母マギーの大騒ぎのようなものや、『博士の愛した数式』みたいな数式の講義もなくて、思っていた以上に、こぢんまりとした作品でした。

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