雪路の旦那・津川雅彦改め、マキノ雅彦第1回監督作品。
上方落語、笑満亭の師匠の臨終の場面から始まる。弟子が「やっておきたかったことはありますか」とそばで訊く。師匠は「ソソ(=女性のあそこ)を見たい」かすれた声で言う。こんな感じの下ネタ爆発映画。
亡くなった師匠の通夜のあと、弟子たちは思い出話に花を咲かせる。ついつい調子に乗ってしまい、本当に死人のらくだ踊りをさせてしまうのだ!弟子たちの表情が心底楽しそうで、ついには師匠も目を開け、皆と足を合わせラインダンスを踊り出す(もち、生き返った訳じゃないよ、映像表現としてね)。
その後も、一番弟子、おかみさんが相次いでなくなり、寝ずの番せねばならなくなるのだが、話がちょっとでも感動に傾き掛けると、それを掻き消すようにお色気たっぷりの下ネタ、小唄。安易にお涙ちょうだいにせず、喜劇に徹していて、そこに感動した。久しぶりに腹の底から笑わせてくれる映画だった。
さまざまな顔が登場するキャスティングに於いても、マキノ監督の俳優人生から得たものは大きいだろう。不謹慎ネタ好きの身としては、おかみさんの遠縁役の蛭子さんになって、いつまでも彼らの話を聞いていたかった。
上映後、マキノ監督を見つけサインして頂いた。「津川雅彦」と書いてあった(笑)。『お葬式』を撮った天国の伊丹十三監督も、この映画の馬鹿馬鹿しさに涙しながら喜んでいると思う。
上方落語、笑満亭の師匠の臨終の場面から始まる。弟子が「やっておきたかったことはありますか」とそばで訊く。師匠は「ソソ(=女性のあそこ)を見たい」かすれた声で言う。こんな感じの下ネタ爆発映画。
亡くなった師匠の通夜のあと、弟子たちは思い出話に花を咲かせる。ついつい調子に乗ってしまい、本当に死人のらくだ踊りをさせてしまうのだ!弟子たちの表情が心底楽しそうで、ついには師匠も目を開け、皆と足を合わせラインダンスを踊り出す(もち、生き返った訳じゃないよ、映像表現としてね)。
その後も、一番弟子、おかみさんが相次いでなくなり、寝ずの番せねばならなくなるのだが、話がちょっとでも感動に傾き掛けると、それを掻き消すようにお色気たっぷりの下ネタ、小唄。安易にお涙ちょうだいにせず、喜劇に徹していて、そこに感動した。久しぶりに腹の底から笑わせてくれる映画だった。
さまざまな顔が登場するキャスティングに於いても、マキノ監督の俳優人生から得たものは大きいだろう。不謹慎ネタ好きの身としては、おかみさんの遠縁役の蛭子さんになって、いつまでも彼らの話を聞いていたかった。
上映後、マキノ監督を見つけサインして頂いた。「津川雅彦」と書いてあった(笑)。『お葬式』を撮った天国の伊丹十三監督も、この映画の馬鹿馬鹿しさに涙しながら喜んでいると思う。
うらやましい限りです
やっぱりマキノ・・・の方が欲しかったですかね。
私も同感
サインのことまで考えていなかったんでしょうね。
これだって、充分有難いです。