静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

自浄能力を失い混乱する政党政治を打開し 選挙制度を変えるのは? 立憲民主党? 公明党? 維新の会? ・・もう消去法で自民に投票する余裕が許される段階ではない

2024-05-20 19:31:21 | 書評
★ 2023.05.20.【時評】≪ 韓 国 人 被 爆 者 慰 霊 碑 へ の 日 韓 共 同 参 拝 ≫ ≪ 公 明 党 に は ど こ ま で 選 挙 制 度 の 弊 害 を 改 め る 気 概 が あ る?≫
・ これは丁度1年前の本日20日に挙げた記事2篇だが、岸田内閣の乱れを見るにつけ、二つ目の内容の重要度が今こそ高まっていると感じる。再録すると;
 * 5月19日の記者会見で、衆院選で小選挙区の候補者が比例代表と重複立候補できる現行制度について「有権者から見ると、小選挙区で敗れた人が復活して当選してくるというのはちょっと
   不思議な感じがする」と述べた。
  ・ 此の発言が単に自民党との立候補者配分と言う党利党略からではなく、日本の代議制民主政治の根幹改革に繋がる意識を踏まえているなら価値はある。
  ・ 2000年からの10年間、政権交代や連立、烏合集散の歴史があった。だが、ご承知のとおり小選挙区制は当初の目論見とは外れ、自民党の変質・退化をもたらした。
  ・ 国会の機能が低下した責任は無論、野党勢力の混迷にあるが、それを良いことに強権統治に走った小泉・安倍・菅路線を許した要因は選挙区制度にある。
    選挙区の再編は即座に「広域自治制度・道州制」に繋がるので自民党は逃げたい。・・・・公明党はどうなのだ? 維新はなぜ黙っている?

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 青字にしたところが私の疑問なのだが、まる1年時間が経過したけれども、何も良くなっていない。何も変わっていない。
 自民党がこれまでのように核心は逃げたまま時間切れで逃げ切るのか? それに対する国民の怒りはどこまでホンモノで、選挙を通じて国会の議席配分を変えられるのか?
 
 早い話が、自民党が単独過半数ではない参議院選挙の来る前に、衆議院選挙で公明党は本気で自民を揺さぶれるのか、これまでのように結局、公明党は保身に回るのか。
  代表が交代してから支離滅裂になっている「維新の会」がどこまで有権者の信頼を得られるか? 大阪だけの地域政党に逆戻りするのか?
 キャスティングボードを握るに値するのは「維新」か「公明」か? 自民にすりよることが本当に国民の為になるのか???  いやいや立憲民主党が出直せるのか?

 今の選挙制度が民意、特に若い世代の民意を代表できていないのは年を追って明らかになった。それでも一度当選すると立場と特権を失いたくないので、選挙制度の変革はしたくない。
 選挙制度を大きく変えた2000年当時、ソ連崩壊後の大混乱で世界情勢は激変したが、国内は政党間の流動性は高いものの経済情勢は寧ろ今より混迷は少なかった。唯、停滞するだけだった。
 然し、それでも何とかしようという気概があった。それが今はどうだ? 保守政権の内部腐敗と自壊現象がありながら、原因の抜本的な変革を野党も言い出さず、表面の追及だけだ! 

 来年は戦後80年。栄えた40年(1945-1985)。混乱の15年(1986-2000)+低迷の25年(2001-2025)。こう振り返ると、有権者は実に半分の40年を無為に費やしてしまったのだ。
 それはひとえに「大きな変化を避けたい」「混乱は嫌だ」の一心で大事なタイミングをのがしてしまう日本人(=有権者自身)の弱点が招いた自業自得・自己責任である。
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