静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

憲法改正を急ぐべきは中央集権の是正だ    実態は軍隊の自衛隊追認は いまさら意味がない

2024-07-18 14:39:03 | トーク・ネットTalk Net
 読者アクセス記録を久しぶりに見ると、以下の記事が上位にあった。掲載日は2020.7.12【時評】.
  ”コロナ狂騒曲 第1番”:(カデンッァ)・・ウイルスが脅かすデモ(ㇲ)クラシー(民衆第一主義)・・ ≪ アメリカ編 ≫   要点を拾うと、

* 分断の危機として取り上げられる米国の国家統治と個人との関係性がとても対立的になるのは、憲法で連邦と州の権限分担定義が明確に規定されているためだ。
 『個人と行政府の間の権限移譲意識』が国民一人ひとりに強く根付いているので、国家単位で執行するのが合理的・効率的とみなした権限(国防・金融・外交)以外は州や下級自治体に決定権がある。
   それゆえ、選挙が国民と近い生活距離にあるので、投票率が常に低迷することは起きないし、若い立候補者が途絶えることもない
  中央政府が自治体を顎(あご)で支配する日本のような中央集権体制とは真逆の権限分散なのだ。 内閣制ではなく大統領制を採用する諸国の中でもアメリカは断トツに分権が際立っている。
  
* 何事も明確に文書で定義するゆえ、曖昧な解釈は許されず、対立や議論が絶えず、それが時には「分断抗争」を生む。生むが、争いは必要なコストだと割り切っている。
    つまり<争うことが必要なら躊躇せず、相手が連邦政府であろうがトコトン議論を戦わせることこそがデモクラシーだ>という哲学である。

★ 翻って、日本はどうか?  4年前のコラムから再掲する・・・
   ← 個人と政府、その間の権限移譲意識。これが今の日本にはゼロだ。 だから選挙が意味をなさず、利権争奪の道具でしかなくなるのは当たり前。
     言わずもがなだが、分断は「悪」ではないし「まとまり/統一/協調/異端者排除」は道徳倫理の「美」でもなければ「善」でもない。 
     日本人は、ここをはき違えているのだ! 『ワン・チーム!!』と笑顔で叫ぶ姿はマスゲームに興じる北朝鮮人民と同じだ、ということに未だ気づかない???

此の4年間、日本の政治は何も変わっていない。民主主義の精髄を国民も議員も考えようとしていない。思えば、行政権限分散も国家運営の多様性追求であるが、いつまでたっても多様性を嫌う。
 やたら憲法改正を自民党は主導したがるが、本当に改正すべきは自衛隊の位置づけなどより遥かに重要な【中央集権の是正】だ。中央集権は日本の場合、民主を阻害し個人を自立させない
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