静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

女性2閣僚辞任に思うこと

2014-10-21 14:36:02 | 時評
  国内外に解決すべき難題が山積する臨時国会のさなかに起きた辞任騒動。勢いづいた野党の攻撃はまだ続きそうだが、最も本質的な実害は審議停滞による国益への損傷だ。価値観に触れるがゆえに国論を二分する基本国策(外交/安保自衛権/憲法/増税・財政再建/教育)では正面からの論戦を避け、数の暴力を臆面なく振るうかたわらで、内外とも妙なパフォーマンスで乗り切ろうとする安倍首相の浅はかさが馬脚を露した、というところだろう。2閣僚のみならず、支持団体の方々は、さぞや恥ずかしいだろう。

 公職選挙法違反の疑いさえかけられた松島氏の追及は確実に行うとして、小渕氏にからむ政治資金の管理に関するお粗末な事態が今もなお絶えない。だが、税金を使う交付金がらみでの杜撰さは、笑って過ごせない。  ここで不思議なことは、例えばNGO/NPOにさえ求められる公的会計監査が、どうして議員活動の公正さを担保すべき政治資金管理団体には課せられていないのか?という、今更ながらの疑問だ。 どう考えても、これは手抜かりである。職責の重さからすれば、当然、選挙運動中も含め刑事罰と連座制が適用されるべきであり、中立な監査を早急に制度化されたい。地方議会での不始末に範を垂れる意味からも、国会議員が先に監査制度を確立せよ。    ご意見、如何?
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