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自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

ラフマニノフ&バルトーク

2022-11-21 | コンサート・音楽・宝塚

11月20日(日) 兵庫県立芸術文化センター大ホールで
兵庫芸術文化センター管弦楽団第137回定期演奏会

曲目は―
伊福部昭◆舞踊曲「サロメ」より7つのヴェールの踊り
ラフマニノフ◆ピアノ協奏曲 第3番
バルトーク◆管弦楽のための協奏曲

ピアノソロ奏者アンコールで―
ドビュッシー◆ベルガマスク組曲より「月の光」

オーケストラ、アンコールで―
外山雄三◆管弦楽のためのラプソディより「八木節」

指揮:カーチュン・ウォンさん
ピアノ:三浦謙司さん
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団


昨日(11/20)は北寄りの風に落ち葉が舞う日でした。
冬を感じたその日に、あったかい^^演奏会に行ってきました。

芸術文化センターの最寄り駅、阪急西宮北口駅南側広場のユリノキがさらにきれいに黄葉していました。

演奏会1曲目から指揮者カーチュン・ウォンさんの明るい指揮に引き込まれました。
伊福部昭さんの曲の元気さと相まって楽しく聴けました。
なんと曲の最後、オーケストラ全員が立ち上がって手を挙げて終わるのです。

カーチュン・ウォンさんはシンガポール出身、日本はもちろん、活躍の場は世界です。

ラフマニノフの3番を弾いた三浦謙司さんは1993年神戸生まれ、ご自身の意志で13歳でイギリスの音楽学校に入学、その後ベルリン芸術大学に進みます。ここまでだったらよくある音楽エリートかもしれません。
ところが、1年で中退、あえてピアノから離れます。日本に帰り、パチンコ店や引っ越し業者、工場勤務等で働き、1年以上ピアノの鍵盤に触れることはなかったそうです。

三浦さん、スーツの上からもそのガッシリとした体格が伺えるのは、肉体労働の結果^^でしょうか。
彼は「その時間を通して人間として成長した。ピアノという囲いを壊して自分と向き合う時間を持てた」と言います。
そして改めてピアニストとして生きる決意を固め、ベルリンにもどり、ハンス・アイスラー音楽大学で学び直します。

2019年11月、ロン・ティボー・クレスパン国際コンクールで優勝および3つの特別賞を獲得、その他にも数々のコンクールで受賞を重ねています。
ロン・ティボー・クレスパン国際コンクールといえば、今年もピアノ部門で日本人が優勝、入賞していますね。

バルトークの管弦楽のための協奏曲、アンコールの八木節、冬の暗雲を吹き飛ばしそうな演奏でした。




コメント (4)
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