晴れの特異日の11月3日、文化の日です。
六甲アイランドの美術館に行ってきました。
神戸ファッション美術館で、ロバート・キャパ セレクト展~もうひとつの顔。会期は11月6日(日)まで。
隣り合った、神戸ゆかりの美術館で、三つの百景~川西英。会期は12月25日(日)までです。
無人運転されている六甲ライナーの先頭車両に乗って、人工島・六甲アイランドに入りました。
美術館の周辺ではケヤキ、モミジバフウ、イチョウなどがすでに十分色づいていました。
両美術館とも、ほどよい入館者で、落ち着いて鑑賞できました。
ロバート・キャパは1954年、日本での撮影旅行を中断してインドシナ戦争の取材に赴き、撮影中地雷を踏んで亡くなります。
彼が亡くなって半世紀以上、戦争を写すカメラマンの仕事が21世紀になってもなお、無くならないのがもどかしいです。
創作版画家の川西英は独特の作風で、ファンが多い作家です。
彼は生涯に三度、百景と題する風景連作を残しました。
木版色摺で「神戸百景」、水彩・ポスターカラーで「新神戸百景」、色紙にポスターカラーで「兵庫百景」です。
誰もが馴染める、懐かしい風景やシンプルな線、彩色です。
美術館を出ると美しい夕日におもしろい雲です。
空にも天才アーティストが住んでいるみたいです。