4月29日、宝塚大劇場で月組公演スペクタクル・ミュージカル、1789―バスティーユの恋人たち―を観てきました。今公演2回目の観劇です。
この作品、2012年にパリで初演され大ヒットしたミュージカルで、フランス語圏で再演が相次いだものを宝塚版に潤色しています。
また、この舞台は第101期初舞台生のお披露目でもあります。
恒例の口上と、101期生だけでのラインダンスが見られます。
この日の口上は咲乃深音(さきのみおん)さん、天翔(あまかけ)さくらさん、美華(みか)もなみさんでした。
幕間にエレベーターで戻ってきたときに、同乗していた、60代前半ぐらいの男性が話しかけてきました。
「この舞台、ミスキャストだよね。男役トップと娘役トップがからまない設定はおかしいんじゃない?」
確かに、農民の子ロナン役の龍真咲さんとマリー・アントワネット役の愛希れいかさんはミュージカルの中では同じシーンに登場するのはほんの少ししかありません。
手をつなぐことも寄り添うこともないのです。宝塚の舞台ではめずらしいことかもしれませんね。
たいていの場合、トップ同士は愛し合って^^ますから。
この作品はそれぞれに恋人がいます。マリー・アントワネットには夫もね。
男性の登場人物でもっとも重要な役、女性の登場人物で最も重要な役をキャスティングしたらこうなるしかなかったのでしょう。
愛希マリーの衣装はすごかったですよ~。
大きなスカートがルーレット台になっていたり、紅白出場の小林幸子さんを彷彿とさせる^^ような場面もありました。
でも、終盤では服装もシックに、夫と子どもたちを想って歌い上げます。
オリジナルは複数主役の群像劇だそうで、宝塚版でもトップ以外の男役さんの出番が多い舞台だと感じました。
(舞台写真は神戸新聞NEXTから借用しました)