舟を編むを観てきました。
原作は三浦しをんさんの同名の小説。2012年の本屋大賞の受賞作で、私も読みました。
主人公の馬締(まじめ)光也を松田龍平さんが演じていますが、今となっては他の誰をも想像できないほど適役です。
15年の年月をかけて新しい国語辞典「大渡海」を世に送り出そうというまじめな^^人たちですが、堅物ではありません。
だからそこに恋も笑いも生まれます。
まじめさんは27歳から42歳になります。恋い焦がれた愛妻は宮崎あおいさん。
契約社員役の伊佐山ひろ子さん、頼もしくて、楽しい女性です。
オダギリジョーさん、池脇千鶴さんのカップルも愛すべき人たちでした。原作とはシチュエーションが違ってましたけどね。
お笑い界一の文学青年、ピースの又吉さんもちょこっと登場しています。
大渡海の完成を待たずに亡くなった、監修者役の加藤剛さんがまじめさんに託した「恋」の語釈はこうです。
「ある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、他のことが手につかなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成功すれば、天にものぼる気持ちになる」
監督の石井裕也さんは松田龍平さんと同い年なんですって。
(写真はLmaga.jpのサイトから借用しました)