アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

原美術館

2010-03-24 10:07:27 | アートな旅

      現代美術を中心とする私立美術館

JR品川駅から歩いて15分、東京ガス会長、日本航空会長、営団地下鉄総裁
など歴任した実業家・原 邦造の邸宅は昭和13年竣工されましたが
昭和54年(1979年)に美術館として開館しました。

財団法人アルカンシェール美術財団を母体として現代美術の最新の動きを紹介
意欲的な展覧会を行っています。

今回は「楊 福東」(ヤン フードン)の映像による展示でした。
ヤン フードンは上海生まれのアーテイストです。
現代の中国における矛盾や貧富の差などをテーマに映像で問いかけていました。

絵画ではなくユニークな映像を見ながらこれもアートであることをじっくりと考える
時間でした。以前に訪ねたことがありますが現代アートの進歩を感じました。


このようにピアノを弾いている映像の中で
他の映像を見て考える(流れる音楽はクラシック)
外壁に貼ってあるポスター


右の石柱は作品
入り口を入って右側に堂々と立っています
ここは和の空間


館内への入り口


光が差し込むらせん階段


庭園には色々な作品


イサム・ノグチ 
「PYLON」
アルミニュームに亜鉛メッキ


ダニエル ポムロール
「自分に満足しない私」

大理石・ブロンズ・ガラス


アドリアナ バレジョン
「空想の万能薬」
タイル


李 禹煥
「関係項」
鉄・石

「お客様を招きいれるための明るくモダンな建物」
が美術館に生まれ変わり居室をそのまま展示室に
しています。
屋外彫刻作品の並ぶ中庭のカフェで過ごして
時間の経つのをしばし忘れていました。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (reirei)
2010-03-24 21:53:47
今ねサッチーさんにメールを送りました。夫がね送ったのに戻ってくるというので私が転送しました。

又私の知らない美術館へ行きましたね。
本当に色々な美術館を知ってらして凄いですね。美術館は中の撮影が出来ないからどんな
様子か説明するのは大変ね。
階段は館内でないからOKかしら?
壁?塀?に映像や音楽が流れるのですか?
とても不思議ですね。
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Unknown (とうさん)
2010-03-24 22:21:28
中の展示品はやはり撮影禁止でしたか。でも外の様子を沢山写真に収められて雰囲気が想像できます。近くに旧吉川英治の邸宅があるそうですね。有名な実業家は美術への造詣も深く美術品の収集を好みますね。
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reireiさんへ (サッチー)
2010-03-25 09:43:56
reirei有難う。
原美術館は近くに「三菱開東閣」というクラブがあるので若い時に行ったことがあって、その後2回くらい行きましたが、最近では久しぶりです。

館内は絶対撮影禁止、螺旋階段は館内ですが誰も居ないのでこっそりです。
とても素敵だったので。怒られるかな。
映像は各部屋ごとにテーマに沿って流されています。
この美術館の雰囲気がすきですし、近辺の雰囲気も好きです。

PS、ご主人からのメールもreireiからのメールも届いていましたよ。有難う。これから主人がメール送るそうです。
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とうさんへ (サッチー)
2010-03-25 09:52:01
おはようございます。
確かに私立美術館は殆ど実業家によるものですね。後世に残してくれたことは良かったです。

然し殆ど東洋のものが多い中、現代美術を主軸としているのは珍しいですね。
31年前に開館するまでは原家の邸宅であったそうですから71年前に立てられた素敵な洋館です。
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原美術館 (かっちゃん)
2010-03-26 10:00:19
原美術館は私もぜひ行ってみたい美術館のひとつです。今、現代美術がおもしろいですね。石柱にまわりの景色が映りこんで、上の石がまるで宙に浮いてるよう。こういう作品大好きです。大理石、ブロンズなど異素材を組み合わせたものも好きです。
水戸の芸術館でも今映像を使った美術展をやっていますが、地雷撤去を扱った作品などはとても考えさせられました。見るのに時間かかりますがおもしろいですね。
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かっちゃんへ (サッチー)
2010-03-26 17:26:10
原美術館へ是非いらして下さいね。
美術館と庭園、彫刻、あまり大きくはないので
疲れないし雰囲気が素敵なので、しばしゆったりとアートの世界に浸ることが出来ます。

水戸の芸術館でも映像を使った美術展しているのですね。
映像を見ながら個々が感じたり考えたりさせられて深いものを感じますね。

原美術館の界隈が大分変わっていてマンションばかりになっています。でも、御殿山の雰囲気は素敵でした。
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