『トウキョウソナタ』
健康器具メーカーの総務部に勤務する竜平(香川照之)は経営合理化のあおりでリストラされるが、その事実を妻(小泉今日子)に告げることができない。長男・貴(小柳友)は突然米軍に入隊したいといいだして家を出てしまい、次男・健二(井之脇海)は家族の反対を押しきって内緒でピアノの勉強を始める。バラバラになっていく家庭で、妻もまた自身の存在意義に疑問を感じ始めていた。
んー。なんだかなー。
もう完全に海外市場向けの映画だよね。これ。日本の観客のことはわりとどーでもいーんだなーって感じがありあり。
ディテールにリアリティがないことは大して問題じゃないかもしれないけど、全編どこを切ってもまるっきりリアリティのない設定の連続だとやっぱしキツイです。カメラワークや照明や美術装飾など技術的には文句のつけようがない映像だけに、「現実なんてこんなもんでしょ」的な上から目線をどうしても感じてしまうのだ。素直に入ってけないよ。これじゃ。
おもしろい作品だとは思うけど、残念ながらぐりはちょっと好きじゃないね。すいません。
ただ出演者は全員ものすごいハマり役で、みなさん非常に魅力的で、この人物描写の素晴らしさだけで最後まで観終えることができたといっても過言ではない。
香川照之は意味もない固定観念にしばられた中年というものすごくイケてない主人公そのものになりきってたし、まったく現実味はないのに存在感たっぷりな主婦役なんてキョンキョン以外誰にもできない。小柳友は根拠のない自信でつっぱる傲慢な若者そのものでありつつ非常にフォトジェニックだし、井之脇海は『誰も知らない』のころの柳楽優弥を彷佛とさせるような妙なセックスアピールがある。
二転三転するストーリーは凝ってるし、観る人によってはすごく楽しめる作品なんだろうということはわかるだけに、そうは感じなかった自分が悔しい。
けどさー、いくら映画ったってさー、これはちょっとあまりにもあまりですよー・・・。
健康器具メーカーの総務部に勤務する竜平(香川照之)は経営合理化のあおりでリストラされるが、その事実を妻(小泉今日子)に告げることができない。長男・貴(小柳友)は突然米軍に入隊したいといいだして家を出てしまい、次男・健二(井之脇海)は家族の反対を押しきって内緒でピアノの勉強を始める。バラバラになっていく家庭で、妻もまた自身の存在意義に疑問を感じ始めていた。
んー。なんだかなー。
もう完全に海外市場向けの映画だよね。これ。日本の観客のことはわりとどーでもいーんだなーって感じがありあり。
ディテールにリアリティがないことは大して問題じゃないかもしれないけど、全編どこを切ってもまるっきりリアリティのない設定の連続だとやっぱしキツイです。カメラワークや照明や美術装飾など技術的には文句のつけようがない映像だけに、「現実なんてこんなもんでしょ」的な上から目線をどうしても感じてしまうのだ。素直に入ってけないよ。これじゃ。
おもしろい作品だとは思うけど、残念ながらぐりはちょっと好きじゃないね。すいません。
ただ出演者は全員ものすごいハマり役で、みなさん非常に魅力的で、この人物描写の素晴らしさだけで最後まで観終えることができたといっても過言ではない。
香川照之は意味もない固定観念にしばられた中年というものすごくイケてない主人公そのものになりきってたし、まったく現実味はないのに存在感たっぷりな主婦役なんてキョンキョン以外誰にもできない。小柳友は根拠のない自信でつっぱる傲慢な若者そのものでありつつ非常にフォトジェニックだし、井之脇海は『誰も知らない』のころの柳楽優弥を彷佛とさせるような妙なセックスアピールがある。
二転三転するストーリーは凝ってるし、観る人によってはすごく楽しめる作品なんだろうということはわかるだけに、そうは感じなかった自分が悔しい。
けどさー、いくら映画ったってさー、これはちょっとあまりにもあまりですよー・・・。