観ましたよー。観れた。ホントに観に来たね。自分。スゴイです。
面白かったです。うん。期待以上かっつーと正直どーか?な気もするけど、さりとてそれ以下でもない。まんま期待通りです。
でもねー。疲れたよ!やっぱ休憩なしで2時間半公演はきついです。しかも中国語。外国語の舞台観るのなんか十ン年ぶりッスよ。勿論字幕(英語と中国語)ついてるけど、あたしの英語なんか中学生レベルですし。中国語・・・は漢字が読める(汗)けど。
それなのに!それなのに主人公喋り過ぎ〜〜(泣)。台詞めちゃめちゃ多いし内容は難解だしなおかつハンパなく超早口。全然ついていけないよ!てゆーかそんだけ覚えたってのがエライ(笑)。いやマジで。そして全くとちらない。噛んだりつっかえたりもほとんどなし。さすがでございます。そんなとこに感心するなよ。<自分
この日のぐりの席は前から3列目の左端。目の前に字幕の電光掲示板があるんだけど、そこを見てちゃ舞台は見えない。だから反対側の字幕をまず英語で読んで分からない場合は中国語を読んで、読みつつ舞台も見る。目線を動かすのが忙し過ぎる。そら疲れますてー。目を使い過ぎて頭が痛くなったので、翌日の楽日は最前列のど正面だったこともあり(字幕は舞台の左右の端なので、正面の前の方の席からはかなり見えにくい)字幕は見ずに芝居に集中して観てました。したら途中で眠くなったさ(笑)。
ただ主人公以外の台詞や歌詞は比較的単純だし、有名な文学作品の引用部分なんかは原典を知ってれば字幕を読まないでも大体はなんとなく分かったです。それだけに主人公の台詞の分からなさがせつない。
舞台そのものはですねー。
心臓移植を受けた作家・高轅(劉燁リウ・イエ)は医師から摂生を指示されているにも関わらず酒やタバコや女遊びに耽る享楽生活者。ある時小優(袁泉ユエン・チュエン)と云う不思議な女性と恋に堕ちるが、実は彼女は高轅に移植された心臓のドナーの婚約者だった。自分が愛しているのが高轅本人なのかそれとも移植された亡き恋人の心臓なのか苦悩する小優。高轅も医師からその事実を告げられ、彼女を愛しているのは自分自身なのか、移植された心臓に宿るドナーの記憶なのかと葛藤する。
物語はオーソドックスに文学的でありロマンチックでもあり、歌あり踊りもあり、衣装とか空間演出も含めた舞台装置なんか特に頑張ってんなと云う感じで、ひじょーに濃かったです。前衛ってほどでもないけど、シンプルなりに凝ってる。あれこれ影響を受けてるなーと元ネタも少し気になったり。
逆にもひとつぐりの趣味じゃなかったのはミュージカルパート。歌詞とか振付がどーも古くさいと云うか・・・いっそのこともっとぶっとんだ曲とか振付の方が良かったんじゃ?と思わないでもなかった。
あとヒロイン小優の出番が少なすぎ。人物描写が一面的で物足りなかったです。そのあたりも含め演出家の個性みたいなものをしっかりガバッと出してもらいたいなと感じました。せっかく袁泉可愛いしお芝居だって上手いのに勿体無かった。
劉燁の芝居に関してはぐり的には全く問題なかったですね。相変わらず上手かった。全然演技に見えなかったです。
主人公高轅は高慢で享楽的でかつ知的な小説家(字幕では「花花公子」「play boy」)と云う、これまで善良素朴な純情青年専門みたいな役ばっかやってた彼からはそれこそ想像もつかないようなキャラクターだけど、きっちりなりきってやってました。特に楽日は席が席だけに細かいトコまでよく見えたんだけど、上演中は本当に集中力に微塵の隙も感じさせない熱演。観てるこっちの集中力がもたないくらいなのに。この人の演技に対する情熱の深さをナマで見せてもらえた、と云う感じでした。
踊りも大丈夫でしたよ。一生懸命力一杯踊ってんなー(汗)ってとこが潔くて。手足が長くて大柄だから舞台栄えもするし。
しかし!しかし歌は・・・向いてないと思うよ・・・。カラオケは上手いって評判は聞いたことあるから音痴ではないハズなのに・・・うーん。なんでこれでいいの?孟京輝(演出家)さんよ?他に見せ方はいくらもあったろーにさ。
とまぁ細かいトコはいろいろありますが、シンガポールくんだりまで観に行ったぶんだけはしっかりと楽しめた舞台でした。
3月に香港から始まって上海、北京、1ヶ月余りおいてシンガポール公演と3ヶ月間続いた舞台『琥珀』もここで終わり。皆様お疲れ様でした。
おまけ:
楽日は最前列だけにいろいろ細かいとこがよく見えたです。
例えば中盤の例のキスシーンの時、キスの最中に紗の幕が下りて来て→場面転換となるんだけど、その幕越しに劉燁と袁泉がにこにこにこにこしながらちゅーしてるのが見えました。たぶん演技だと思うんだけど、そんな凝った芝居しても相当前の方の客にしか見えないでしょ・・・えらいね。あ、ちゅーはちゃんと(?)唇外してやってましたよ。当り前だけど。
それと最後のカーテンコールの後、やっぱり紗の幕が下りた後で劉燁が孟京輝氏にがばーっとハグしてました。孟さんも小柄な人ではないけど劉燁でっかいから襲われてるみたいだった(笑)。
面白かったです。うん。期待以上かっつーと正直どーか?な気もするけど、さりとてそれ以下でもない。まんま期待通りです。
でもねー。疲れたよ!やっぱ休憩なしで2時間半公演はきついです。しかも中国語。外国語の舞台観るのなんか十ン年ぶりッスよ。勿論字幕(英語と中国語)ついてるけど、あたしの英語なんか中学生レベルですし。中国語・・・は漢字が読める(汗)けど。
それなのに!それなのに主人公喋り過ぎ〜〜(泣)。台詞めちゃめちゃ多いし内容は難解だしなおかつハンパなく超早口。全然ついていけないよ!てゆーかそんだけ覚えたってのがエライ(笑)。いやマジで。そして全くとちらない。噛んだりつっかえたりもほとんどなし。さすがでございます。そんなとこに感心するなよ。<自分
この日のぐりの席は前から3列目の左端。目の前に字幕の電光掲示板があるんだけど、そこを見てちゃ舞台は見えない。だから反対側の字幕をまず英語で読んで分からない場合は中国語を読んで、読みつつ舞台も見る。目線を動かすのが忙し過ぎる。そら疲れますてー。目を使い過ぎて頭が痛くなったので、翌日の楽日は最前列のど正面だったこともあり(字幕は舞台の左右の端なので、正面の前の方の席からはかなり見えにくい)字幕は見ずに芝居に集中して観てました。したら途中で眠くなったさ(笑)。
ただ主人公以外の台詞や歌詞は比較的単純だし、有名な文学作品の引用部分なんかは原典を知ってれば字幕を読まないでも大体はなんとなく分かったです。それだけに主人公の台詞の分からなさがせつない。
舞台そのものはですねー。
心臓移植を受けた作家・高轅(劉燁リウ・イエ)は医師から摂生を指示されているにも関わらず酒やタバコや女遊びに耽る享楽生活者。ある時小優(袁泉ユエン・チュエン)と云う不思議な女性と恋に堕ちるが、実は彼女は高轅に移植された心臓のドナーの婚約者だった。自分が愛しているのが高轅本人なのかそれとも移植された亡き恋人の心臓なのか苦悩する小優。高轅も医師からその事実を告げられ、彼女を愛しているのは自分自身なのか、移植された心臓に宿るドナーの記憶なのかと葛藤する。
物語はオーソドックスに文学的でありロマンチックでもあり、歌あり踊りもあり、衣装とか空間演出も含めた舞台装置なんか特に頑張ってんなと云う感じで、ひじょーに濃かったです。前衛ってほどでもないけど、シンプルなりに凝ってる。あれこれ影響を受けてるなーと元ネタも少し気になったり。
逆にもひとつぐりの趣味じゃなかったのはミュージカルパート。歌詞とか振付がどーも古くさいと云うか・・・いっそのこともっとぶっとんだ曲とか振付の方が良かったんじゃ?と思わないでもなかった。
あとヒロイン小優の出番が少なすぎ。人物描写が一面的で物足りなかったです。そのあたりも含め演出家の個性みたいなものをしっかりガバッと出してもらいたいなと感じました。せっかく袁泉可愛いしお芝居だって上手いのに勿体無かった。
劉燁の芝居に関してはぐり的には全く問題なかったですね。相変わらず上手かった。全然演技に見えなかったです。
主人公高轅は高慢で享楽的でかつ知的な小説家(字幕では「花花公子」「play boy」)と云う、これまで善良素朴な純情青年専門みたいな役ばっかやってた彼からはそれこそ想像もつかないようなキャラクターだけど、きっちりなりきってやってました。特に楽日は席が席だけに細かいトコまでよく見えたんだけど、上演中は本当に集中力に微塵の隙も感じさせない熱演。観てるこっちの集中力がもたないくらいなのに。この人の演技に対する情熱の深さをナマで見せてもらえた、と云う感じでした。
踊りも大丈夫でしたよ。一生懸命力一杯踊ってんなー(汗)ってとこが潔くて。手足が長くて大柄だから舞台栄えもするし。
しかし!しかし歌は・・・向いてないと思うよ・・・。カラオケは上手いって評判は聞いたことあるから音痴ではないハズなのに・・・うーん。なんでこれでいいの?孟京輝(演出家)さんよ?他に見せ方はいくらもあったろーにさ。
とまぁ細かいトコはいろいろありますが、シンガポールくんだりまで観に行ったぶんだけはしっかりと楽しめた舞台でした。
3月に香港から始まって上海、北京、1ヶ月余りおいてシンガポール公演と3ヶ月間続いた舞台『琥珀』もここで終わり。皆様お疲れ様でした。
おまけ:
楽日は最前列だけにいろいろ細かいとこがよく見えたです。
例えば中盤の例のキスシーンの時、キスの最中に紗の幕が下りて来て→場面転換となるんだけど、その幕越しに劉燁と袁泉がにこにこにこにこしながらちゅーしてるのが見えました。たぶん演技だと思うんだけど、そんな凝った芝居しても相当前の方の客にしか見えないでしょ・・・えらいね。あ、ちゅーはちゃんと(?)唇外してやってましたよ。当り前だけど。
それと最後のカーテンコールの後、やっぱり紗の幕が下りた後で劉燁が孟京輝氏にがばーっとハグしてました。孟さんも小柄な人ではないけど劉燁でっかいから襲われてるみたいだった(笑)。