落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

七夕と書いてなぜ“たなばた”と読むのか

2007年07月07日 | movie
『傷だらけの男たち』
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うーーーーーーーーーーーん・・・・イマイチ!
ってことはわかって観にいったんだけどもー。金城武やら梁朝偉(トニー・レオン)やら舒淇(スー・チー)やら徐静蕾(シュー・ジンレイ)やら、ただ人気があるだけじゃなく実力もあって国際的にも評価の高い演技派を揃えてるだけに、もんのすごく惜しい感じ。
ストーリーもテーマもモチーフも悪くないし、やりようによってはもっともっとおもしろい映画になったはずなのになあ〜〜〜・・・。

とりあえずシナリオが全然ダメですわ。
香港映画十八番の因縁モノなので登場人物が多くて相関関係が複雑なところが特色なのに、この映画ではそれをまったく活かさずむしろ完全に殺してしまっている。なんだか意識して金城くんやトニーや舒淇や徐静蕾以外の人間を画面から排除しよう、排除しようとしすぎて、逆に不自然になってしまっているよーにみえる。金城くんやトニーが映ってなくていいよーなシーンや、逆に映ってない方がいいシーンでもいちーち顔出しなんだもん。
もちろん物語には他にも重要人物が何人もいるので、彼らが画面に出てこないことには話が進まない。そーゆーところは台詞とモノローグで説明して一丁上がり。
安い。チープだ。かー。

つまりは金がかかってて人気俳優が出てるだけのB級サスペンス。香港映画観てていちばんハラたつパターンですよ。もったいない。何を考えてこんな風にしてしまったんだろう。監督たちのヤル気を真剣に疑っちゃいます。
ただ、ストーリーやテーマやモチーフは非常に魅力的なので、またレオたん主演とゆーハリウッドバージョンには期待しようと思います。『ディパーテッド』『インファナル・アフェア』より好きなくらいなんで(爆)。ひねててすんません。