奉納演奏を終え、
再び槇尾山に向けて一時間以上ものきつい山登りの末、
空海が若き日に得度した施福寺に向かう。
そして出会う真円の木漏れ日。
その時、一瞬時空がよぎる。
振り返れば、
お天道様は居られました。
でも・そこからこんなに凝縮された円が照らし出されているのも不思議でした。
本堂ではラッキーにも秘仏の御開帳。
普段ではなかなか観る事のできない、
大きな弥勒菩薩・十一面観音菩薩に出会う。
お手水の龍。
空海の剃髪した髪が納められていると言う「弘法大師御髪堂」。
何年か前、前回来た時にも、ここから「チーン」と鉦の音が鳴る。
弘法大師が剃髪した「愛染堂」。
何故、空海は僧侶になる時をこの場所に選んだのか。
そして、導師・O氏は何を祈る。
いつ訪れても、空海が若き日得度した場所でもあり、
私にとっても、ここは何かが始まる場所。