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(開設2015年1月1日)

ファインモールド1/35 陸自61式戦車製作記 その7

2020年05月06日 20時51分30秒 | ファインモールド1/35陸自61式戦車製作記
今年のGWも今日で終わりですが、異例の様相を呈したGWと言って良いように思います。ステイホームが叫ばれて、折角のGWが台無しになってしまった人も多いと思いますが、来年はこの借りを返せる状態であることを祈りたいものです。

私の方も、思わぬ自宅待機となり、まだ暫く仕事へは行けませんが、恐らく来週には何らかの連絡があると思います。工期が遅れている分、再開後がどうなるか不安もありますが、残された嘱託期間エンドまで頑張ろうと思っています。

休みが続いた割りには61式戦車の製作はあまり進んでいませんが、前回の続きから今日までの進捗状況をアップして置こうと思います。

▲ホイール取り付け前に、車体下部のサイド部分を塗装し、ウェザリング途中で前回終わってしまいましたが、ウオッシングの後、パステル粉(今風に言うとピグメント)を擦り付け、Mr.スーパークリアー(溶剤系スプレー)つや消しを吹きました。

▲全てのホイールの取り付けが完了しました。塗装をする前から、アームへの差し込みがキツイ感じでしたが、塗装によってさらにその度合いが強くなったようで、ホイール側の穴を少しヤスリ掛けして接着しました。力任せに差し込むとアームを折ってしまいかねません。(上が改修型で、下が通常型です。)

▲通常型から履帯の取り付け開始です。履帯は直線部分を一体とした連結組み立て式で、1枚ずつ履帯パーツを接着して行くキットに比べると少しは楽ですが、それでもうまく繋がるのか、不安になる作業です。多少の調整は必要だったものの、さほど苦労せず無限軌道となりました。(ちょっと長いように思えなくもない?) 接着剤が乾くまでホイールや補助輪に履帯が密着するようにテープで固定して置きましたが、それも面倒になってしまい、結局、最終的には瞬間接着剤で固定しました。(^^;) 1日1本って感じで、4ヶ所取り付けに4日かかってしまいました。😱

▲上の写真から3日後の状態です。履帯の取り付け完了です。ゲート処理跡やパーティングラインを処理して塗料が剥がれてしまった部分は筆塗りでタッチアップしています。

▲ホイール部分のウェザリング(ウォッシング)に、数年振りにこちらを使用しました。AFVモデラーにはお馴染みですが、油彩のバーントアンバーです。10数年間眠ったままで、果たして使えるのか不安でしたが、溶剤もまだ残っていたので、モノは試し的に使って見た所、問題なく使用出来ました。溶剤はペトロ―ルを使用しましたが、ターペンタインの方は今回は未使用です。ペトロ―ルは鉱物油でターペンタインは松脂を精製して作った植物油です。(おわかりですよね。)

ホイール部分のウォッシング後の写真を撮り忘れてしまったのですが、続いて履帯のウォッシングを行ないました。▼
▲タミヤエナメルXF-52フラットアースを希釈した物をただ塗りたくっただけですが、乾燥後、良い感じに土埃の質感になってくれました。エナメル溶剤によるプラの劣化も問題なさそうです。最終的にもう少しウェザリング(金属感の追加など)を加えようと思っていますが、前回も書いたように、大戦時代の戦車ではありませんので、派手な汚しは控える事にしています。

これで足回りの製作は一応完了となり、本体上部の製作に入りますが、まずはフェンダーの内側を塗装します。▼

▲こちらは通常型ですが、改修型も含めて、タミヤのオキサイドレッドサフ(缶スプレー)を吹きました。

▲サフの乾燥後、本体色を吹きましたが、改修型の方は迷彩塗装なので、内側はどうなっているんだろうと言う疑問が生じたのですが、一応それらしく迷彩塗装する事にしました。それが下の写真です。 実際、どうなってるんでしょうね? それより、迷彩塗装の場合、どちらが基本色なのかも良く分かりません。大戦時代のドイツ戦車のように、基本色がダークイエローで、その上に迷彩塗装が施されたと言うように、この61式戦車も先に濃緑色(或いは茶色)を全体に塗装してから茶色(或いは濃緑色)で迷彩塗装するのでしょうか? それとも、濃緑色部分と茶色部分をそれぞれ独立(別々)して塗装しているのでしょうか? 製作中にふと疑問が生じてしまいました。(私の知識の無さを露呈してしまいましたね😓)

▲そんな疑問を持ちながら迷彩塗装する事にして、ひっつきむしででマスキングしました。点付けしている部分は塗装しない部分が分かるようにするための目印です。

▲ライトが被ってしまい見辛いですが、迷彩塗装が完了しました。パターンは適当です。

▲フェンダー内面の塗装が完了したので、接着面に油彩が付着しないようにして、こちらもバーントアンバーでウォッシングしました。油彩を使わなくなった理由がここなんですよね。接着面に油彩がのると、普段使っているプラモ用セメントの接着力が極端に悪くなり、下手するとくっ付かないと言う状態になってしまうのを経験したからで、それ以来使わなくなってしまいました。まぁ、それに代わるウェザリング塗料が発売されたと言うのもありますが…。 今回も接着には注意しようと思っています。

フェンダーはシャーシ部分に接着するように説明書には書かれていますが、本体側に接着した方が、塗装の事を考えると都合が良いのでちょっと考えてみようと思っているのですが、接着前に本体パネル内面に白を吹く事にしました。▼

▲説明書には塗装指示はないのですが、一応白で塗装する事にして、下地としてMr.ベースホワイト1000スプレーを吹いて置きました。サフ乾燥後、艶消しホワイトを吹く事にしています。マスキングする必要は無かったかもしれませんが、一応念の為と言う事で…😊 (砲塔内部も白塗装になりますが、こちらは砲塔の組立て時に塗装する事にしています。)

現在の状況は以上となります。いつ仕事再開になるのかまだ分かりませんが、仕事再開までにはもう少し製作も進むと思います。それでは、今日はこれで…。

本体製作中のその8に続く。




10 コメント

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Unknown (日の丸航空隊)
2020-05-06 21:48:55
こんばんは。(^o^)

61式再開ですね。
履帯は楽に付けられそうで良いですね。
上部転輪が有るので、それほど「弛み」は無いので、キットのままで良い感じですね。

フェンダーの裏側は、迷彩してません。
戦車などの戦闘車は基本色は「濃緑色」1色で仕上がりなので、茶orODが後塗りになります。
トラックやジープなどはOD色が基本色です。

インテリア塗装は、ガイアの「インテリアカラー」がそのままで使えます。

上面塗装も頑張って下さい。(^^)/
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Unknown (0-sen(零銭))
2020-05-06 22:05:01
日の丸航空隊殿、今晩は! 早速のコメント有難うございます。
GWは今日で終わりですが、休み期間中の進捗状況はこんな感じで、やっと本体の方に移った所です。
フェンダー内面はやはり迷彩はしていないんですね。(^^; 普通に考えて多分そうだろうなと思っていましたが、ちょっと余計な時間を無駄にしてしまったですね。塗装し直す事なしで、このまま製作を進めます。完成したら殆ど見えないし、気にしません。
迷彩塗装の基本色についての解説、参考になりました。やはり陸自車両に関してお詳しいですね。
インテリアの白については、砲塔内部だけ塗装指示が表記されていますが、ドライバーズハッチを開放するかもしれないので、一応白で塗る事にして、取り敢えずベースホワイトを吹いて置きました。塗装はまだしていません。
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Unknown (Ganpon)
2020-05-07 01:54:53
0-senさん、こんばんは。
自衛隊の戦車の塗装ですが、タミヤ主催のトークショーで陸自の元島三佐が説明されていました。
ベースは錆止めの赤(レッドブラウン?)、基本塗装がオリーブドラブとの事でした。
https://www.youtube.com/watch?v=XHp-s00QU9A&feature=emb_logo
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Unknown (日の丸航空隊)
2020-05-07 10:19:15
こんにちは。(^^)/

0-senさん、場所をお借りします。

Gannponさん、初めまして。
動画拝見しました。

塗装については、私の申し上げたとおりになっていますね。

三菱製の場合、基本色は「濃緑色」、コマツ製は「OD色」が基本です。
さび止めはどちらも一緒ですね。

実車を見ても、「濃緑色」が基本になっています。

模型ですので、どちらが先でも良いのですが。(^^;)

済みませんでした。m(_ _)m

0-senさんに戻りまして。
ハッチの裏側は、車体色「濃緑色」or「OD色」ですので、白くしないように気を付けて下さい。
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Unknown (0-sen(零銭))
2020-05-07 12:17:38
Ganpon殿、こんにちは。貴ブログに中々コメント出来ずにすみません。ブログは毎日拝見させて頂いております。
紹介して頂いたYouTubeの動画は楽しく、興味深く拝見致しました。こう言う動画があるとは知りませんでした。大変参考になりました。有難うございました。貴殿ならこのキットもRC可動化となるんでしょうか?
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Unknown (0-sen(零銭))
2020-05-07 12:29:58
日の丸航空隊殿、再度の書込み有難うございます。
Ganpon殿が紹介されている動画は貴殿のアドバイスの確たる証拠となりましたね。さすがです。(だから陸自戦車を作るのが怖い!←(笑))
一応私も改修型の塗装は、動画の内容通り(貴殿のアドバイス通り)の手順で塗装しています。本体の方もそうなりますが、フェンダー内面はこのまま塗装し直すことはしないで製作を進めます。ハッチ裏側は本体色だと言うのは、少ない知識の中でも覚えている一つでした。アドバイス有難うございます。(ハッチを開放するかどうかはフィギュア次第です。)
一応10日まで自宅待機ですが、来週仕事再開になるかはまだ連絡ありません。(こちらから会社には電話しません。)
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Unknown (クラキン)
2020-05-08 18:51:54
順調に進んでますね。
詳細なレポートありがとうございます。
戦車には詳しくないので、細かいことはあまり判らないのですが、製作工程がよく判って素人には凄く勉強になります。
まだまだ先は長いと思いますが、この後もよろしくお願いいたします。
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Unknown (0-sen(零銭))
2020-05-08 20:03:07
クラキン殿、今晩は。
GW(我慢ウィーク)は終わりましたが、仕事はまだ在宅のままなんでしょうか? こちらは10日まで待機しろとのお達しですが、来週から仕事再開の連絡はまだありません。なので、来週もまだ待機になりそうな雰囲気です。収入面は年俸なので、心配ないのですが、再開後のハードスケジュールがちょっと怖いかもしれません😓

61式ですが、私も陸自の車輌に関しては詳しくなくて、製作にあたりちょっと不安もありましたが、幸い日の丸殿がお詳しくていらっしゃるので、助かっています。(反面、ちょっと怖い!w)改修型のフェンダー内面の迷彩塗装はご愛敬と言う事で見逃してやって下さい。
今日から本体上部の本格的な組立て作業に入りましたが、結構パーツ数が多くて、おまけにエッチングも含まれるので、進捗度は早くありません。さらに2キット同時製作なので、よけい時間がかかります。黒猫2号殿との約束のフィギュアの製作もありますので、完成はいつになるか分かりませんが、長い目で見て頂ければ嬉しいです。猛暑が始まる頃までには何とか完成させたいですね。
コメント有難うございました。
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Unknown (ヒロシ)
2020-05-10 15:18:04
私もいつかは61式を作ってみたいと思っているので、今回の記事は大変参考になります。
やはり日の丸さんのようなエキスパートがいらっしゃると安心ですね(笑)
次は本体上部の組み立てですね。
頑張ってください!
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Unknown (0-sen(零銭))
2020-05-10 19:04:13
ヒロシ殿、コメント有難うございます。
61式戦車はタミヤのモーターライズを若い頃に組立てて、なぜかまだ残っています。(多分、電池を入れても動かないと思います。)その後、MMシリーズで再登場したキットも持っているのですが、それを差し置いてFMのキットを作る事にしました。これにはちょっとした理由があるのですが、それに関しては追々紹介して行こうと思っています。(タミヤのキットはいずれ作る時があると思います。)
下部の組立が一応完了したので、上部に移り、通常型の方を今は優先して製作しています。OVMの取り付けや手摺りの取り付けなどが終わった状態ですが、上部の組立て完了までもう少しかかりそうです。エッチングパーツの取り付けがうまく行くのか、これがポイントになりそうです。
仕事の再開はもう少し様子を見てからという事になりました。幸い当県では感染者はここ1週間の間には発生していないので、もうそろそろかなと思っていますが、この待期期間を利用して製作を進めて行こうと思っています。
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