ワイのもじけたブログやで~

模型作りや旅行記、日々の出来事など気ままに紹介しています。
(開設2015年1月1日)

2021年を振り返る

2021年12月30日 14時20分00秒 | 日記
2021年・令和3年もあと数時間を残すのみとなりました。皆様にとってこの1年、どんな1年だったでしょうか? 色んな意味で思い出に残る1年になったのでしたら、それはそれで意味のある1年だったのではないかと思います。良しにつけ悪しきにつけ時間の流れは誰として止めることは出来ません。私もこの1年、良い事も悪い事もあった1年でしたが、ざっと2021年を振り返ってみたいと思います。

今年の幕開けは平穏にスタートし、高齢の両親も元気に新年を迎えることができました。この平穏がこのまま続けば良いと思っていましたが、夏を迎える頃から急に父の体力の衰えが顕著になり、最終的には特養に入所する事になりました。体力の急な衰えに母もショックだったようで、家でもあまり元気がありません。この先、新しい年を迎えることになっても、来年は父不在で新年を迎えることになります。正月位外泊させてやりたいとの思いもありましたが、現状を考えるとそれがかえって父への負担にもなるし、家族への負担にもなるので、仕方ありません。年末に面会に行けた事で許してくれると思います。

そんな父の体力減衰の予兆かどうかは分かりませんが、身の回りに負の連鎖のような状況が続いたのもこの時期で、PCクラッシュ、タイヤ破損、TVの地デジ受信不良等々、けっこうイヤな出来事が続き、最後とも思えたのが約13年間一緒に暮らして来た愛犬のミルティが天寿を全うした事です。今年の中盤から後半にかけては、私自身のバイオリズムの低下時期になっていたのでしょうか?

自分の方に目を向けると、今年は旅行らしい旅行には一度も行く事が出来ませんでした。コロナの影響もありましたが、一番の理由はやはり両親を置いて家を空けられないと言う事に尽きると思います。週末の土曜日だけ、道の駅を訪ねるドライブに行きましたが、全駅制覇後はそれすらままならなくなりました。 コロナの収束はまだ不透明で、新型コロナの感染も増えつつあるようで、第6波が懸念されていますが、早く普通のに生活に戻れる日が待ち遠しい限りです。

で、道の駅巡りですが、約1年半かかって近畿の道の駅全151ヶ所のスタンプをゲットし、先ごろ認定証を頂く事が出来ました。これが今年最大の思い出に残る出来事になりました。拙ブログでの紹介はまだ当分続きますので、来年もご覧頂ければ嬉しく思います。(来年、奈良県に新しい道の駅が誕生する予定なので、オープンしたら行こうと思っています。)

模型の方は、今年到着したキットは36個となり、去年の43個を下回る結果となりました。年金暮らしの身ですので、この数字はなるべく少ないに越したことありません。来年は更に少なくしたいと思っていますが、ちょっと気になるキットの発表などもあり、どうなるかは分かりません。来年の目標などは新しい年になってからにしますので、ここでは触れないでおきます。

完成キットはブログ開設後、最高数の10キットとなりました。目標だった月1完成とは行きませんでしたが、10キット完成は個人的には上出来のように思います。毎日が日曜日暮らしにしては少ないかもしれませんが、模型だけに時間を割いているわけではなく、毎日の暮らしの中で時間を見ながらの製作ですので、数はそれほど気にしていません。楽しんで製作出来るのが一番だと思っています。早けりゃいいってもんでもないでしょうしね。

年末多忙を極め、リンクさせて頂いているブロ友さんのブログにコメントが出来なくなってしまった事、お詫び申し上げます。

今年1年、拙ブログをご覧頂き有難うございました。いつもコメントをお寄せ頂く皆様に感謝申し上げますとともに、来年も引き続き拙ブログをご贔屓下さいますようお願い申し上げ、2021年の締め括りのご挨拶とさせて頂きます。新しい年が皆様にとって素晴らしい1年になりますこと、祈念いたしております。多謝。




近畿の道の駅 全部巡ってやるぜ!≪兵庫県編≫ 第7回 養父から朝来へ

2021年12月28日 23時49分00秒 | 道の駅
昨年12月5日、まさかの鳥取県を通過するルートで向かった兵庫県の道の駅巡りですが、今回がその日訪ねた道の駅の残り2ヶ所の紹介となります。前回最後となった「道の駅 但馬楽座」からの続きをご覧下さい。

養父市にある道の駅3ヶ所の最後となるのは「道の駅 やぶ」です。国道312号線から県道2号線を経由し、更に県道104号線を円山川北側を川沿いに東に進み、約10分で到着です。

道の駅まで1km地点の標識です。右が円山川ですが、この写真、走行中の写真の中ではうまく撮れていて、お気に入りの写真となっています。周囲を若干トリミングしましたが、タイミングも良くて対向車(ホンダフィット?)が良い感じに写り込んでいるのも良いですね。夕暮れが近付きつつあります。


西日が当たり逆光になってしまっていますが、「道の駅 やぶ」に到着しました。養父市養父市場にある県道104号線の円山川右岸沿いにある道の駅で、1994年3月31日に登録されていますが、オープン日は不明です。案内標識に描かれているシンボルマークの少なさが目に付きますね。管理団体は養父市のようです。


こちらの道の駅は「COINOBA VILLAGE(コイノバビレッジ)」との別称があるようで、名称の「コイ」には、「鯉」、「恋」、「来い」の3つの意味が込められています。(養父市HPより)
北近畿自動車道が養父市まで延伸した2012年以降、経営が悪化。中核テナントのレストランと売店が2019年2月28日をもって営業終了となりましたが、その後、朝来市の企業「ロッカン」が複合型飲食店を道の駅内に開店させて現在の道の駅の姿となっています。(一部Wikipediaより引用、加筆) と言う事で、標識のシンボルマークの少なさも何となく納得って感じですね。
巨大な錦鯉のオブジェが目印で、売店横の池では錦鯉が優雅に泳いでいる姿を見ることが出来ます。道の駅その物は小規模ですが、売店やレストランもあるので、食事目的で訪れる地元のお客さんもいるようですし、鯉の観察を楽しまれているお客さんもいました。道の駅の駅名看板も設置されていますが、次の目的地はこの看板には書かれていません。

鯉の観賞もそこそこに、この日最後となる道の駅に向かいます。

だいぶ夕暮れが近付きつつある中、閉店時間まではまだ充分間に合う時刻だし、丁度帰りのルート上にある道の駅と言うのも好都合と言うのもあって、この日最後に訪ねたのは「道の駅 但馬のまほろば」です。天空の城と言われる「竹田城」にも程近い道の駅です。「但馬」を「たんば」と発音される人を時々見かけますが、「たんば」は「丹波」を指します。この辺、難しいですね。

北近畿豊岡自動車道のPAを兼ねた道の駅で、案内標識は自動車道の走行動画からのものです。通常の白看板は見つけられませんでした。


朝来市にある国道483号線および北近畿豊岡自動車道のパーキングエリア・山東パーキングエリアとなっている道の駅で、2005年8月10日登録、2006年7月22日にオープンしています。到着した時はもう陽が落ちて、辺りは夕闇に包まれようとしていました。管理団体は朝来市のようですが、レストランや売店の運営は、民間会社が運営しているようです。この辺、詳しい情報は不明です。「朝来市=あさごし」で、ある意味難読かもしれませんね。養父市も普通に発音すると「ようふし」ですが、「やぶし」となります。前回も書きましたが、兵庫県にはまだこの先、難読市が登場します。


この辺は日本三大ねぎの一つである”岩津ねぎ”の産地でもあり、特産のネギを使った土産物が沢山ならんでいました。私たちもネギのふりかけやネギ入り胡椒など、お土産をここで調達しました。但馬牛はここでも人気のようです。因みに日本三大ねぎですが、諸説あるようで、深谷ねぎや下仁田ねぎ、それに京都の九条ねぎなどもその一つとなっているようです。三大と言わず、五大ねぎにすりゃいいのにね🤭

昨年12月5日、「道の駅 山陰海岸ジオパーク浜坂の郷」からスタートしたこの日の道の駅巡りは「道の駅 但馬のまほろば」を以って終了となります。山陰海岸から豪雪地帯に入り、計11ヶ所を1日で回りました。山中の道の駅が比較的近場に集中して存在しているのも大きかったように思いますし、なにより心配していた雪が全くなかったと言うのもラッキーでした。雪が無くて困っているスキー場関係者にはお気の毒としか言えませんが、道の駅間移動には助かりました。今年は大雪になっているようで、降れば降ったで大変ですね。

今年の道の駅ブログは今回で終了です。兵庫県編はまだこの後も続きますが、次回は年明け後になりますので、引き続きご覧頂けますようお願い申し上げます。次回は瀬戸内沿岸に向かいます。お楽しみに!

兵庫県の道の駅、残り17ヶ所。

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ブロンコモデル1/72 ブロームウントフォス Bv P178急降下爆撃機 製作記 その2

2021年12月26日 19時08分00秒 | ブロンコモデル1/72 Bv P178製作記
お寒うございます。🥶 雪の影響など出ていませんか? クリスマスが終わり、今年ももう直ぐ終わりですが、迎春準備は進んでいますでしょうか? 

さて、P178の製作の続きですが、これが今年最後の製作記となります。

かなりのテールヘビーなので、説明書指示の10gでは絶対不足するだろうと思い、コクピット後方の隙間に釣り用鉛を詰め込み、溶きパテで固定しました。10g以上になっているかどうかは分かりませんが、これだけ詰め込めばいけるんちゃう?と思ったのですが…。


あきまへん! 尻餅をついたまま起き上がろうともしまへんがな😢 と言う事で、エンジンポッドの前部、胴体前部のスペースにもオモリを追加しました。手持ちの釣り用鉛がなくなってしまったので、仕事で使っていた鉛糸を丸めて補充し、パテで固定しました。これで果たして前脚姿勢を保持できるんでしょうか? 

おお!立ったやんけ👀 でも、安心できません。尻餅状態からは立ち上がれないので、辛うじて前脚姿勢を保っている状態です。脚も爪楊枝で代用していますので、キット本来のパーツの長さではありません。尾翼が歪んでいるんではなく、主翼がずれている状態なので、念のため。最終的にもう少しオモリを増やして、自立とまでは行かずとも、保管時に尻餅をつかない程度にはしたいと思っていますが、オモリを入れる場所がもう殆ど残っていません。

パーツ紹介で紹介できていなかった透明パーツです。キャノピーは閉じた状態のものと開いた状態のものがセットされていますが、閉じた状態で作ります。右にあるのは最悪の場合のつっかえ棒です(^^;) 

キャノピーをマスキングして、本体に接着しました。フィット感が良いので、このキットでは先付けしました。塗料の侵入がない事を祈るだけです。サンディングで消えてしまったスジボリも彫り直しています。サフは黒サフを吹く予定です。

年内にサフ吹きまでできればと思っていましたが、何とかそこまでは進めそうです。脚周りのパーツの切り出し、サンディングも終わっています。年内残り5日あるので、完成させられるだろうと思われるかもしれないですが、現状を考えるとそんなに時間はありません。(理由は言わずもがなですね。) 先日も両親のちょっとした連絡の行き違いで大きなトラブルに発展しかねない状態になる寸前まで行くと言ったようなことが起こり、気の休まる時間がありません。そこへ今日は孫を連れて急に娘が訪ねて来るし、毎日が慌ただしく過ぎて行っている状況が続いています。それに加え、妻の両親のこともあって、この先の不安は暫く絶えることはなさそうです。

今年の製作記はこれを以って終了です。続きは来年になりますが、塗装編からの再スタートとなります。それでは次回お楽しみに。

塗装開始のその3に続く。


近畿の道の駅 全部巡ってやるぜ!≪兵庫県編≫ 第6回 国道9号線の豪雪地帯を往く

2021年12月23日 15時00分00秒 | 道の駅
今年もいよいよカウントダウン状態になって来ましたが、寒波襲来で寒くなると言う事ですので、体調を万全に整えて年越ししたいですね。

さて、近畿の道の駅制覇≪兵庫県編≫ の第6回 目です。少々更新が遅くなりましたが、今回も前回の続きで、まだ山の中を移動しての道の駅巡りが続きます。海側に出るのはもう暫くお預けですね。

前回の「道の駅 村岡ファームガーデン」の写真でお分かりだと思いますが、この後向かったのは、こちらも近畿のスキー場ではかなり有名なハチ北高原近くにある道の駅です。

「道の駅 村岡ファームガーデン」から国道9号線を南に進み、約10分足らずで到着したのは「道の駅 ハチ北」です。ハチ北高原スキー場へはここから県道531号線を西に進み、約20分程度で到着するようですが、私は行った事ありません。周辺には多くのスキー場が点在します。今年は雪不足の心配はなさそうですね。⛄

「道の駅 村岡ファームガーデン」から国道9号線をほぼ真南に進んでいると見えて来る案内標識です。チェーンの着脱場を兼ねた道の駅となっているようです。


「道の駅 ハチ北」に到着です。この日の気温は11℃となっていました。一目見た瞬間、昔のドライブインと言うのが見て取れる道の駅です。


兵庫県美方郡香美町村岡区福岡にある国道9号線の道の駅で、1997年10月22日に登録されています。オープン日は不明ですが、道の駅になる以前は、上でも書きましたが、チェーン着脱場を備えたドライブインだったようです。地熱を利用した日本で初めての無散水融雪設備と、チェーン着脱スペースの確保により、冬期でも利便性と快適性が図られている道の駅だと言う事です。管理団体は香美町のようです。


規模としてはさほど大きくはない(チェーン着脱場があるので、駐車スペースはかなり広い)道の駅ですが、国道9号線ドライブ時の休憩スポットして、また冬場はスキー場へのアクセス拠点として人気の道の駅となっているようです。管理者は不明ですが、恐らく香美町だと思います。因みに「ハチ北」の「ハチ」とは鉢伏山のことです。この辺は近畿でも有数の豪雪地帯となっています。

この日は雪の心配もなく、安心してドライブを楽しみながら次の道の駅に向かう事にしました。陽は少し傾きつつあります。

「道の駅 ハチ北」から国道9号線をそのまま養父市方面に進み、次に向かったのは「道の駅 ようか但馬蔵」です。約20分程で到着しました。少し市街地に降りて来た感じです。

国道9号線走行中に写した案内標識です。バックが墓地だとは気付かずに写しましたが、トリミングして目立たなくしています。(って、見りゃわかるよね?←なんで、ため口)もう少しで到着です。


山中から市街地に降りて来ました。道の駅の案内標識と案内看板です。「道の駅 ようか但馬蔵」は「たじまのくら」と発音するようです。日本語ってホント難しい!


兵庫県養父市八鹿町高柳にある国道9号線の道の駅で、2006年8月10日登録、 2007年3月24日にオープンしています。2015年1月に重点道の駅候補に選定された道の駅でもあります。管理団体は養父市です。養父市は兵庫県の市の中では最も人口の少ない市で、2021年11月1日現在の推計では21,675人となっています。

画像は道の駅公式HPからのものですが、養父市PFI事業として開業した道の駅で、養父市の町並みと調和した『蔵』をイメージして構成。地元農林水産物の販売強化に情報発信機能を付加し、地域を活性化することを目的とした地域振興施設となっています。PFI事業についてはこちらをご覧下さい。ようか=八鹿で、八鹿豚で有名な所でもあり、道の駅でも八鹿豚を使った食事を楽しめます。但馬牛と八鹿豚、どっちも頂けますよ! 足湯もありまっせ!

八鹿豚や但馬牛には目もくれず、早々にスタンプをゲットし、次の道の駅に向かう事にしました。

国道9号線を更に東に進み、養父市にある残り2ヶ所の内の一つである道の駅「但馬楽座」に向かいます。豪雪地帯はまだ続きますが、雪は全くありません。「道の駅 ようか但馬蔵」からは約10分で到着しましが…、えっ?😲

「道の駅 但馬楽座」に到着しました。案内標識にはあまり見かけないシンボルマークが表示されています。右側の2つですが、宿泊施設や温泉のある道の駅です。

到着して驚きましたが、道の駅の表示がなければ道の駅には見えません。温泉、ホテル、宴会施設を備えている道の駅です。推測の域を出ませんが、道の駅になる前は街中にある宿泊可能な温泉施設だったように思います。そこに道の駅に必要な産品直売所、インフォメーション設備などを付加して道の駅になったのではないでしょうか? と言う事で、こちらは温泉がメインとなっている道の駅のようです。上の写真がホテルで、温泉は地下にあるようです。温泉名は”やぶ温泉”となっていて、弱アルカリ性単純温泉だと言う事です。


こちらが道の駅としての施設となりますが、お客さんは殆どいなくて、閑散としていました。訪問客の多くは温泉目当てのようですね(推測)。兵庫県養父市上野にある国道9号線の道の駅です。1996年4月16日に登録されていますが、オープン日は不明です。前述の通り、温泉付き宿泊施設が前身のようです。管理団体は不明ですが、養父市が運営しているみたいです。温泉には全く興味のない我々は、滞在時間もそこそこにスタンプゲットで、次の道の駅を目指すことにしました。

養父市にはあと1ヶ所道の駅が存在するのですが、今回はここまでと言う事で、紹介は次回とさせて頂きます。ここまでご覧頂き有難うございました。次回、お楽しみに!

兵庫県の道の駅、残り19ヶ所。

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ブロンコモデル1/72 ブロームウントフォス Bv P178急降下爆撃機 製作記 その1

2021年12月18日 23時55分00秒 | ブロンコモデル1/72 Bv P178製作記
この冬一番の寒気団の襲来との事で、こちら和歌山でも白いものが舞う寒い1日となりました。

ブルムベアーの完成後、少し間が空きましたが、今年は年跨ぎ製作を気にせず次のキットの製作を始めました。年内完成は最初から考えていなくて、自分のペースで完成を目指そうと思っています。今年最後に着手するのは「作った事の無いメーカーのキットを作る」と言う年始の目標に則り「ブロンコモデル1/72ブロームウントフォス Bv P178急降下爆撃機」を作る事にしました。この年始に挙げた目標はこのキットで一応終了となります。来年は新たな目標を設定する予定ですが、どうなるかは未定です。

まずはキット紹介からですが、購入した時の過去ログはこちらです。。

ブロンコモデル(中国のメーカー)が世に送り出した飛行機キットの第1弾キットとなります。この後、P178のバリエーションキットが7キットも発売されるとは思ってもいませんでしたが、全キット確保しています。

P178はブロームウントフォス社のリヒャルト・フォークト博士が計画したジェット爆撃機です。フォークト博士と言えば左右非対称の形態の飛行機で知られますが、このP178では主翼左寄りに胴体、右よりにエンジンを搭載しています。エンジンはJumo004を予定、補助としてロケットエンジンを尾部に搭載しています。武装は機首に20mm機関砲を2門、胴体下に1000kgまでの爆弾を搭載可能となっていますが、実機は完成することなく計画だけで終わっています。

P178のキットは私の知る限りでは、後にも先にも全スケール通じてこのキットが唯一で、ガレージキットさえ存在しないと思います。それをブロンコモデルがインジェクショキットとして発売してくれたのはドイツの架空機ファンとしては嬉しいのですが、先にも書きましたが、このキットを皮切りに勝手にバリエーションをでっち上げ、7種類のバリ展キットを出すと言う暴挙?には疑問を覚えなくもありません。安くないキットですしね。

インストはB5サイズのアート紙で、塗装図はカラーとなっているのですが、組立て図が小さくて、老眼には少し辛い感じがします。写真は説明書のトップとボトムを合成したものです。

組み立て図はこれだけです。飛行機キット製作の定番であるコクピットからの製作ではなく、主翼からの組み立てになっています。


写真が光って見辛くて申し訳ありませんが、マーキングはこちらの4種類と説明書ボトムの掲載分と併せて各国仕様の5種類から選択できます。当然ながら全て架空マーキングですが、ドイツ機仕様で製作します。

デカールはご覧のような形態で入っています。かなりの大判ですが、使うのはこの中の一部です。後のシリーズでは、マーキング選択も少なくなって、それに伴いデカールも小判になっています。


パーツはこれだけです。下段のパーツは全て「C」パーツとなっていますが、その「C」の後に小文字のアルファベットが入っていて「Cr」とかになっています。これは後のバリ展を考慮して、金型を差し替えるのを見越しての事だと思います。ランナー形状からもそれが伺われますね。透明パーツのクリア度は問題ありません。購入時のキット紹介では、「塗装すると消えてしまいそうな繊細すぎるスジボリが施されています。」と記載していますが、袋から出して確かめて見るとスジボリも適度な深さがあって、サフ吹きで消えてしまうような事はなさそうです。

それでは製作開始です。

胴体部分を仮組みしてみました。写真はありませんが、翼部分も仮組みして、胴体と合体させましたが、合いは良好でパテの必要はなさそうです。ただ、パーツの肉厚が薄くて接着面積が少ないので、胴体左右の接着固定時は力を入れ過ぎて歪まないよう注意する必要がありそうです。胴体部分の全長は約16cmほどですが、最後尾にはロケットエンジンの排出口が出っ張るので、もう少し長くなります。

説明書を無視して、コクピットから組み立て開始です。


コクピットの塗装はRLMグレーにしようかちょっと迷いましたが、Mr.カラー116番ブラックグレーで塗装しました。シートベルトは紙創りのものが手に入ったので、塗装して使用しています。計器盤はデカールが用意されておらず適当に塗装して計器のガラス部分にクリアを落としました。操縦席のサイドパネルの塗り分けも適当です。タミヤの墨入れ塗料のブラックで墨入れしてから組み込みました。脚庫はRLMグレーを筆塗りして墨入れしています。

前脚スタイルなので機首にオモリを10g入れろと指示されていますが、スペース的にどう考えても10gのオモリを入れるのは、地球上で一番比重の重いとされているイリジウムやオスミウムを持ってしても不可能。そんなもの手に入らないしね😅 と言う事で、取りあえずは釣り用の噛み潰し鉛を先端部分に入る分だけ詰め込み、パテで固定しました。これで足りるはずもないので、この先製作を進める中で、追加しようと思っています。

機首部分の左右を接着してコクピット部分の出来上がりです。接着にクレオスの黒い流し込み接着剤を使ったので汚いですが、問題ありません。胴体左右はまだ接着していません。この機首部分と胴体の接着部分の間にオモリを詰め込めそうです。

現在はこんな状況ですが、模型小屋に暖房がなく、トイレの限界が1時間程度。その都度自宅に戻り用を足し、再び模型小屋へと言う状況となっています。また、気温が低くなると塗料の乾燥にかなり時間がかかり作業が捗りません。ドライヤーで強制乾燥させると言う手もあるようですが、やったことないので、変形させてしまわないかちょっと怖いですね。

今年も残り2週間を切りましたが、年内には組み立てを終わらせ、年明け後塗装と言う形にしたいと思っています。うまく行けばサフ吹きまで進められるかも?

士の字目指してその2に続く。