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(開設2015年1月1日)

キティホークモデル1/48 ヴォートXF5U-1 フライング フラップジャック試作戦闘機 製作記・1

2021年09月07日 21時45分35秒 | キティホークモデル1/48 XF5U-1製作記
ヘッツアー完成後、何を作ろうか迷っていた所に父の体調不良によるドタバタが発生し、模型作りまで手が回らない状態でしたが、やっと介護施設への入所となり、少し落ち着いて来ました。この先、父がどうなるかは分かりませんが、母の疲弊度を考えると介護施設への入所が最善策だと思っています。

さて、模型の方ですが、自分で決めたローテーションで、今回は日独機以外の1/48クラスの飛行機を作る順番となり、更に作った事のないメーカーのキットと言う条件で積みプラの中からあれこれ(と言うほど、日独機以外の1/48クラスの飛行機キットは持っていないのですが)引っ張り出しては引っ込めを繰り返しつつ最終選考に残ったのが、ICM1/32ポリカルポフI-16とキティホークモデル1/48 XF5U-1 フライング フラップジャック試作戦闘機となりました。で、なぜI-16が外れたのかと言うと、ブロ友のヒロシ殿が以前、素晴らしい作品を完成させており、とても太刀打ちできないと思い、なら異形の飛行機の方が良いだろうとの思いで、XF5U-1に決定しました。ヘンテコ飛行機が好きなんですよね😅

今回製作するのはこちらのキットです。奇しくも、キティホークモデル倒産のニュースが飛び込んで来ると言うタイミングでの製作となりました。同社のキットは1/32P-39などを積んでいますが、製作するのは今回が初めてです。

まずはキット紹介です。


メインとなるパーツはこれだけです。スジボリの彫りも深く、私好みです。パーツの切れは若干のダルさを感じなくもないですが、悪くはない印象です。ゲートがやや太いのと、一部アンダーゲートになってる部分があるのが気になる点ですかね?

デカール、透明パーツ、真鍮製のエッチングパーツです。右のデカールですが、半分カットされています。この理由は後述しますが、最初届いた時は不良品が届いたと思いました。「最初届いた時は」と書きましたが、実は一度返品交換しています。この理由についてもあとで紹介します。エッチングパーツはシートベルトのみとなっています。

この写真、何かわかりますか? 上で紹介したパーツ群下段のAパーツとBパーツのランナー枠が上下繋がった状態で袋に入っていました。上の写真はこの部分をカットしてばらした状態で写しました。(当たり前や!)今まで長年模型を作って来ましたが、こんなのは初めて見ました。😲

製作開始前に、実機について簡単に紹介しておきます。 以前、スペホ1/48V-173の製作記を拙ブログにアップしましたが、そのV-173を実用機化しようとして計画された飛行機で、2機が試作される事になりました。ただ、時代はジェット機が全盛となりつつある時期で、レシプロエンジン搭載の戦闘機を開発する必要性がなくなったことなどが理由で、初飛行さえすることなく破壊されてしまった飛行機です。箱絵のような状況は叶う事なく終わった、ある意味不運な運命を辿った飛行機と言えるかもしれません。キットに関しては、昔ハセガワから1/72が出ていて、私も完成させていますが、開発は”u”と言う模型ショップが製品化したキットです。1/48のインジェクションキットはこのキットが唯一の存在だと思います。キットの紹介文にはエンジンもパーツ化されていると書かれていますが、そのようなパーツはありません。箱絵には”フラップジャック”と書かれていますが、”フライングパンケーキ”と言う方が馴染みがありますね。

それでは製作開始です。飛行機キットのセオリー通りコクピットから製作開始です。 で、いきなりのトラップ?

ピンぼけですみません。コクピットのサイドパネルに接着するパーツに赤丸で示したピンがあるのですが、このピンを差し込む穴が上にあるパーツにはなく、このままでは接着出来ません。これはピンではなく、単なるバリ(押し出しピン?)と判明して、カットして接着しました。取り付け位置決め用のピンと勘違いした私がアホなだけ(笑)

さらにトラップが続きます。床面パーツの裏側にはシート取り付け用の凹みがありますが、表面にはありません。開口して取り付けます。


こちらは表面です。ご覧のように、シートを取り付けるための穴がありません。シートにはちゃんと位置決め用の突起があります。

説明書です。デカールの表示部分を見ると、カットされた部分(赤で囲んだ部分)が載っています。実はこのキャラが日本では版権の関係で使えないと言う理由で、日本向けのキットのデカールではこの部分をカットしてしまったらしいです。返品交換した理由はこのデカールを不良品だと思った事が理由ではなく、説明書の塗装図にこのキャラを使ったマーキングが掲載されているのですが、その塗装図部分は糊付けされており開くことが出来なくなっています。ただ、糊付けが弱くてひょっとしたら開けるんじゃねぇと下心が疼き、無理やり開こうとしたら見事失敗して破けてしまったので、交換出来ないかダメ元で問い合わせたら、交換OKだよとの返事だったので、交換してもらったと言う訳です。なんでこう言うキャラのデカールを使用することにしたのかは分かりません。

コクピットの各パーツを塗装しました。計器盤はデカールを貼り付け、艶消しクリアを吹いた後、ガラス面にクリアを落としています。コクピットの塗装に使用したのは、説明書に指定されているMr.カラー340番フィールドグリーンFS34097で、初めて使用する塗料です。店頭で買って来ました。因みに脚庫は27番が指定されていますが、これは違うだろと思い、351番ジンク・クロメイト タイプⅠ FS34151を使用することにしています。(以前セット販売されていたWWⅡアメリカ陸・海軍機/イギリス空軍機インテリア塗装色の中の1色。現在は単品販売されています。)340番と分けている理由は不明? タミヤのウェザリング塗料のグレーでウォッシングしています。 説明書の指定位置に操縦桿を取り付けていますが、これは間違いだと言うのが後程判明することに。

コクピットが出来上がりました。(写真がピンボケばかりですみません。)これでお分かりだと思いますが、操縦桿の取り付けを説明書指定の所に取り付けると計器パネルが取り付け出来ません。説明書で操縦桿を取り付けるよう指示されている部分は、計器パネルをはめ込む場所で、操縦桿はその後ろの穴に取り付けるのが正解です。分からないのは、爪楊枝を差し込んでいる穴で、最初は本体に接着する際の固定用の穴かなと思いましたが、本体にはそれ用のピンはありません。組み込んでしまえば覗き込まない限り見えないので、このまま進めます。今から穴を塞ぐのは結構面倒な作業になりますしね。サイドの操作部分の右側はデカールを貼りましたが、左側は突起物が多くてデカールを貼りは困難なので、塗装しています。

次はなぜか脚周りの組み立てとなっています。

主車輪は左右張り合わせとなっていますが、ゲートがアンダーゲートで、接着面のサンディングがかなり面倒です。アンダーゲートにする必要ないやろ!とつい叫びたくなってしまいました。接着すると案の定隙間が…😢

今まで月1キット完成を保って来ましたが、恐らくこのキット、今月中の完成は難しいと思います。両親の事もさることながら、妻のご両親の方も芳しくないので、時間の調整が難しい状況です。自分でのペースで、作れる時間に少しずつ進めていこうと思っています。以前、苦労して完成させたスペホのV-173と並べてみたいですね。

次回に続く。